-Yoko's Diary-
昨日、クリスタルとレムリアの話を書いて、
キャサリンのことに触れたので
忘れぬうちにキャサリンとのことを書いておこうと思う。
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私は2009年〜2013年までの間、
キャサリンと一緒に働く幸運に恵まれた。
私とキャサリンの出会いについて、まずは書きたいと思う。
大学生4年だった当時の私は、一年のアメリカ留学から帰ってきた後
就活をしていたのだが見事に最終面接で惨敗し続けていた。
やはり面接をする方というのは鋭くて
「他にやりたいことがあるんじゃない?」と何人にも言われた。
心の中で私は「はい、おっしゃる通り、本当はアリゾナと石と写真が好きなんです。」と言っていた。
その時”頭で”希望していた音楽業界と出版業界は断念し、
こうなったらもう焦らず探そうと気持ちをリセットしていた。
そんな時に、自分の机の上にある「オラクルカード」にふと手を伸ばした。
「そういえば、どこの会社が作っているんだろう?」
そこから会社名を検索してみると、アルバイト募集の文字を見つけた。
すぐさま申し込んで面接に行ってみると、思わぬ展開になった。
「実は、石の先生を担当していた英語のできるスタッフが3日前に急にやめてしまって。先生の来日が控えていることもあり、今、英語のできる方が必要なんです。」
そんなことで、そこで働かせてもらうことがすぐに決まった。
面接に行くまでは、石を扱っていることなど知らなかった。
しかも、セドナツアーも定期的に行っているという。
「アリゾナが好きでセドナにも行ったことがあるなら、是非ハリカエさん担当して☆」と。
全ての大好きなことが詰まった夢のような環境だったのだ。
(※入社するとスタッフも最高、本当に素敵な会社だった。またの機会に書きたい。)
こうして、夏に来日するキャサリンを含め、海外講師の担当になった。
***
私は自分では石について詳しい方だと思っていたが
ロシアンレムリアンという石をそれまで全く知らなかった。
そして、たくさんゴロゴロと会社に置いてあるロシアンレムリアンを見たのが初めての出会いだった。
最初は、正直なんとも思わない石だった。
だけれど、翌日石を触ってみるとなぜかいくつかだけ暖かい石があったり(誰も触っていなかったはずなのに)、
なんだか不思議な魅力があって、だんだんと惹かれていくようになった。
そして、いよいよキャサリンが来日する日が来た。
成田にお迎えに行き、ワクワクの初対面。
特に記憶にあるのは、リムジンバスで都内に戻ってくる時間ず〜っと二人で石の話をしていたこと。
本当に石が大好きで、石のことを伝えたいという情熱が伝わってくる人だった。
キャサリンとはとにかく石の話ばかりしていた。
私が投げかけるたくさんの質問に、よくぞ聞いてくれたとばかりに快く答えてくれていた。
スタッフミーティング中も石が話しかけてくるらしく、
よく打ち合わせ内容が脱線した。
ワークショップや石の販売会の前日は、アメリカから届いた石を並べる準備をするのだが、
石を目の前にしてしまうともう大変。
2人揃ってあまりに話が脱線してしまうので、あるときは深夜12時頃までかかった。
ただ、脱線しているうちにとても面白い石の使い方の話などが多々出るので
私は遊びながらもお客さんにこの大事な小ネタをお伝えできるように、メモを取ったりしていた。
体は疲れたけれど、かなり濃密な楽しい時間だった。
キャサリンが帰国してからも、電話会議をするときはいつも2、3時間はかかっていた。
お客さんの質問には全部答えてくれたし、その後その方達がどうだったかをいつも気にしていた。
キャサリンがこういう人だったので、私はお客さんとキャサリンの間のパイプ役になり
さまざまな面白い体験談を見聞きすることができた。
例えばある日のこと。
キャサリンが持ってきた小さな石を買った方がまた後日戻ってきて、今度は10個くらい買っていってくれた。
何かあったんですか?と聞いてみると
「この石ね、すごいのよ。ある方が持っていたら、手の中で消えたの!!そして願いが叶ったの」と。
こう言う不思議な話を色々お客さんたちから聞いた。
キャサリンに報告すると大喜びで
「今度はこれを伝えてあげて!!」などとやり取りしていた。
キャサリンが持ってくる石は玄人好みのようで、
お客様ご自身が提供するヒーリングセッションなどで活用される方が多いようだった。
また、その効果はすごいようだった。
〜その2へ続く〜