今日はシリーズの2つ目をご紹介する
先に前回の補足を少ししておこう
自転車は乗られてみただろうか?
自転車という安価な乗り物で覚えられる事は多い
もし荷台が装着された車体にお乗りなら、是非とも荷台に座ってハンドルを切ってみてほしい
無ければお尻をリアタイヤの上まで引っ張って操舵するでも良い
そして次はハンドルに体重をかけながら切ってみてほしいのだ
ブレーキを介さない「荷重」を体感出来る筈である
タイヤを読む力と複合的かつ重要な経験値に「荷重配分」という物がある
実際の四輪車の荷重を自転車で掴み切る事は難しいのだが
体感しておく事は重要だと私は思うので是非とも挑戦して頂きたい
では本日の話を始めよう
多くの方は、足に対して手の方が器用ではないだろうか?
私自身もそうである
しかし運転がスキルアップする程、足の器用さの方が必要に迫られてくるという事態が起きる
ハイスピードからのフルブレーキや
ハイパワー軽量マシンのアクセルを操ろうとした時
人馬一体になる為には足を繊細に動かせる事が非常に重要な項目となる
そこで紹介するのが体重計である
出来れば、バネ式の物が望ましいのではないだろうか
それを壁に貼り付け自分は滑り止めを敷いた座椅子に座る
そのペダルに見立てた体重計を目標のKgまで動かす練習である
(理想を言えば運転用の靴を履いて練習に臨む事が好ましい)
やってみれば意外と簡単に思われる方が居るかもしれないが、課題をステップアップさせる事が大切だ
例えば目標を3kgに設定したら
その3kgを絶対に超えない様に、かつ針を上下させない様に、そして素早く踏み込む
そして、3kg→5kg→4kgと素早く踏み込みと踏み戻しが出来る様に練習を積むのだ
次の段階は針を目視せず同じ事が出来るかどうか
3kgを足で覚えたら、それを眼で視ずに再現できるかを練習する
そして、1kgの単位から800g、200gと精度を養っていくのである
(スマホで動画を撮っておいて連続動作をするのも悪くない)
そして上を目指そうと思うのならば
左足も鍛える事を「絶対に」欠かしてはいけない
それと練習する時には「滑らかさ」を意識する事だ
結果が得られれば踏み方は何でも良いと思うのだが
私から言えるコツとしては「微調整は指を曲げて行う」事である
踏む指を決めておき、微調整には指を少し曲げて対応する
私の場合、どんな車でもアクセルは小指で踏んでいるのだが
レーシングカーに将来乗ろうと思う方は小指の器用さを覚えておいて損は無いと思う
余談だが
運転を見ていて、連打する様にアクセルを踏む人は意外にも多い。
けれど、一発で踏力を予想してその位置に最短時間で合わせられる様に
意識して練習をしている人は少ないのである
2回抜くなら、1回にして中間を探るべきである
連打している操作を滑らかな踏み込みに変え
スムーズな減衰感を足で作っていくイメージが理想的だ
ローパワーなマシンでは意味が無いと言う人も居るが、実はそんな事は無い
この練習は車両の発進のスムーズさにも繋がるし
軽自動車の様に簡単な乗り物であろうとも
シフトダウン時にドンピシャでエンジン回転数を合わせられている人は少ない
更に余談になってしまうが軽自動車のアクセルはオンオフしかないだろうか?
それも無い。基礎練習とは違う話なのであまり深くは話さないが
確かにコーナーレイアウトにも依るが
パーシャルを使う場面が速く走る為のラインである事も多い
そもそも、普段の運転でも
エンジン回転数を一定に保ち続ける為には非常に繊細なアクセルワークが必要なのである
※デジタルのタコメーターを持っている方がいればトライしてみて欲しい
余談ついでにセナ足を引き合いに出す方がいらっしゃるかもしれないが
あれは全く別のスキルであって、算数が出来ないのに数学に対して文句を言っている様な物だ
もう一つ付け加えるならば、アクセルは○段階で踏む物ではない
電子スロットル化された現代の車でも無限に近い踏力と踏み込みパターンをエンジンに入力する事が出来る
それを「全て支配しよう」とする気概が日々の努力と鍛錬に繋がる
更に言わせて頂くと、こういう努力をしている人々を「本当に速いドライバー」と呼ぶのだ
ただ感覚に頼って我武者羅にアクセルを入力しているだけでは
いつまで経っても「そこまでのドライバー」でしかない
少し辛辣な表現を使ったが私にとってこの練習一番の難敵は「飽き」だったからである(笑)
しかし、今紹介しているシリーズは全て「基礎力」の話なのだ
この基礎力向上をいかに早く意識して始められるかはその後の速さに直結する要素とも言える
沢山の人がしない事をするから「他者よりも速くなれる」と私は信じている
才能の有無はその先の先の話でしかないのだ
