ビルマ(ミャンマー)軍事政権により投獄されているアウンサンスーチーの身柄が「指定された住居」に
アウンサンスーチーが自宅軟禁に移された。ミャンマー(ビルマ)国軍が統制する国営MRTVの4月30日の情報だ。
80歳のスーチーは、ネピドーの刑務所から「指定された住居」へ移され、残りの刑期をそこで過ごすことになるという。しかし、その具体的な場所は明らかにされていない。
MRTVは、数年ぶりとなるスーチーの写真も公開した。写真には、軍や警察の制服を着た男性たちとともにテーブルに座る姿が写っている。
スーチーは、2021年2月の国軍によるクーデター以降、国軍の拘束下に置かれている。このクーデターにより、民主的に選出された議会は解散され、ミンアウンフライン将軍が率いる政権が樹立された。
スーチーは汚職を含む19の罪で有罪判決を受け、懲役33年を言い渡された。
その後、スーチーの所在は不明な状態が続いており、今年4月には息子のキムアリスを含む市民団体のメンバーらが、スーチーの生存を証明するよう軍政に求めるキャンペーンを開始した。
アリスは RFA に対し、軍がスーチーの刑を減刑したことは釈放を意味するものではなく、依然として拘束が続いていると述べた。また、スーチーが生存している証拠の提示を改めて求めた。
2023年、スーチーの刑期は27年に減刑され、さらに今年のミャンマー新年の恩赦により6分の1が減刑されて、22年6か月となった。
クーデター以降すでに5年以上が経過しており、残りの刑期は18年9か月となる。
国軍関係者の情報筋は RFA に対し、スーチーは副大臣級の住宅に移され、ティンアウントゥン中佐が率いるチームが3月以降、警備を担当していると述べた。
【亀田浩史訳】

