インド在住のチベット難民に送金するのを手伝ったチベット人が中国当局から懲役2年半の判決を受ける
チベット人テンジン・タルパが懲役2年半の刑を受けて服役していることが判明した。チベット人がインド在住のチベット難民の家族に送金するのを手伝ったためだ。刑期は今年12月までだという。インドのダラムサラに拠点を置く Tibetan Centre for Human Rights and Democracy によると、タルパは秘密裁判で判決を受けたという。家族は弁護士を雇うことができたが、公正な裁判は受けられなかったという。
タルパの従姉妹ラモも拘束されたが、中国当局から拷問を受け死亡した。中国当局は、この拷問死について何の調査もしていない。
タルパは、ラルン・ガルの僧侶であった。2012年、タルパは、中国当局により、ラルン・ガルから追放された。タルパは子供たちのための学校を設立したが、中国当局は「違法」としてこの学校を閉鎖した。
【亀田浩史訳】