WHOの精神保健ワークショップに参加しました | 女医の国際精神保健

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精神保健および公衆衛生を軸に、韓国、ロンドン、ジュネーブ、ニース、フィジー、赤道ギニア、東京、インド。
他にも、旅行、馬術、音楽、写真などについて記載しています。

日本はWHOの中の西太平洋地区にあります。

なので、WPROの一国です。

そのWPROの精神保健への取り組みには、枠組みが出ております↓。

 

 

これを推進するようWPRO内の各国は動いており、その活動の一つのワークショップが日本で開催され、今年はマレーシア、フィリピン、ベトナムとWHOとWPROが参加しました。

昨年はフィジーとか韓国とかも参加していましたね。

関係者に友人が増えているので、FBで皆の様子が分かったりもします。

 

今回のワークショップは月曜ー木曜の開催で、1日はフィールドトリップへ行き、日本の精神保健サービスの視察も行われたようです。

そして、金曜は日本の主催者とWHOとWPROの会議でした。

 

私はちょっとした書記の役割をもらっての参加となりました。

所属としては、国立精神神経センター。

 

 

会場に着くと、いろいろお世話になっている日本の先生方に続々と会いました。

東大での同級生もいろいろ会いまして、繋がっているもんだなあって再実感したり。

 

 

そして、私がWHO本部で働いていた頃のインターンが今はWHOで専門官をしており、彼女も出席!

メールでは来ることを知っていましたが、実際に登場すると、うわー!!って二人でhug!

 

 

 

 

 

国際精神保健はネタとしてもかなり興味ありますが、一緒に働く仲間が好きだってのもあるように思います。

 

彼女と会うのは、ロンドンでお茶したのが最後かな?

あの時はPhDのco-productionのリサーチデザインの話で盛り上がったような。

7年ぶり!??

 

 

彼女には「ユーの言動に考えさせられたよ。そして、もらった助言に大きな影響を受けて、WHOで働くようになったよ。」と、言われ、彼女は周囲のあらゆる人にその話をしてました。

そして、一緒に写真を撮って、「お母さんとおじいちゃんにこの写真送る。私がWHOで勤務するよう助言をくれて、そのきっかけをくれた人だって紹介するの。」ですって。

私もいろんな人の影響を受けてキャリアと人生を歩んでいますが、誰かのそれになれることもいいですね。

そして、彼女はスイートでスマートな人だから、そんな人のちょっとした恩人になれるなんて光栄です。

 

ベトナム、マレーシア、フィリピンの精神保健の現状と今後の方向性が聞けたのは興味深かったです。

2009年頃から私がどっぷり国際精神保健をやっていた頃は、世界の精神保健サービスの乏しさというか欠如に愕然としましたが、多かれ少なかれかなり取り組まれるようになりましたね!

UHCの中の精神保健とかcommunity mental healthとかが普通に話されるようになっているし、医学モデルから社会モデルに変化しているし。

一年毎で見ていると何も変わらなくて焦ったいけど、10年経つと変わっています。

 

日本からもいくつかモデルとか経験が共有され、どれもとても素晴らしかったです。

愛媛県愛南町の話はかなりamazing!でした。

https://www.researchgate.net/publication/336270206_Process_toward_Acceptance_of_People_with_Mental_Disabilities_in_a_Local_Community_Case_Study_of_Ainan_Ehime_Prefecturedeyushehuiniokerujingshenzhanggaizhenoshourongguocheng--aiyuanxiannanyuhejunainant

 

 

Grafferも素晴らしかった。

 

 

所沢市のピアサポーターの養成や就職の話も素晴らしかったです。

 

WHO Collaboration Centerの発展の話も出ました。

この辺りに私も巻き込まれたいな。

日本での臨床もかなり興味深いですが、国際精神保健の仕事も再開上乗せしたいです。

 

 

 

スイスとベトナムからお土産もらいました。

ありがとう!

 

自分的なメモですが、立川パレスホテルに宿泊しました。

 

 

と思ったら閉館ですね。

ちゃんとしたホテルでしたが、どこかが引き継ぐのかな?