立派な青毛の馬 | 女医の国際精神保健

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精神保健および公衆衛生を軸に、韓国、ロンドン、ジュネーブ、ニース、フィジー、赤道ギニア、東京、インド。
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この立派な馬!
乗りこなすこの方も上手い!
ほれぼれします。

しかし、報道は深刻な内容です。
この白人の男性は南アフリカの極右翼党首ユージンテレブランシュさん。
殺害の直接の原因は、彼が雇っていた黒人労働者に賃金を昨年から払っていない件についての口論の末とのこと。
しかし、問題は実に根深く、このテレブランシュ氏の率いる党は、白人だけの南アフリカ独立を目指す極右白人至上主義団体arfikaans resistance movement (AWB)で、人種問題に過激に挑戦しています。
ナチスを思わせるマークが党の紋章で、アパルトヘイト時代の南アの国旗を印刷した軍服が党の制服です。

10年以上前に行ったケープタウンは本当にきれいな街でした。
ワインも美味しいし、自然も美しい。
それは観光客用の表の姿だったのかもしれません。
公衆衛生や治安を示すデータを最近見ると、本当に胸の痛い数値が並んでいます。

人間がつくり出す圧倒的な問題が並ぶ中、自分には何ができるでしょうか?
早く一人前にならないといけません。
感情的に心配ばかりすると、心がもちません。
こつこつと学びながら、今日は、耳をふさいで、テレブランシュ氏の馬に乗る姿を眺めることにします。