昔観た記憶が微かにありますが、先日再放送されたので録画し、本日鑑賞。戦前から平成まで何度も映画化、ドラマ化された小説の、昭和61年版ドラマ。


昭和61年といえば、私が社会人になった年であり、この冬話題になったドラマ『「不適切にもほどがある」』の舞台になった年。原作自体が高校生としての不適切さをテーマにしているので当然ですが、いま見れば不適切なことは確かに多く、「一杯だけ」と教師が生徒に酒を注ぐシーンなどは、果たして令和ではドラマ化は可能なのでしょうか。


石川秀美が小悪魔を好演。最後に教師役の田中健が去ったあと、背中に向けて手旗信号で「あ・い・し・て・る」とやった当たりは。あの時代らしい演出でした。やっぱり、デジタル情報化以前の方が元気で、面白い時代だった気がします。