阿部夢子、現在松原靖樹さんの超コンサルタント養成講座受講中です。
徒然や課題本の感想を書いています。
ムッシュー ジャン−フィリップ トゥーサン
先日Facebookにて、「お勧め本を教えてください」と投稿したところ、
たくさんの方から名作を教えてもらうことができました。
その投稿を見たFacebookで繋がっているsawa madokaさんからも、何冊も本を送っていただいて。
sawaさん、コメントのやりとりも初のような間柄で、こんなにたくさん、しかも読み始めやすいコメント付き。
本当にありがたい。お礼に新潟の銘菓を送りました。
その中の一冊が、この『ムッシュー』です。
いや〜これは初めてのタイプ。
ストーリーを読み込むというよりも、文体そのものを味わう方が主で。
文章の綴り方が流れる音楽のよう。
カフェで流れるメロディックな曲とコーヒーに心地いい気分でいたら、自然とストーリーが動いていて、あれ、気がついたら最後まで行ったぞ。みたいな。
えー。
この感想、全く伝わらない自覚があります。笑
この本、「ムッシュー」と呼ばれる主人公がいきなり登場するんですけど、
この人に対する解説とか、状況に対する解説とか、一切ないんです。
いきなり、映画の本題がスタートしたような感じ。
客観的な情報が多く出てくるのは物語の後半なので、それまでは不思議な波に乗ったまま運ばれていく感覚。
ムッシューの日常を、すごい雑な言い方ですけど、「おしゃれに抜き出した」感じだなと思いました。
物事の客観的な事実と、ムッシューの良くも悪くも際立つことのない個性が、いい感じに混ざり合ってて面白い。
私はとても気に入りました。
いやあ、新しい世界。
sawaさんのおかげ。ありがとうございます!
新しいタイプの本を読みたい人におすすめです♪