レーシングドライバーのすゝめ

レーシングドライバーのすゝめ

過去にレーシングドライバーを志した挫折者のブログ

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速さを追究する為に必要な物は多いが、その中でも重要な要素にドライビングテクニックがある

ドライビングテクニックと一括りに言えたら良いけれど

スキルと知識は別の物だし

スキルにも色々な物があって、最終的にはメンタルなんかも必要になってくる

 

良いスキルを身に付ける為にはまず良い知識を知らないといけないし

そもそもここでは知識しか贈る事は出来ない

全てのスキルを「経験だけで手にする事」はとても遠回りなので時間が足りないと思う

経験で得たスキルは中々揺るがないのでそういった意味では無知なまま色々と試す事にも良い面はあるのだけど

会得する為にトライ&エラーを繰り返さなければならないので無駄も多い

 

まぁ、長くなりそうなので要約すると

正しい知識が卓越したテクニックを育むと言いたいだけなのだ

↑ ↑

こ れ が

とても重要だ

 

車の世界には色んな人が居て、喋りたがる人も多い

俗に言う「語り屋」と言われる人達だ

彼等の多くは速くなる為に当たり前の事はしていないし

言う事も的を射る事もあればそうでない事もある

 

だからドライビングテクニックを真剣に磨きたいと思うなら

一番初めに知っておいてほしい重要な事

それは、「正しい知識かどうかを自分で判断する」という癖付け

 

因みに、このブログを含めてそう考えるべきだ。

 

本当に正しいのかどうかを見極める力

ドライビングテクニックという項目の一番初めなので

この力を得る為のヒントを今日は伝えられたら良いなと思っている

 

 

~では本題スタート~

誰かのアドバイスが本当に正しいかどうかを判断する事は少し難しい

アドバイスする側はそれが正解だと思っている訳だ

 

ここでそのアドバイスを

「自分には合わないから」という理由で切り捨てる事は実は正しい判断ではない

そのアドバイスが合わないと感じるのなら

・何故、合わないのか

・どこが間違っているのか

 

それを論理的に考える力が正しい判断、速さに繋がる

これを面倒臭がって、仲の良い人や結果が速い人の意見だけを取り入れたりしていくと

出来の悪いドライバーへと育つ

特に、レギュレーションの無い世界に居る人は「車が速い」事も多々あるので勘違いを起こしやすい

 

逆にどれだけ遅い人が言っていようとも

・裏付けのあるアドバイスであれば聞いてみれば良いし、疑問があれば質問するべきだ

・試す事が至極簡単な事であれば試してみたって良い

 

人の脳みそは、これらを意識していないと「考えない事」に特化していると言って良い

ドライビングというのは基本的に物理の結果なのだから、そのアドバイスを切り捨てる言い訳を考える位なら論理的にそのアドバイスを考察するのに時間を使う方が有意義な筈だ

仮に間違った理論だとしても脳内で論破する行為ですら、あなたのテクニックの裏付けへと紐付くから決して無断な時間とは言えない

 

考える事をやめたドライバーは遅いのだ

 

注意点がある

一つ目は、多数の意見でも同じ様に考えて答えを導き出す事だ

勿論、沢山の人が言うのであれば自分が間違っている可能性を考えるべきだ。でも鵜呑みにすのではなく、ちゃんと飲み込んで消化出来ないのであればあなたが正しい

何故なら…

将来的な話になるかもしれないが「皆が出来ない事」を出来るのが一番速いからだ

理想的な走らせ方は似てくると思うだろうか?確かに一見すると似ているのだけど、その奥の世界では全然違う走りになっている。だからこそ優劣が着くと言っても過言ではない

あなただけの引き出しの可能性も考えた上で「速いかどうか」「これから速くなる見込みがあるかどうか」で理論を作っていけば良いのではなかろうか

 

二つ目は、

ドライビングというのは基本的には物理の上で成立するのだけれど

どうしても感覚や直感に頼る部分が在る事を踏まえなければならない事だ

 

これは、ある人は出来るけどある人には出来ないスキルや

熟練度によって伝わらない感覚

肉体的な限界値の差

 

他にも色々な軋轢が生じる項目だ

でも、ここでも「合わないから」という理由で切り捨てるべきではない

切り捨てるのならば、「物理的に変換」して切り捨てる様にするべきだ

 

例えば、あなたが今アドバイスで

「このコーナーは進入でもっと頑張れる。君ならやれるよ」と教えられたとする

これを自分なりに変換して、相手の走り方を視た上で

「このコーナーはクリップまでブレーキを残せば良い」と理解したとしよう

でもそれが合わなかったと思った時

その時は物理的なデメリットを考えて、自分の走り方と照らし合せる考え方を獲得して欲しい

 

~以下、脳内~

確かにブレーキポイントは相手の方が奥だと自分も感じているな

進入からクリップまでは自車の方が遅い

でも立ち上がりラインに入ってしまえば車速自体に余り差は感じないな

自車は綺麗な一定の横Gでコーナー出口の車速は稼げているな

寧ろ、その後の短区間では僅かに自車の方が最終車速は伸びている

そして今走っているコースには低速コーナーが1つ、高速コーナーが3つあるな

この高速コーナーにセッティングを合わせた自車においては

低速コーナー進入時の車速は犠牲にしたよな

その代わりに低速コーナーにおいてもコーナー中盤の早い段階からアクセルは踏めているのも確かだ

代わりにあの人は高速セクションで一瞬アクセルを抜いている

だからそこまで車速が伸びていないんだな

これはトータルして見ると一長一短のトレードオフ状態になっているな

トータルして低速コーナーの進入以外は稼げている

これは自分が「選択」した事だ

よし、このアドバイスは切り捨てよう

そしてブレーキポイント自体は物理的に考えれば自分はもっと奥にいけるかもしれないな

それとクリップまでの僅かな差も出口の車速も得られる良い方法はないだろうか…

 

という具合だ。ぶっちゃけ駆動レイアウトの差もあれば

エンジンやタイヤ、コンディションが違う車からのアドバイスである事が多いだろう

そうなればストレートの車速が違ってくるし、次はブレーキポイントも違ってくる

こんな基準も糞も無い中では明後日の意見も珍しくはない

それでも、考えて答えを出す事に意味がある

基礎力が身に付いていれば、想定の自車同士の差をイメージ出来る様になってくるし

色んな車の経験を積めば相手の車との差を考慮して考える事も出来てくる

でも、裸の王様はそれを無視してアドバイスしてくるだろう

 

裸の王様は次の王様を育てているのだ