2010年に行ったパリの思い出日記です。
酷い喉の痛みと共に目が覚めた。
昨夜はだるすぎてシャワーも浴びずに寝た。
寝る前に飲んだ葛根湯なんて全く効いてなくて体調はますます悪くなっていた。
ベッドから体を起こすのがやっとだった。
ダメだ。このままベッドの上で一日を過ごすのかと自分に言い聞かせ、気合で起き上がってシャワーを浴びた。
このホテルのシャワールームは本当に狭かった。 10年たってもこんなに狭いシャワールームは未だ見たことないってくらい。
話のネタに写真を撮っておけば良かったなと思った。
狭いだけならまだいい。 排水が悪すぎて5cm以上水が溜まり足湯のようになってしまう。
これ以上溜まってしまうと外にあふれ出してしまうので、その都度シャワーをストップしなければいけなかった
体調不万全なのに、ホテルの外を出るとパリの街並みがきれいなせいか体のだるさなんて忘れて足が前へ前へと進んでしまう。
不思議だったな。
この日はまずオペラ・ガルニエへ行きました。 オペラ座の怪人の舞台になった劇場です。
チケットをを購入した後に入場口を探していると黒人の従業員が日本語で「チケットここで見せて」と手を挙げて教えてくれた。
欧米では日本語で話しかけられる事が時々あるのだけど東南アジアでは中国語で話しかけられる事もある。
何でだろうか
ここは劇場の中のグラン・フォワイエという、劇の前後に観客が休憩する場所だそうですよ。
日本には壁から天井までこのように華やかな劇場ってあるのでしょうか?
公演はなかったのですが、客席はこのような感じです。 窓からのぞいて撮影しました。
いつかここでオペラのコンサートを観てみたいです。
フジコヘミングさんのピアノコンサートを観た時に感動してポロポロ涙を流してしまうくらいなので
この劇場でオペラ観賞した日には号泣してしまうかもしれないです。(笑)
外に出て景色を眺める事ができる場所がありました。
特に美しいという景色ではないですけど。パリ街並みを少しだけ高いとこから見渡せます。
オペラ地区には日本人街があって、ネットカフェや日本料理のレストランもよく目にした。
そのネットカフェも利用させてもらったし、ラーメン屋で食事もした。
風邪を引いた時はいつも、卵の入ったネギたっぷりの温かいうどんが食べたくなる私ですが、うどん屋さんを見つける事が出来ず
「サッポロ ラーメン」と日本語で書いてある看板を見つけたので入ってみた。
席を案内してくれた女性は中国人でした。おそらくこのラーメン屋さん中国人が経営していると思います。
海外では多いですよね。中国の方が日本料理のお店を経営してるってのは。
カウンターの席に案内されたのだけど私の隣二席向こう側に、スーツをきた日本人のサラリーマンらしき人がいた。
もう食べ終わっていたようなのだけど、日本語でずっとブツブツ独り言を言っていた。
ピシッとスーツを着てパリで活躍するカッコいい日本人駐在員というのにはほど遠く
まるで仕事終わりの新橋にいる疲れ切ったタイプのオッサンサラリーマンという感じだった。
気持ち悪いし絶対話しかけられたくないから、必死に目を合わせないようにした。
パリに住んでいたり仕事の出張で来ている日本人って、洗練されていてお洒落だとか勝手なイメージを抱いていた事に私は気づきました。
このラーメン屋で会ったサラリーマンもそうだけど、スーパーで見かけた親子もだ。
ドラえもんは言い過ぎかもしれないけれど、今までに見た事もないような三頭身のとてもスタイル悪いアジア人の女性が周囲を全く気にせずに子供に向かって大声で怒鳴り散らしていたのです。
私は、あ~あ。中国や韓国の方達って大声出すし周りを気にしないし一緒にされたくないなあ。。なんて思ったのですが
な、なんと、よく聞いてみると日本語だったのです
明らかに旅行者ではなく旦那の仕事でパリに住んでいる感じの親子でした。
パリ最終日に立ち寄った有名な古着屋さんで見かけた日本人女性もだ。
なんだか挙動不審で、日本語でブツブツ独り言を言いながら選んだ服を大量に持ち歩いていた。
日本で見ると、不潔ではないのだけれどもホームレスなのかなあという思ってしまう風貌だった。
店員さんから目を付けられていたようでショッピングバックを渡され、これに入れてくれと言われていた。
この女性も旅行客ではないと思う。
海外で日本人を見かけて、ここまでゲッと思った事はいない。
どこの国でも日本人は大体、小ぎれいにしていて迷惑行為などはほとんど見た事がなく大人しい感じなのですが…
注文した味噌ラーメンがテーブルに運ばれた。
ラーメンの上には千切りされた白ネギが豆板醬か何かで和えられているものがたっぷりとトッピングされていた。
喉の痛みに加え胃の激痛にも苦しんでいる私には嬉しくない。
ラーメンはとてもまずかった
美食の国フランスと言われる場所で、中国人が作る激マズの味噌ラーメンを食べるなんて。私は間抜けだ。
このお店調べてみると10年経った今でも、まだ営業しているようです。
ホームぺージの写真の赤いカウンターの感じとか懐かしいなと少し思ったけど、不味いラーメンの味まで思い出した。
メンマもまずかったな~
グーグルの口コミでは評価は4.0と高めなのでもっとビックリだ。
レビューを読んでみると日本語でのレビューは低評価のモノばかりなので安心しました。
きっとラーメンの味を知らない人達が高評価をしているのだろう。
私としてはカップラーメンの方が美味しいのではというくらい無理でした!
激マズラーメンを食べた後はマレ地区へと向かった。
ここはユダヤ人街だそうですが、可愛い古着屋さんが集まっているらしいので行ってみました。
行きたいお店を何件かメモしていたのだけど辿り着けず、適当に古着屋を見つけて入った。
どこの古着屋さんも日本よりも可愛い品揃えでワクワクした。
そりゃそうですよね、日本の古着屋のバイヤーの方達はヨーロッパやアメリカへと買い付けに行くので。
海外に行くたびに古着屋さんや蚤の市で買い物していると、日本で古着を買う気がなくなる。
これ現地だったら1000円くらいで買えるだろうなとか考えてしまって。
ZOZOTOWNでヴィンテージではないけどお古の洋服である古着を購入したほうがまだ安い。
なんだかんだ言ってこのエリアではワンピースを一着買っただけだった。
ユダヤ人街だからでしょうか、このマレ地区はファラフェルの激戦地区でもあるようです。
今ではベジタリアンのメニューとしても代表的ですし10年前と比較すると日本でも知られている食べ物ですが
当時の私は知らなかったので興味津々で食べてみたかったのですが結局食べずに移動をしました。
メトロの乗る為に券売機でチケットを購入したいのだけど、この券売機は今までのと違って使い方が良くわからない…
振り返ると後ろには人が5人以上並んでいるのが見えた、すぐ後ろに並んでいる若い女性に恐る恐るチケットの買い方を聞いてみると親切に教えてくれて、私は言われた通り操作した。
操作したのだが、また分からなくなってしまい、再び後ろにいる女性に聞いてみた。
ため息つかれたりされるかもなあ、なんて思ったのだけど、再び親切に教えてくれた。
その後ろに並んでる人達もイライラしてる様子はないのでホッとした。
これ、都内の混み合った駅だと、後ろから舌打ちやため息やブツクサ文句が聞こえてくる可能性大だ。
2日目のパリは前日よりもどんよりと曇り空で午後になると時々雨もぱらついた。
エッフェル塔を観に行った。
世界にはその都市のシンボルであるタワーやモニュメントがありますが、パリのエッフェル塔は一番感動しましたね。
東京に住み始めたばかりの頃、六本木の交差点から外苑東通りを飯倉方面に歩いてると
突然現れた煌々と光る東京タワーに感動した時よりももっと感動しました。
東京タワーを見た時は、負けずに頑張ろうという気持ちになったんですが
エッフェル塔を見た時は世界は広いんだって、そして私は何でもできるんだって気持ちになった。
その時の感動が夢となって、現実となったかと言えば、そうではないかもしれないけど
凱旋門のあるシャンゼリゼ通りもだけど、遠くから見ると車のライトが宝石のように綺麗に見えるんですよね。
日本では車のライトが宝石のようだと思った事ないですね。
一日に一度キラキラと光る時間帯があります。
私はホテルに帰る途中、たまたま見ることができたのですが、とても綺麗でした。写真では表現できませんでした。
これはシャンパンフラッシュと言われるらしく、現在は一日に一度だけしか見れないようですが、当時は一時間おきに見ることができたようです。
詳しく調べていないのでハッキリとは分かりませんが
しかしロマンティックですよね
一日に一度だけしか見れないほうが、貴重な感じがしていいのかもしれないですね。
パリは芸術の街だとは聞きますが実際にこの土地を歩いてみて実感しました。
建物に大きな影がうつっていたのでいたので写真を撮ったのですが。
ここはどこだったのでしょうか?
つづく