息子を留学させ、トルコを訪れた罪でウイグル人が中国当局から懲役20年の判決を受ける
2015年、ウイグル人ヌラスン・ロジが10代の息子が学ぶエジプトをトルコ経由で訪ねた。この訪問が懲役20年の刑につながるとはヌラスン・ロジンは予想もしなかった。
「2015年12月末、父がエジプトに来ました。」
息子ヌレリ・ヌラスンはこう語った。
「父は、エジプト、トルコでそれぞれ1週間滞在し、その後、ウイグルに戻りました。」
「帰国後、父はパスポートを押収され、出国ができなくなりました。」
2017年4月、ヌラスン・ロジは拘束された。
そして、2018年8月、ヌラスン・ロジは懲役20年の判決を受けた。
父親の状況が複雑になるのを防ぐため、これまでヌレリ・ヌラスンは口を閉ざしてきた。しかし、最近になって、沈黙は意味がないと気付き、父が置かれている状況を明らかにすることにしたという。
ある警察官によると、ヌラスン・ロジは、クネス刑務所に収容されているという。
「クネス刑務所には50~60人がいます。全員2017年頃に逮捕されました。」
「息子を留学させたことと、トルコを訪問したことは懲役20年に値します。」
【亀田浩史訳】