オフィス・ラヴ -11ページ目

オフィス・ラヴ

それは突然、やってきた。いくつになっても、恋は恋。
楽しくて、切なくて、ちょっぴり滑稽。

数日前から彼のこと、二人きりの時は「ダーリンドキドキ」と呼ぶようになった。
仕事中は「課長」。
仕事が終われば「ダーリン」。
彼のことを、会社のみんなはとても信頼していて、独身のオバサンたちは、少しでも困ったことが起こると、「課長~」と鼻にかかった声で擦り寄って行ったりする。
でも、「仕事が終われば、課長は私のダーリンよ」と、ひとりほくそ笑をだりする私は、なんてオバサン地味てるんだろうにひひ
もう、kissだけじゃ物足りない。彼のすべてが欲しい。彼も私と同じ気持ちだと思う。
そして、私たちは秘密のプランを立て始めている。
誰にもじゃまされない、二人きりの時間。
それは多分、明後日実行されるであろうが、今のところ私のブログにも秘密にしておこう。
昨日も帰りはふたり。
彼は会社幹部の飲み会の帰り、私は残業&クレーム処理でストレス爆発の女の子とふたりで立ち飲み屋で一杯飲んだ後。
同じ会社の人は歩くはずのない遠い駅までの道を、手をつなぎながら歩いた。
人通りのないところでは、当然のようにkissドキドキ
1週間前は、初めてのkissに戸惑っていたのに。

そして、今夜はひとり、唇のあたりが淋しくて、右手の薬指で淋しい唇に触れてみる。
愛しい気持ちが全身を駆けめぐる。
彼を心から愛している。
日ごとに深くなっていく。
昨夜は駅近くの木の下で、30分以上のキス。
そして、私の恥ずかしい所への愛撫。
もう、時間が止まったみたいだった。
今日は彼が会社を休んだので、会えなかった。
仕事を早く切り上げ、昔からの親友と会った。
親友は言った。
「彼ができて、生き返ったね。」

本来の私は、恋に生きる女だったのかもしれない。
なのに、どう間違ったのか、12年前に会社を興し無我夢中で働いたにも関わらず、不況の嵐の中で借金を作り、個人再生…3年にわたる弁済を終え、今に至った。
弁済のため必死でたどり着いたのが、今のE社。
そして、そこで彼と出会った。

人生は、本当に何が起こるかわからない。
どんな小説やサスペンスドラマよりも面白い物語である。