安室奈美恵さん専門
振付ダンスサークル
MASQ
急いだってしょうがないけど
ダンスナンバーをフルコンプリートするのが夢だから
止まってるヒマはない
遠くても地図にない場所も
いつの日かI’ll be there...
*
Don't wanna cryはMASQ LIVE STYLE 2018で唯一踊らなかった曲。
安室ちゃんの引退発表を知った1時間後に「MASQのラストステージをやる」と決めたのだけど、あのときはなぜか
「泣かなくていい場所がMASQにはある」
「みんなを笑顔にしたい」
そういう気持ちが湧いていた。
ラストステージは引退から約1ヶ月後のことだったからMASQとしてもお客様としてもどういう気持ちでその日を迎えるか分からなかったんだよね。
だから無理に踊らずに存分に安室ちゃんに浸ってもらおうという創りにして、私たちは楽屋でラスト曲である「Showtime」の準備をしていた。
レッスン日は
「あぁ、2年越しにドンワナをこのメンバーと新しいメンバーで踊れる日が来たんだなぁ」
という感覚だった。
深い意味があるときは複雑な感情になりがちだけど、Don't wanna cryは単純に楽しかった。
もし複雑だったら「くるキャッチパンティー」とか言えない。
今回真っ先に出てきた振り覚えキーワード、「くるキャッチパンティー」
もういきなりなんなのっていう振り覚えキーワードではあったんだけど、大マジメにパンティーを掴んだ。
メンズダンサーさんはほんとにパンティーのとこをギュッと掴んでるんだよね。
「パ、パンティー?!キャー!恥ずかしい!」
っていう感じでパンティーを掴んでしまうとモジモジした雰囲気が出てしまって、それこそほんとに恥ずかしい感じになっちゃう。
グッと腰を落として大股開きならカッコイイというか、格好がつくから大声で
「パンティー!」
ってシャウトしてもそこに恥じらいは皆無。
それに引き続きいろんなキーワードがあったね今回も。
★サンドイッチしましょ
もうなんとも表現できかねるんだけど背の高さを変えずにフロアから足も離さずに閉じたり開いたりして左右の差を出す的なアレで、何をどうしたらあぁなるのか分からないタイプのやつ。
★みんな分かってるけどね(私はわからない)
この合いの手がすごいハマってよかった
★じゃあなんで待ってるのかって(聞きたい感じたい)
この合いの手もカラオケに入ってもいいんじゃないか?ってぐらいハマってた
よかった
★ホコリはついてます?まだまだついてます
手で肩を払う振りだったもんでそう見えたのよね
★胸胸胸肩
間奏のやつ。
Girl Talkみたいなやつ。
6時間レッスンの中で何度も何度も「胸胸胸肩!」と言って覚えてしまったもんでスーパーの精肉コーナーで鶏むね肉と豚肩ロースを見る度に間奏を思い出してしょうがない。
鶏むね肉や豚肩ロースを見つめてる構図としては「今夜のおかず何にしようかしら?」ではあるものの、脳内ではドンワナの間奏を精一杯踊っているという斬新な不一致。
*
相変わらずキャッキャウフフな振り入れだったけど、これがMASQ
みんなでやるとほんとに楽しくって。
このキーワードでみんなが覚えてくれるからすごい真剣な顔で
「ホコリはどっちから取るんだっけ?」
とかいう質問が飛び出してくる。
【ホコリはどっちから取るんだっけ?】
こんな質問は年末の大掃除の時期でもそう聞かないよ。
どっちとかない。
ホコリなんだったとしたら黙って取ってくれ、といった感じではあるけど、ドンワナのホコリは左から取ると決まっている。
みんなとこういうトークをしながらやるから、振付ができてもできなくても楽しい。
*
「会いたい人がいる」
安室ちゃんはステージから私たちを指差してくれている。
あの人差し指1本の影響力たるや。
あの人差し指1本をそれっぽくやってみると、パフォーマンスを観てくれてるメンバーには「あなただよ」と伝えたくなるし、画面越しで観てくれてるメンバーにも「あなただよ」と伝えたくなった。
そして、そこには大きなありがとうの気持ちがもれなくついてきた。
人差し指すごい。
振りをやってみることで、
「あぁ、安室ちゃんはこんな気持ちでステージに立っていたのかもしれない」
とそう思えることだけで充分嬉しい。
視点が変われば脳内も変わるし、脳内が変われば思考が変わるし、思考が変われば感情が変わるし、感情が変われば行動が変わる。
今までにないことを知ることができる。
未知(道)を知にして知識を増やしたい。
考えや想いを巡らせたい。
そうしてるだけで楽しい。
La La La La La・・・
ありがとうございました!(くるキャッチパンティー)