バレエコラム 連載５（腸周りの筋肉）
７月５日付
＊タイトル
腸の周りの筋肉
＊ 見出し（９文字）
腹筋とのバランスを
【写真説明】
①の動き。肩と骨盤が平行になるよう意識する
（本文）
ダイエット大国のアメリカですが、ダイエット法エクササイズは、ほとんどといっていいほど、アメリカから流れて来たものです。私が海外公演でアメリカを訪問した際にも、いたる所に、スポーツジムや肥満防止の看板やランニング、ウオーキングをする人が街にあふれていました。街をバレエの荷物を持って歩いているだけで、よく声をかけられたりもしました。生活してみて、食事の油や糖分、味付け、量などが、アメリカが肥満大国とも呼ばれる原因の一つではないかと実感しました。
今回は、アメリカでもよく紹介されていた、ヨガの動きを交えたストレッチ法を紹介します。 ①片足を写真のように曲げて床に座り、もう片足を後ろへ伸ばします。この時にできるだけ、肩と骨盤の位置が、平行になると効果的です。この状態で３秒間静止します。骨盤の下の足の付け根を伸ばしていきます。
②①の状態から上半身をゆっくり前足の方に倒します。そして両手をついて起き上がりあごを上げ、上半身を軽く反ります。この運動で腸周りの筋肉を伸ばしていきます。おなかが出てくると腹筋ばかりしてしまいがちですが、腹筋を強化する以上に腸筋肉を固くしてしまう危険性もあります。慢性的に固くなった筋肉は骨盤を前傾させ結果的におなかが出てしまいます。腹筋と腸筋肉、バランスよく伸ばし、鍛えることが重要です。（宮崎市・バレエダンサー 野々村吏美）
バレエコラム 連載４（むくみ解消㊦）
担当の方から、今後の原稿の中で、例えば
・ロシアの生活の中で、気を付けたこと
（体操に関連していたらより理想的）
・紹介する体操に関連して私がバレエの指導の中で言われたこと、季節のバレエの思い出
（体操に関連していなくてもいい）なども入れていただけたら、ひとつの読物としてより楽しくなるのでは！ との事なので、バンバンロシアのこと、バレエのことも載せていきたいと思います。
６月２８日付
＊タイトル
むくみ解消㊦
＊見出し（９文字）
脇腹の伸び意識して
【写真説明】
③の動き。できるだけ遠くへ手を伸ばす意識で
前回、股（こ）関節とダイエットの意外な関係を紹介しましたが、脇腹と股関節をストレッチなどで刺激し、濃い味付けを避けるなど食生活にも気を付けていると、柔軟な体になってリンパの流れもよくなり、体脂肪や皮下脂肪が燃焼され、姿勢もよくなります。そしてやせやすい体になっていきます。
今回は股関節と、伸ばしづらい脇腹や脚の後ろ部分全体を伸ばすストレッチを紹介します。
①床に座り、両かかとを付け、ひざを横に開きます。背筋はまっすぐ保ちましょう。その姿勢から左足をできるだけ真横に伸ばします。痛い人は無理せず、斜め前に出しても結構です。
②お尻全体が浮かないように全部を床に付け、右手を上に伸ばします。その状態のまま上半身を左へ５秒間倒します。左右２セットずつすると効果的です。股関節のあたりから足の太ももの裏、ふくらはぎまで伸ばしつつ、反対側の脇腹も伸ばしていきます。
③②の体を起こした状態から、左手をできるだけ遠くへ出す気持ちで前にまっすぐ伸ばします。右手は真横へ伸ばし、横から頭上を通りながら上半身を左へ五秒間倒します。左右2セットずつすると効果的です。
手を遠くへと出すことで、より脇腹を伸ばしていきます。このストレッチも慣れてきたら、呼吸を意識しながら行うとより効果的です。
（宮崎市・バレエダンサー 野々村吏美、モデル・野々村吏美バレエスクール 杉本珠緒）
バレエコラム 連載３（むくみ解消㊤）
幼児クラスの
みゆちゃんとちほちゃんです♪♪
６月２１日付
＊タイトル
むくみ解消（上）
＊見出し（９文字）
股関節の筋肉ほぐす
【写真説明】
ストレッチ①。子どもと一緒に無理をせず楽しく行おう
（本文）
ダイエットを頑張ってもなかなかやせられない理由の一つに「むくみ」があります。むくみとは水分や老廃物がうまく体外に排出されず体にたまることです。運動不足、からいものや味の濃いものばかりを多く取るなどで体液の濃度が濃くなり、リンパ管が詰まりやすく老廃物が排出されにくくなるといわれています。
このむくみに股（こ）関節がかかわっています。一見関係無いように思えますが、股関節は体幹と脚を結ぶ重要な場所で、ここの筋肉が硬くなり筋肉の動きが悪くなると、リンパやホルモンの流れに影響が生じて流が悪くなり、全身のむくみにつながります。代謝も悪くなるので体重の増加にもなります。今回は股関節を柔らかくしてむくみや体重増加の防止、代謝をよくするストレッチを２週にわたって紹介します。簡単にできるので、ぜひお子さんと一緒にチャレンジしてください。
①床に座り、両かかとを付けて、ひざを横に開きます。このとき背筋をまっすぐ保ってください。最初はなかなか床にひざがつかないと思います。
②背筋を伸ばしたまま、息を吐きながら上半身をゆっくり前に倒します。ひじを足の付け根辺りに付け、押しながら倒すと効果的です。③背筋を伸ばしたまま、顔だけを上に向けます。このとき口を閉じて、あごを天井に向ける気持ちですると、小顔効果も期待できます。
（宮崎市・バレエダンサー 野々村吏美、モデル・野々村吏美バレエスクール 田中心結、境千穂）
バレエコラム 連載２（下半身ストレッチ）
＊タイトル
下半身ストレッチ
＊見出し（９文字）
使わない筋肉を刺激
【写真説明】
ストレッチ②の動き。左手でバランスを取り、背筋を意識する
（本文）
ストレッチには、運動前は怪我防止、運動後は緊張した筋肉のリラックス、またはシェイプアップなど、さまざまな効果があります。ストレッチを続けることで、体が柔軟になって関節の可動域が広がり、普段使われていない筋肉が刺激され、血流や新陳代謝も活性化します。バレエ以外の運動でも、以前より効果的な運動ができるメリットがあります。
今回は、普段なかなか伸ばせないお尻からアキレス腱までを伸ばすストレッチを紹介します。
①床に座り両足をそろえて前に出し、右足の裏を左のひざ辺りに付け、右足で三角形を作ります。背筋はまっすぐ、床から９０度になるよう保ちます。②左足のつま先とひざを伸ばし、右手を上に上げ、ゆっくり息を吐きながら倒します。そのまま５秒間キープします。このとき、左手は床につけバランスを取るとやりやすいです。③足を変え、右も同様に①②を行います。④再度足を変えて左足を伸ばし、左ひざの上に右足首を置きます。そして②同様に前に倒します。⑤足を変えて右足を伸ばし、④同様に行います。足を上に乗せることで少し痛くなる方もいるでしょう。無理のない程度に行いましょう。
血液の流れがよくなるので、冷え性や足腰の疲れ、おなかや脚の引き締めにも効果的です。息を吐きながら、ゆっくりストレッチを心掛けましょう。
（宮崎市・バレエダンサー 野々村吏美、モデル・野々村吏美バレエスクール田島雛代）
バレエコラム開始 連載１（インナーマッスル）
６月７日付
＊タイトル
インナーマッスル
＊見出し（９文字）
姿勢を調節する筋肉
【写真説明】
ストレッチ②。上半身をまっすぐ保ちながら行う
（本文）
腰痛や、夏に向けてぽっこりおなかや体のたるみが気になる方は多いと思います。バレエの基本ともなる「インナーマッスル」は体の奥のほうにある筋肉の総称です。主に、姿勢を細かく調節したり、筋肉の位置を正常に保つ動きをしています。
普通の筋肉を鍛えるより難しいといわれていますが、まずは基本中の基本、インナーマッスルを鍛える、座るだけのストレッチを紹介します。
①床に座って両足を前にそろえて出し、手を真横に床につけ、足を軸に上半身を度垂直に保ちます。
②その姿勢を保ったまま、ゆっくり足首を５～１０回程度、左右、上下に動かします。
③両手を肩から真横に上げ真っすぐに保ちます。そのまま、もう一度足首をゆっくり動かします。
④最後に両手で足首またはすね辺りを持ち、息を吐きながらゆっくり前に倒します。
呼吸をすることで有酸素運動にもなります。前に倒すだけですが、背中、おなかの引き締め、自律神経の不調、足腰の疲れにも効果があります。はじめはほんの少し痛いかもしれませんが、ゆっくり、少しだけ反動をつけるとやりやすいです。（宮崎市・バレエダンサー 野々村吏美）
ののむらさとみ・宮崎市出身。１６歳でロシア国立ボリショイバレエ学校に留学する。現在サンクトペテルブルク・バレエ・シアターに所属。また同市にバレエスクールを開校している。
東京にてワークショップを開催します
五月に開催致しますワークショップ、
お問い合わせが何件か来ていたので、こちらに載せておきます。
枠は多少残っているようです。
下記のアドレスにお問い合わせ下さい。
何かと大変な時期では、ございますが、来て下さった方々に楽しんでもらえるように、よい時間を提供出来る様に願っております。
↓↓
2011年5月3日に開催いたします、野々村吏美バレエワークショップにて皆様からいただきました受講料の一部を野々村吏美さんの意向により日本赤十字社へ義援金として寄付をすることにいたしました。
ワークショップは5月になりますが、その時、必要な支援となりますよう心から願っています。
今、
芸術が出来ることは何か
バレエが出来ることは何か
芸術を通して、バレエを通して
被災された方々への応援、支援が出来るなら幸いです。
中谷広貴
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東日本大震災におきまして、被害にあわれました皆様に心よりお見舞い申し上げます。
バレエを通して、少しでも被害にあわれました皆様に、お役に立てればと願っております。
野々村吏美
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今回は「お子様の為のバレエクラス」と「大人の方のバレエクラス」の2クラスを企画いたしました。
特に、留学をお考えのお子様や、成長期のお子様のバレエとの向き合い方に不安なやお悩みをお持ちのお母様方には素晴らしい体験になることと期待しています。
日本では機会の少ない、ロシアで踊る現役の日本人ダンサーから学ぶ今回のワークショップは現在進行形のよりリアルな「海外のバレエ」を体感できる貴重な機会となります。
皆様のご参加を心よりお待ちしています。
《ジュニアバレエクラス》
お子様の成長期には身長が伸びるだけでなく、体の柔軟性はもちろん、バレエのテクニックも伸びていく時期です。
特にテクニックに関しては、この時期を逃してしまうとその後頑張ってレッスンをしても身に付かない感覚、または相当の努力を必要としてしまいます。
この大切な時期を逃すことなく、より楽しく、お子様にも分かりやすいレッスン、必要となるトレーニングをお伝えしていくクラスになります。
13:30 - 15:00（90分）
定員：20名
受講料：4,000円
《ジュニアポワントクラス》
15:05 - 15:35（30分）
定員：20名
受講料：1,000円
※ジュニアポワントクラスはジュニアクラスを受講された方のみご参加いただけます。
《大人クラス》
大人からバレエを始められた初心者の方から、キャリアある大人の方までを対象としています。
現在もロシアのバレエ団で学んでいる本物の所作や芸術性を活かし、より深くバレエを知っていただくこと、さらには音を聴き、音楽に合わせ踊ることで今まで以上にバレエの楽しさに触れていただくクラスになります。
15:50 - 16:20（90分）
定員：20名90分
受講料：4,000円
※バレエ歴1年以上の方を対象とさせていただきます。
《会場》
芸能花伝舎
スタジオS-2
http://www.geidankyo.or.jp/12kaden/06space/index.html/
《お申し込み、お問い合わせ》
中谷広貴
re.ballet1979@gmail
http://re-ballet.jimdo.com/workshop-1/
※受講料は当日精算となりますのでキャンセル等ある場合はお早めにご連絡ください。
※本ワークショップを担当します野々村吏美さんは当日ロシアより帰国の後、クラスへ参加いたします。当日の飛行機の運行状況などにより延期の可能性もありますことをご了承くださいませ。変更等ある場合はご連絡いたします。
【野々村吏美プロフィール】
6歳でクラシックバレエを始める
2004年16歳でロシア国立ボリショイバレエ学校留学
ベーラニコライエブナ イリーナセルゲエブナに師事
2008年 同バレエ学校卒業
2009年 サンクトペテルブルグクラシックバレエシアター入団
ロシア、フィンランド公演参加
2009～2010年 アメリカ公演参加ニューヨーク、シカゴ、マイアミなど各地で公演を行う
現在はロシアと日本を中心に活動し、地元宮崎にてスタジオをオープン
さらにロシア、日本にてモデルとしても活躍するなど活動は多岐にわたる