医療人類学についてはいつも着目しております。
そういう意味で、「文化精神医学」も興味を持っています。
もう少し勉強が必要かとは思いますが、どうも人を区別するために設けられている学問に感じて、心の底からは好きになれません。
「あのグループの人々は、こういう文化だから、そんな風に反応する」そういう風に考えれば、別の文化の私たちに理解できない彼らのことも解せる的な。
その逆もあって、自分たちを理解することにもつながるのだと思いますが、なんか差異を探す、なんなら優劣も見えるみたいな感じで、どうも私にはしっくりこない。
人間の基本は皆同じと思うから。痛いことは皆嫌いだし、不安は解決したいし、眠らないと疲れるし、好きなものとは仲良くしたいし、とかから考えると「文化」は単に何が周りにあって、何に慣れているかだけだと思うし。
そんな私の背景ですが、興味深い連載を見かけました。
「物語」は理解したり、不調を乗り越えたりするのに重要だと思います。
この連載を読み続けて、学び、外来で役立てられることがあればぜひ使いたいと思います。