職場のチーム構成 | 女医の国際精神保健

女医の国際精神保健

精神保健および公衆衛生を軸に、韓国、ロンドン、ジュネーブ、ニース、フィジー、赤道ギニア、東京、インド。
他にも、旅行、馬術、音楽、写真などについて記載しています。

私が勤務するWHOの精神保健部 内には3つの班があります。
1、物質乱用の班(アルコール問題、薬物問題)
2、エビデンスと研究の班
3、ポリシーとサービスの班

この内、私は3に属し、もう一人のJPOは2に属します。
(JPOが同じ部署に重なるのは中々珍しいです)

全体で十数名のPスタッフ(専門職)がいて、数名のGスタッフ(秘書さん達)がいて、数名のコンサルタント(短期雇用)がいて、2名のJPO(私たち!)がいて、数名のボランティア(無給)がいて、数名のインターン(無給) がいます。

分野によっては、地域事務所や国事務所に専門職がいますが、精神保健の場合はいないに等しいです。
地域事務所に「精神保健とroad safetyとNon communicable diseasesを兼任」している人が一人ずついて、国事務所(エチオピアだったかな?)に精神保健を担当しているJPOが一人いるくらいです。
ちなみに、世界には6つの地域事務所と150の国事務所があります。
こうなるとガイドラインを作っても現場で使ってもらうこともやりにくいですし、現場の声を拾い上げて本部へ届けてもらうことも難しいです。

私が所属する3の班は、2名のPスタッフ、2-4名のインターン、1名のコンサルタント、1名のJPO(私)、1名のGスタッフで成り立っています。
この班に医師は私一人で、他の人の背景は心理士、人権専門家、スピーチセラピスト、法律家などです。
2の班には、複数名の医師がいます。
1の班はオトコだらけ、2の班は半々、3の班はオンナしかいないというのも興味深いです。

部署全体のそれぞれの出身地は、インド、オーストラリア、イギリス、ドイツ、オランダ、ニュージーランド、ベラルーシ、イラン、南アフリカ、イタリア、カナダ、スペイン、日本、ノルウェーなどです。
基本的には英語で仕事も会話もしていますが、ふとした時に多くの人々はフランス語を話せます。
きっとスペイン語とかもできるんだろうなあ。

相手の出身国を問うこともないですし、何気なく過ごしている職場ですが、改めて記載するとこんなに多様性に富んだ場所で仕事をできることはそうそうないですね。
がんばろ!