昔からの友人達といると「本来の自分」でいられる | 女医の国際精神保健

女医の国際精神保健

精神保健および公衆衛生を軸に、韓国、ロンドン、ジュネーブ、ニース、フィジー、赤道ギニア、東京、インド。
他にも、旅行、馬術、音楽、写真などについて記載しています。

人に会うのが大好きな私。
世界のどこにいても、どんな境遇でも、新しい出会いや再会は本当に好きです。
(昔より、少し、腰が重くなったかなあ?)

この5年ばかりは、どちらかというと、「新たな出会い」がとても多かったです。
新しい世界に飛び込んだ証拠であり、世界が広がった証拠であると思います。
ー いろんな人がいることも知ったし
ー 世界中どこに行っても、「人」「社会」は共通項が多いってのも知りました
だから、「何かの枠に捕われなくてもいい」という自由も知りました。
(これは本当に心から自分を自由にできる感じです)

そんな素晴らしい反面、「新しい出会い」というのは中々疲れるもので、
ー お互いが相手がどんな人かを観察している
ー 自分がどんな人かを説明しようとしている
といったことの繰り返しです。
しかも、職場やその延長で出会った人々は、「ちゃんと責任を持って仕事をこなす能力がある」ことをお互い確認しあっているようなところがあります。
名前などの一般的なことを聞いたことに続いて
ー 出身国
ー 職場
ー 専門
などなどが続きます。
そして、やっぱり安定した雇用は皆欲しいものなので、「残りの契約期間」とかも話題になったりします。
もちろん仕事感や人生哲学なども話題にはなるのですが。
そして、国際機関界隈は人の回転が早く、出会いも多ければ別れも多い感じで。。。

世界からやってくるスゲー奴らに出会えるので、ロンドン、ジュネーブ、フィジーなどなどでの出会いはどれも本当に刺激的でした。
そして、すごい仲良しや同志もできました。

そんな感じで約5年を過ごして、今回帰国して、日本の友人たちにゆっくり会う機会がいろいろありました。
安心する!!
仕事を通じての友人たちも長い友人達だし、学生の頃の友人たちは「社会人というよそ行きの顔」の前の「人としての私」を知る友人達。
なーんにも格好つける必要ないし、どんな私でも暖かく迎えてくれる。
安心する!!
「ぶっちゃけどうよ」って話も包み隠さず出来ちゃう。
もちろん、同じ意味で、家族といるときも本当に安心する。

「私は誰か」「私の役割は何か」を追求しまくって、ちょっと遠くまで行って、「私のお家はどこ?」って基本的なことが混乱していた私。
帰って来て本当に良かった。
皆、大好き!

きっと、この辺りの感覚は「単身異国地勤務」の人々は国籍や役職を問わず感じることなんじゃないかと思う。
ジュネーブで一緒だったアメリカ人ちゃん、南アフリカ人ちゃん、カナダ人君、オーストラリア人君ともスカイプなどで盛り上がった点だもの。
「帰国した後、次の大陸へ向かわないと行けないちゃん」は「なぜ次の仕事引き受けちゃったんだろう?家がとっても居心地いいのに。引き受けたからには一生懸命やるんだけど、その次は実家周囲で仕事を探すわ」って。

結婚して家族単位で動く人々はこの辺りの感覚は違うのかな?どうかな???

何はともあれ、帰国して皆に会えて、私は元気になりました。
ありがとう。
そして、これからもよろしくね。