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女医の国際精神保健

精神保健および公衆衛生を軸に、韓国、ロンドン、ジュネーブ、ニース、フィジー、赤道ギニア、東京、インド。
他にも、旅行、馬術、音楽、写真などについて記載しています。

友人ちゃんがFBで共有していた こちらの記事

http://www.huffingtonpost.in/entry/violent-media-anxiety_n_6671732

 

そこに書いてあるのは、

1 世界の報道は常に事件・事故など衝撃的な暴力的なことに焦点を当てていて、伝え方もそれがいかに恐ろしいかに力が入っています。

2 このような負の報道に常に触れていると個人及び集団の精神状態はストレスや不安や抑うつ気分の強いものとなり、場合によってはPTSDを引き起こすことが研究で分かってきたとのことです。ニュースとは直接関係のない個人的な不安感も増大するとのこと。特に、画像による影響は大きいようです。

3 実際のところ、世界はかつてよりずっと安全で、人々はより健康であり、報道は正の部分にもっと焦点を当てるべきです。

4 Positive newsを引っ張るSean Dagan氏が強調するように、報道はもっと正に焦点を当てると視聴者がもっと参加するものになります。

 

Sean Dagan氏の本件への考えが詰まっているのが、下記の動画です。

 

 

 

つまり、報道は「解決策」まで含んで配信されるとより前向きであるとの主張です。

実際に彼が引っ張りそんな報道をしているのが   こちらのPositive News

さらには、

BBCのアプローチ

The Guardianのアプローチ

 

具体例として、 ストレス下の子供の強靭性を育てる  他人を助けることが依存症克服に役立つ   などの記事は勉強になりました。

 

この角度は、こんなことを考えてきた私にとってとても刺激的です。

こんなことも

 

Brexitの議論も米大統領選の議論も安保法制の議論も上記を視点に眺めると納得がいく。

 

そして、なんだか形のない精神保健は、関心を持ってくれる人とそうでない人の差が大きく、また関心を持ってくれても、「で、何から手をつければ良いの?」とそこも形が見えにくいことが多いです。そこをこの「解決策に基づいた記事・報道」の手法を使えば、具体的に前が見えて、関心も高まり、その先に希望も見えて来て参加もできてとなっていくと思います。

 

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