こんな↑訳で、2014年に産業医免許を取得しました。
以来、嘱託で産業医をポチポチしてます。
今年度は2か所へ行っています。
産業医免許は5年に一回更新が必要です。
更新には、1時間1単位の研修を20時間受けて、その終了証明を地元の医師会に提出する仕組みです。
研修は各都道府県設置(?)の、産業保健センターなどで、事前予約して2単位ずつくらいコツコツ貯めるのが、無料だし、良いのだと思います。
しかし、研修の開催回数少なめ、一回の受講人数少なめ、申し込みは平日日中、開催も平日日中などにて、結構取りずらいです。
そして、コロナ最中は開催中止、縮小開催などだった上に、「換気がイマイチな部屋で1時間も2時間も研修受けるの抵抗あるな〜」って想いが私にはあり、ちょっと保留にしておりました。
どこかでオンライン研修になるんじゃないか?って期待もちょっとあったりして。(すごい一部だけオンラインになりました)
そんなわけで、研修を保留にしていたら、4年目に入ってしまい、「やばい!取ろう!!」と研修を下記で検索。
ちょっと周囲に耳寄り情報をもらったりもしました。
探しても探しても、研修の頻度が少ない!すでに満員!みたいのがズラッとあり、焦りまくりました私。。。
地元と周囲の都道府県の産業センターや医師会や大学などのを取れるものは予約確保へ。
そんな感じで、二ヶ月くらいネットをちょこちょこ確認して、できる予約をしつつ、有料のもある程度の範囲で予約しました。
有料のやつって結構高いから空いていたりします。
いろんな予定を押し除けて、休みも返上して、産業医研修を優先して、4ヶ月で20単位ゲットしました。
結構辛かった。。。
そして、全部で45000円くらいかかったかな?
前回は計画的に取り組めて、一回だけ半日か1日研修を受けて、費用は計10000円くらいだったと思うのよね。
ちなみに、更新しそびれると、産業医の仕事ができなくなる上に、基礎研修から受け直し。。。
それは辛すぎる。
5年ぶりにいろんな研修をがむしゃらに受けたのも、それはそれで良い点もあり、最前線の知識をいろんな分野で聞くことができました。
メンタルヘルスの話題は多く、産業医業界でよく出会う内容なんだろうなと思いました。
私は精神科が専門なので、その延長で産業医で取り組めばいい感じですが、いろんな科の先生がいるから、大変だろうな。
(実際、元々の産業医は内科の先生ですが、メンタルの部分の補助をお願いしますって、追加で雇われることもありますしね。)
例えば、下記のような話題の研修を受けました。
ー 職場のメンタルヘルス
ー 精神保健関連法令、セクハラ、パワハラ
ー 労働者の発達障害
他の分野の研修は下記などでした。
ー 職場の感染症対策
ー 労働衛生史における社会問題と対応:ベンゼンと6価クロム
ー 過労による健康障害と関係法令
ー 労働安全衛生法に基づく事務所の衛生管理
ー 人工透析を受ける労働者の支援について
ー 産業医が知っておきたい肺がんの外科治療
ー 産業医が知っておきたい肝胆膵疾患
ー 運動負荷試験と運動処方
肺、肝臓、胆嚢、膵臓の話を聞くのなんて、本当に医学部以來、研修医以来なので、非常に新鮮でした。
進化したもの、考え方が変わったもの、変わらず課題なことを聞けてよかったです。
ベンゼンと6価クロムの話とか聞くと、臨床、行政、研究、産業医が一緒になって労働者の安全を確保しないと!って熱い気持ちになります。
各々担当の講師の先生方は熱弁を振るっていて、やっぱ専門は熱くなるよな〜と思い、それを感じるのも私は好きでした。
行政にしろ、臨床にしろ、ずっと正面切って取り組んできた人の一言って含蓄あります。
そして、1コマは同級生のお父さんがご担当で、そういうのも非常に良かったです。相変わらずエネルギッシュで何よりです。
この先5年の私、5年後の私は何しているかな?何を感じているかな?
これからも、産業医は更新しながら、嘱託で細く長く続けて行きたいと思います。