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子供にイスラム教を教えたウイグル人女性が中国当局から懲役14年の判決を受ける


ウイグル人女性ヘイリニサ・メメットが中国当局から懲役14年の判決を受けた。懲役10年の刑期を終えた直後のことであった。イスラム教の聖書クルアーンの内容を子供たちに教えた行為が、国家分裂活動にあたると判断された。

 
メメットは、2014年に懲役10年の判決を受けた。
 
釈放からわずか数日後の今年6月11日、2014年の出来事が罪に問われ、懲役14年の判決を受けた。2014年、メメットは、近所の人から要望を受け、子供にイスラム教を教えていた。
 
「彼女の罪は子供にイスラム教を教えたことです。」
中国当局からの報復を恐れ、匿名で証言してくれた人物はこう語った。
 
「彼女は子供のイデオロギーを変えようとしていたわけではありません。ただイスラム教を教えていただけです。」
 
メメットは、カシュガルのズルカム村在住だ。6月11日、メメットの他にズルカム村の住人2人が秘密裁判で裁かれた。
 
残りの2人は刑期を終えた1年半ほど後に再び裁かれたという。
 
「2人は、釈放から1年半が経った頃に再び裁かれました。」
 
「2人が犯罪を犯したわけではありません。過去に投獄歴があるという理由で再逮捕されました。」
 
2人は、オーディオを聞き、動画を見た罪で懲役18年の判決を受けた。
 
「中国政府の言うような過激主義の動画ではありません。2人は、普通の動画を所持し、閲覧していただけです。」
 
「中国当局は、2人が漢人に敵意を抱いていたと言いますが、証拠はありません。」
 
中国当局は、家族に対し、過去の「教育」が不十分であり、さらなる「教育」を行う必要があるため逮捕したと説明した。

【亀田浩史訳】
 
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