Y50フーガがやってきた | JNP BLOG-BOUNCE

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R&B好きな音楽ユニット
『KALEIDOSCOPE LABORATORY』トラックメイク担当&バンド『z/zc』作曲担当、
JNPのブログです☺
音楽と乗り物多め。

長らく足として活躍してくれた
M35ステージアの買い手が見つかり、

次の車を探していたところ、
オークションにて。


前期のY50フーガです。

2007年6月登録、走行5.8万kmのワンオーナー(法人登録)、無事故車。
外装色はスーパーブラック、
内装色はシルキーエクリュ本革+ピアノ調フィニッシャー。


屋内保管、禁煙、
新車時から毎年日産ディーラーで点検を受けてきた整備記録簿、
各種取説付き。


純正オプションのクリアテールとウインカーミラーが装着されている以外はフルノーマル。

タイヤは17インチ仕様で、
艶々のダンロップのルマンLM704が装着されています。


内装はパナソニック・ストラーダのフルセグチューナーが後付けされています。

禁煙車のため、
前席の灰皿が小物入れになっています。

グレードは350XV。


【350XV】

販売期間 2004年-2007年

サイズ4,830×1,795×1,510(mm)
ホイールベース2,900mm

サスペンション 前ダブルウィッシュボーン/後マルチリンク
ブレーキ前後Vディスク

タイヤホイール225-55R17/7J(PCD114.3/5穴)

エンジン3.5L V6 VQ35DE型
206kW (280PS) /6,200rpm
363Nm (37.0kgm) /4,800rpm
変速機5速AT
駆動方式FR

車両重量 1,650kg
10/15モード燃費9.3km/L
0-400m14.5sec(Best Motoring2005-350GT)
Cd値0.28


新車時の販売価格は420万円で、
本革パッケージ、サイドエアバッグ、クリアテール等のオプションを含むと500万円近くになっているようです。
コーナーポールは付いておりません。


そんなフル装備の黒フーガですが、
人気グレードの『GT』ではなく
不人気グレードの『XV』なので、
相場よりも安く落札できました。


状態が良い前期のGTは
それなりに高く、
特に後期の350GTタイプSになると
現行のy51前期250GTの中古が狙える価格帯になります。

また、
ちょっとヤンチャな仕様になっているものが多く、
タフな扱い方をされていがち。


比べてXVはタマ数が少ないものの、
ほとんど改造されていない車が多く、
良いコンディションが見つかりやすいです。

ちなみに、後期モデルにはXVグレードはありません。






☆前期GTとXVの違い☆


前期350GT


350XV


~外観~
前期GTとXVはグリルやバンパーがハッキリと違いまして、
バンパーは前期GTの方が10mm全長が長くなっています。

グリルは前期GTの方が、所謂当時の日産ぽい感じの横長バータイプ。
V36スカイラインに近い雰囲気です。
ちなみにインフィニティM35も
ほぼGT顔なので、
グリルをインフィニティグリルに交換すると、M35ぽくなります。

XVは日産というよりも、どちらかというとゼロクラウンのロイヤルシリーズに似た雰囲気。

前期GTとXVは、
実はヘッドランプとグリルのサイズが微妙に違うので、
XVにはGT用のエアロが合いません(GT用を装着するならば、ヘッドランプやグリルもGT用にしなくてはいけません)。

テールランプは、
前期350GT


250XV

光っていないと、微妙にウインカーのクリア部分の面積が違う以外はハッキリわかりませんが、
XVはオーソドックスな電球のテールランプで、
メンテナンスがしやすいものの、
地味に感じるかもしれません。


~足回り~
250/350は前期GT/XV共同じです。
サスペンションは全車、前ダブルウイッシュボーン/後マルチリンクで、
全車スタビリティーコントロール標準。
ブレーキも全車同サイズの4輪ベンチレーデットディスク。
電子制御サスペンションの設定はありません。
左右出しマフラーや純正17インチホイールも同じになります。


~内装~
内装の装備にも大きな差がなく、
運転席に座ってしまえば、
前期GTもXVも違いがありません。

シート地は、
GTは黒革/布のコンビネーション+木目調フィニッシャー仕様が、
XVはエクリュ布+木目調仕様が多いです。
本革仕様は、TV番組"新車情報"にて日産公報の方が『全体の3割』と回答されていることから、
前期の中古市場ではやや稀少傾向と思われます。




~450/350/250の違い~
250と350では装備に違いがあり、
350では標準装備でも250ではオプションになっているものがあります。

なかでもキセノンヘッドランプと
ナビゲーションシステムは250ではオプションになっているので、
中古車の場合チェックが必要。

レーダークルーズコントロール、
助手席オットマンシート、
サイドエアバッグは350/250ともオプションです。

BOSEサウンドシステムは全車オプション。
BOSEサウンドシステムには、DVDプレーヤーが装備されますが、
インパネのモニターには走行中映像が映りません。
 

450GTと350GTスポーツパッケージは、アクセルペダルとブレーキペダルがアルミに、
タイヤホイールがレイズ製の19または18インチになります。

450には北米仕様の大きめのリヤバンパーが採用されており、
全長が4900mmになります。
マフラーも4本出しです。

450はGTグレードのみです。


~XV VIP~
250/350XVにはVIPというグレードがあります。
外観の特徴は、CピラーのVIPエンブレムのみ。
内装は、リヤシートがパワーリクライニングシートになり、
エアコンやオーディオのスイッチがセンターアームレストに装着されています。
またオプションでリヤシート用のTV/DVDモニターも。


~GTスポーツパッケージ~
スポーツパッケージは、
19インチタイヤホイール、
固めのサスペンションチューニング、
そしてリヤアクティブステアという四輪操舵システムが装備され、
よりスポーティーな見た目になり、
走りっぷりもキビキビしたものに変わります。

ただし
リヤアクティブステアは複雑な構造のためメンテナンス費用がかかることが懸念されるため、
飛ばさないなら前期GTを選んでタイヤだけスポーツパッケージの19インチに交換
という手もあります。




~1週間走ってみた~

運転してみると、
アクセルがオルガンタイプで
しかも重めにしてあるので、
加速のコントロールがしやすいです。

ATをDレンジに入れ、
優しくアクセルを踏むと1速3000回転位までスッとエンジンが回るので、
そこで軽くアクセルを戻すとシフトアップしていき、
おおよそ4速1500回転で一般道の法定速度に達しているようです。

3.5Lはトルクがあり、
これ以上のアクセル踏みこみは、
日常では殆ど必要なさそう。

平均燃費は7.6km/L。
前のステージアよりも若干良い位です。


試しに空いた自動車専用道でアクセルを床踏みしてみました。
エンジンはフーガ用にチューニングされたトルク重視な味付け。
トラクションコントロールで必死に後輪を抑えながらも、
3000回転を超えたあたりからはグワッと引っ張られるような豪快な加速です。


ハンドリングは、
国産車のなかでは重めのパワステのようで
直進は安定していますが、
操舵反応は車格を考えると意外な程クイックです。


乗り心地は、
程よく硬くて
個人的にはとても好きです。

以前、たまに運転していた
メルセデスE320アヴァンギャルドに、
街中の走りっぷりや静粛性が
似ているようです。

ゼロクラウンから乗り換えると硬く感じるかもしれません。


内装装備は、
DVD方式のカーナビ以外は現代でも充分通用する豪華な快適装備ばかりです。
それでもカーナビはDVD方式にしては読み取りが速く、
大まかに地図と現在地を視るだけなら問題無く使えます。
オーディオは社外品がポン付けできないので、
壊れないよう丁寧に扱っていきたいです。

エアコンもしっかり効いて、
自動制御も賢く、
シートの座り心地や調整機能も快適で
す。

サイドブラインドモニターやバックモニターも装備されているので、
細い道や駐車で助かります。

室内は広々しており、
開放的。
大人4人で楽々移動できます。


後日、
AUX端子から配線を伸ばし、
AVセレクターを装着してみました。

コムテックス製のGPSレーダーとルームミラー内臓型のドライブレコーダーは、
ヒューズから電源を取りました。



という感じで、
これからはフーガが相棒になります。

日常の足に、遠征に、どんどん使っていかなくては♪