【事例】鉄道模型を持ったおじさんの意味は?夢は潜在意識からの重要なメッセージ | 夢分析心理学☆オフィシャルブログ

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〜夢を読み解けば、望む人生が手に入る〜
古今東西の心理学から夢分析を研究し、1,000以上の夢分析からわかった、
潜在意識からのメッセージを現実化する秘訣

恒例の夢分析の体験レポートです。


今回は40代男性が最近見た夢について語ってもらい、
夢分析をしていきます。


この夢分析では
潜在意識が顕在意識に向かって
夢を通してメッセージを送っていることが
わかります。


一見、メチャクチャな内容だし
変なおじさんが登場する夢ですが、


実は潜在意識が
 

 

ものすごく大事なこと

 

 

を伝えようとしている重要な夢でした。


 

夢の内容


では、実際に
夢を見ていきましょう。


★夢「鉄道模型を持ったおじさん」★


夢の中で、
ある喫茶店に入りました。


そこは高校の教室のように
小さい机が整然と並んでいて、
喫茶店とは思えないインテリアでした。

懐かしい気分になりましたね(笑)



店内に入ると、
入口から2列目・前から2番目の席に
ボサボサの白髪で太った
赤いチェック柄のシャツを着た
60代ぐらいのおじさんが座っていました。


彼はひとりで楽しそうに
鉄道模型で遊んでいました。
ニヤニヤしてイスラムのお茶を
飲んでいました。


私が彼の机の横を通りすぎようとしたところ、
おじさんも立ちあがり、
ほぼ同時に店から出ました。


帰り際、
店の前に鉄道模型が
置いてあったと思われる
線路がありました。


おじさんは
そこから拝借したわけですね。

 






場面が変わって、
東西線(東京の地下鉄)から
とある駅のホームに降りたところで
母から電話がかかってきました。


地下鉄の音がうるさすぎて
声がとても聞き取りにくかったです。


途中、電波が切れて
聞こえないこともありました。


私は気づかなかったのですが、
さっきの喫茶店に
母もいたということでした。


ひとつ机が空いていて
そこを通らないと
行き来できなかったことを
思い出しました。


そこに母が座っていたことを
電話で教えてくれました。



という夢です。

 

 

感情の映像化

 


私がこの夢の話を聞いて
まず面白いなと思ったのは、


「懐かしい気分になりましたね」



と、夢の中での気持ちを
言っていることです。



夢の役割のひとつに、

 

 

感情の映像化


があります。


普段は潜在意識の底に潜んでいる感情が、
睡眠中の無意識のときに
夢として形になるわけです。


この夢の場合、
高校の教室のような配列に
机が並んだ喫茶店の店内を見て
懐かしいと感じています。

 

 
 



昔の記憶がよみがえってきていることがわかります。

 

登場人物の意味



そして、見知らぬおじさんが座っている。





夢を見た男性に、


「このおじさんはあなたにとって
 どんな意味があると思いますか?」


と尋ねました。



すると、


「このおじさんは私の憧れなのかもしれません」


と、衝撃のコメントが返ってきましたびっくり


「確かに、このおじさんは太っているし、
 やぼったい赤いチェックのシャツを着ているし
 外見はイケてませんでした。

 うだつのあがらなさそうな感じでしたし(笑)

 でも、他人の目線を気にすることなく
 自分の趣味をたっぷり満喫して
 楽しそうにしていたところがうらやましかったんです」



ということでした。


喫茶店でお茶を飲みながら
ニヤニヤして鉄道模型をいじっていたら
ちょっと引きますよね。


でも、おじさんは
人目を気にせず、
好きなことを楽しんでいる。


「イスラムのお茶」
を飲んでいるところにも
趣味を楽しんでいる感じが出ています。


つまり、
スカして言ったら、
このおじさんは、


世界観をまとっている


ということになります。



この夢を見た男性も、
 
 
世間を気にせず
思いっきり趣味に没頭したい
 
 
と感じているから
うらやましいと思ったのです。



その後、お母さんから電話がかかってきます。
 
 
しかし、地下鉄の音がうるさくて
よく聞き取れない。


一生懸命聞くと
どうやらお母さんも
さっきの喫茶店にいたことが
わかってきた。


店内で1席空いていたところに
座っていたことがわかったところで
夢が終わります。

潜在意識が伝えようとしていること

夢を見た男性に、


「この夢で一番印象的だったのは何ですか?」


と聞いたところ、

鉄道模型を持ったおじさん
 
ということでした。


最初、夢を見た男性は、
高校の教室のような喫茶店に入った時に、
懐かしいという印象を受けた。


次に、鉄道模型で遊んでいるおじさんを見て
自分の世界観の中に住んでいることに
うらやましいと感じた。
 
なりたい自分を実現している人
だと思ったのです。


つまり、

 
過去=高校の教室のような喫茶店

未来=自分の世界観の中で楽しそうに生きるおじさん



という構図があります。


ここからわかるのは、
この夢を見た男性の潜在意識は


過去の体験から未来を創出


しようとしていることです。

 
 



後半にお母さんが出てきますが、
「過去」の象徴のようです。


お母さんの声が聞こえにくい点から、
過去の声が聞こえなく
なってきています。


ここからも
 

未来志向になっている
 
 
ことがわかります。


夢の中で過去を整理して
未来につなごうと
しているのです。


このように、夢は分析すると、
 

潜在意識からの重要なメッセージ
 
 
を含んでいることが多々あります。


この男性の潜在意識は、
過去を清算して前に進もうとしている。


「さあ、準備はできた!前に進むぞ!」


という力強いメッセージを
夢が伝えてくれたんですね。