夕食中はTVのスイッチを入れず、家で料理した食事を食べる人は、肥満になりにくいようだ。
けれども家での食事の頻度と肥満の間には明確な関連をみつけられなかった、と米国オハイオ州立大学の研究チームは報告している。
今回の調査では、家庭での食事中にTVやビデオを決して観ないと答えた人は、いつもTVかビデオを観ると答えた人に比べて、肥満の割合が顕著に低かった。家の食事は全て家で料理していると答えた人も、そうでない人に比べて、肥満の割合は低かったという。
「家でどれくらいの頻度で食べるかということは最も大事なことではないようです。それより何を食べるのか、食べるときにどうするのか、といったことのほうが重要であるようです」と筆頭研究者のレイチェル・チューミン博士は語っている。 「これは食事中にどうすべきかを真剣に考えることの重要性を明らかにするものです。TVのスイッチを切って食事をすべきなのか、食事は自分で作るべきなのかどうか」とチューミン博士は言う。今回の研究結果は、博士が主任研究者のサラ・アンダーソン准教授と共に、学位論文の一部として実施したものが元になっている。 | この新研究が示唆しているのは、家庭の食事の構造が、食事頻度よりも重要であることです」とアンダーソン准教授は語っている。 | 「週に1-2回しか家で食事をしない人は、毎日家で食事をする人に比べて肥満である確率が高いです。でも家での食事回数に関わらず、食事中にTVを観ず、料理を自分で作る人が肥満である確率は低かったのです。」 |
今回研究チームは、家で料理することと食事中にTVやビデオを観ないこと、という二つの健康的な習慣を常に実践する大人は肥満になりにくいことを証明したが、それは「オール・オア・ナッシング(全か無か)の選択ではありません」とチューミン博士は言う。
「家庭では守らなければならないことが多くあり、家族はいつも正しいことをしなければいけないというプレッシャーを感じています。でも本研究は、家での食事の頻度には関係なく、こうした習慣が有益である可能性があることを示しています。」
対象者の半数以上が、ほぼ毎日家で食事をしていた。35%が数日と答え、13%は1-2日であった。対象者の3分の1は肥満者だった。約3分の1が家での食事中にTVやビデオを観ると答えたが、36%は決して観ないと回答した。
調査データは、対象者の雇用、婚姻、人種、学歴、年齢などを考慮して解析された。本研究は、調査時点での行動と体重に基づくものなので、食事習慣と体重の間の因果的な関係を立証するものではない、と研究チームは附言している。
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http://lab-sunchlorella.jp/health/肥満にならないための食事時の2つの秘訣/より抜粋。
とても面白い記事だと思いました。
テレビを見ないで食事をする方が肥満の割合が顕著に低かったという調査結果になっていたのは。
恐らく、テレビを見ながら食事をしているのは、
1人で食べたり
家族と一緒でも繋がりが薄かったり
食事をただ習慣や栄養補給として食べている
のではないかと思います。
食事は、味わい、楽しく食べる方がDIT、すなわち食事を取るときに消費するカロリーが向上すると言われています。
その方がストレス解消にもなるし、ダイエットや健康に良いもの。
作っている人が肥満である確率は低いとしていますが、時間がなくて作れない人は、
あなた自身のためにどんな食べ物を食べたら良いかを考えながら選んで下さい。
そして、テレビを消して、あなたなりにこだわったその食事を美味しく、感謝して頂いて痩せるようにしましょう。
では、また明日❗️