こんにちは、ドリーム中央です
今回は8月に開催した
第2回 ペアレントトレーニング
の様子をお伝えします
今回は児発・放デイの保護者様8名にお集まりいただきました
「今回のテーマが気になって来ました!」という声もありましたよ
今回のテーマは、
体の動きと「困りごと」の意外な関係 ~感覚・運動編~
初めに各テーブルで自己紹介も兼ねて、
我が子のかわいいところ自慢!を話し合いました

様々なかわいい場面を共有し合い、
自然と表情も緩まっていくお母さんたち
しかし、かわいいところを日頃感じつつも、
いつでも悩みが尽きないのが子育てですよね
どうして、うちの子は落ち着きがないの?
どうして、同じものしか食べないの?
どうして、こんな簡単なことも出来ないの?
など、子どもに対する悩みを感じてしまう方も多いのではないでしょうか?
実は、落ち着きがない子や偏食を持つお子さんの背景には、
タイトルにもあるように…
『体の動き』と『困りごと』の意外な関係性があるんです

子ども自身がどんな『困りごと』を感じているのか
どのようにアプローチしていけば良いのか
そんなテーマで話が進んでいきましたよ
私たちは常に、「脳の栄養」として感覚が身体に入り続けている状態の中で
生活をしています!すごいですよね
感覚の感じ方は様々で、感じやすい方(過敏)もいれば、感じにくい方(鈍麻)も…
色々な“タイプ”がいる事を理解することが大切になってきます
では、日々私たちが感じている感覚とはどのようなものなのでしょうか?
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感はよく耳にしますよね!
他にも、前庭感覚、固有受容覚、の感覚があります!
それぞれの感覚がどのようにして身体をサポートしているのか
詳しくご紹介していきますね

①前庭感覚(動きを感じる感覚)
頭の位置や体の傾き、スピードを感じるセンサーのこと。
常に重力が身体に降り注いでいる中、あらがって姿勢を保持することが出来ているのはセンサーが機能しているからなんです!
…だからといって、常に重力を意識して生活をしている方は居ませんよね?
これは無意識に働く感覚のため、周囲が気付きにくい感覚でもあるんです
〈過敏の場合〉
⇒空間の感覚が掴みにくく、恐怖心を感じやすい。
(例)足元が不安定な場所を怖がる、地面から足が離れるのが怖い、
「高い高い」を極端に怖がる など
〈鈍麻の場合〉
⇒脳に強い揺れを入れて覚醒(脳の元気)を上げようとする。
(例)ブランコを何回も漕ぐ、クルクル回る、床でピョンピョン飛び跳ねる など
過敏さがある場合
慣れや我慢ではなく、本人の意識が向いている時に
少しずつ安全な範囲を広げていくことが大切
鈍麻さがある場合
適切な刺激、適切な量で飽きるまでやらせることが効果的
「落ち着きがない子」「危なっかしい子」「不器用」「やる気がない」等を
感じたら、前庭覚の未熟さ、未発達が背景にあるのではないか、と
一度振り返ってみることでまた新しいアプローチの仕方が見つかりますね
②固有受容覚
筋肉や腱にセンサーがあり、目で見て確認しなくても手足が今どこで
どう動いているかを脳に伝え、自分の体の位置や力加減を感じる感覚のこと。
状況にあった力加減が出来ていないと、
”どのくらいの力で押せばいいのか”のフィードバックが
身体から得られていない状態の為、
お友達を強く押してしまい乱暴に見られたり、
おもちゃを壊してしまったりしてしまう事があります
煎餅やガムなど固い物を好む(偏食)、布団の間に入りたがる、鉄棒にぶら下がる など
自分の関節や筋肉に刺激を入れることで「自分の身体の境目」を確認し、
安心しようとする行動もこの感覚の1つです
この感覚を伸ばしていくには、
配膳のときに、おぼんに乗せた料理等をこぼさないようにそ~っと運んでみる など
意識的に“ゆっくりとした動き”を生活の中で積み重ねていくことで少しずつ感覚を掴んでいくことができますよ
③触覚
皮膚で触れたものの感じ(硬さ、温度、痛みなど)の識別や防衛反応が出る感覚。
自分と世界の境界線でもあります
〈過敏の場合〉
皮膚のセンサーが過敏で「攻撃されている」と感じやすいため、乱暴やパニックにつながりやすい
上手く境界線が出来ていないと…
相手の物を取ったり、踏んでしまいお友達とのトラブルに繋がることも
また、“攻撃”として感じることで、近くに人がいると落ち着かない、爪切りや洗髪・服のタグを極端に嫌がる等の防衛反応として表れることもあります
一方で、 ”識別” はどんどん伸ばしていきたい感覚
私たちが日常の中でポケットに手を入れ、
鍵を探せるのは ”識別” が機能している証拠です
触覚は、“自分からはベタベタ行くが相手からは嫌だ”のように、
過敏と鈍麻が一緒に出ることもあります。
親のしつけの問題ではなく、本人がそう感じてしまうから仕方がないもの
として捉え、寄り添う事が大切になっていきます
「スキンシップが多い」時は、安心感を得ようと、探求しているサインです
年齢に捉われず、本人が落ち着くまでくっ付いてあげるのも

④聴覚・視覚
必要な情報だけを目や耳から選び取り、安心して目の前のことに集中するための
アンテナのこと。
アンテナが上手く機能していないと、
すべての音が聞こえる状態のため注意散漫になり集中力が続かなかったり、
過集中になり過ぎて周りからの声が届かない原因に
本人の力だけでは落ち着くのが難しい部分のため、情報を制限したり、
個室に移動する等の環境を整えることで改善に繋がります
⑤味覚・嗅覚・その他
日中の活動や情緒の安定を根っこから支える、
心と身体の土台作りがとっても大切です
生活リズムを整え、リズムの安定を図っていくことが土台作りの第一歩

最後に、活動で使用している道具のご紹介をしました

回転や揺れを楽しむ運動遊び
普段子どもたちが遊んでいる道具を
実際に体験してみました
「すごい揺れ
」「落ち着く気持ちがわかるかも
」など
感覚について学びを深めたことで、
揺れる感覚の捉え方に変化が見られた時間となりました
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