こんにちは、夢分析研究家の長沼です。
今回は夢分析セッションの事例をご紹介します。
Uさん（40代女性）という、
ふたりの息子さんがいらっしゃる方です。
ものすごくドラマチックでストーリー性の高い夢を
たびたび見るということで、
いろいろな夢についてお話しいただきました。
今回ご紹介する夢も
物語のようになっています。
「人によってはこんな映画のシーンのような夢を見るのか。。。」
と感心したものです。
この夢でポイントになるのは、
夢のストーリーは、
夢の中で完結するのではなく
現実とリンクしている
ということです。
しかも第三者が関係することがあります。
今回はUさんの息子さんもリンクします。
この点から、
集合的無意識が本当にあること
が実感できますね。
ちなみに、この夢はUさんが離婚をすることになった頃に
見た夢だそうです。
それではいってみましょう！
生まれるはずだった息子さんの夢
スピリチュアルカウンセラーの江原啓之さんが
夢に出てきました。
当時、江原さんのファンで、
時々、他の夢の中にも江原さんが登場していたのです。
息子が通う病院（重度の小児を専門とする県立の病院）
の１階が舞台でした。
その病院で江原さんの講演が開催されるとのことで、
ファンだった私はワクワクとした気持ちで参加しました。
時刻は夜８時頃でしょうか。
外は真っ暗です。
病院の１階には中庭があり、全面がガラスで覆われています。
中庭から入ってくる月明かりだけで、
他に照明は灯っていませんでした。
月明かりに照らされた中庭には、
日本兵の幽霊が数人、
微動だにせずただ立ってじーっとこちらを見ていました。
講演が終わった後、
江原さんが私に近づいてきて、
「エレベーターをみてください」
と言われました。
実際には壁だけの廊下なのですが、
その壁には、
あるはずのないエレベーターが出現していました。
廊下に行くと、
廊下の奥の方のさらなる暗闇から、
死者たちが列をなしてこちらに向かって歩いてきました。
中庭の日本兵の幽霊といい、
非常に生々しくリアルで恐怖でした。
廊下の壁に出現したエレベーターの数字（階数）
がだんだんと下がり、
１階を示す数字になると扉が開きました。
そこには、年長から小学校低学年くらいの
年齢の見知らぬ坊主頭の男の子がいて、
男の子を守るようにして、
数人の光り輝く存在が乗っていました。
男の子は江原さんに伴われ、
私の前に連れてこられました。
男の子は私を見るとニッコリ微笑んで、
礼儀正しい言葉づかいでこう言いました。
「お母さん。
ぼくは、生まれるはずだったお母さんの３人目の息子です。
どうか、ぼくのことを忘れないでください」
その一言を残して、
男の子は再びエレベーターに乗って、
光り輝く存在たちと共に去って行きました。
話は夢で終わりではなかった
最初から「何が起こるんだろう？」
とドキドキする展開の夢です。
江原さんが登場するところからして、
スピリチュアルで霊的なものを感じさせます。
この夢には後日談があります。
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この夢をフェイスブックに投稿した数日後、
朝食を作っている時に長男がこう言いました。
「あのね、弟が生まれる夢を見たんだよ。すごくリアルだった」
その一言で、過去にみたこの夢のことを思い出しました。
私も長男も似たような夢を、
偶然みただけなんだと思います。
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Uさんは偶然とおっしゃっていますが、
息子さんも同じように弟が生まれる夢を見たというのは
偶然にしてはできすぎています。
ほぼ同じタイミングで関連する内容の夢を
別々で見るのはシンクロニシティ（共時性）
ということなのかもしれません。
その背景には、
ユングの提唱する集合的無意識が
あることがうかがえます。
夢は未来を暗示していた
Uさんの話はさらに続きます。
でも、離婚をする前に手相をみてもらった時、
「５５歳くらいにすべてを受入れてくれる
パートナーとの出会いがあります」
と言われたことを思い出しました。
もしかしたら、将来会うかも知れないパートナーには
息子さんがいるかも知れない
（その息子さんは、あの時の夢にできてた男の子かも知れない）
と思いました。
夢で見たことが、
実際に手相をみてもらったときのことと
つながりました。
そして、現実に離婚することが決まっていて、
3人目の子供を作ることはないけれど、
将来会うかもしれないパートナーに
息子さんがいるのかもしれないと
未来につながっています。
夢分析セッションを通じて、
この夢は、Uさんの
夢を丁寧に分析していくと、
とても大切なことを伝えてくれている。
それが夢分析をする理由なのです。
所要時間： 60分程度 （必要に応じて長くするのも可）
実施⽅法：ZOOMによるオンライン
価格： 10,000円
お申し込み：フォームよりお申し込みください
※注意：セッションを受けるにあたって事前課題があります。セッション時間を有効に使うために、あらかじめ分析したい夢について共有するためのものです。
最後に感想やご意見をいただくためのアンケートのご協力をお願いしています。