Mリーグのファイナルステージもいよいよ佳境に突入。

 

 

そんな中でも、いつも変わらずオシャレ番長な渋谷ABEMASの白鳥さん。

 

 

 

その白鳥さんが、第5戦東パツで親の大三元を和了り損ねるという事件が起きました。

 

 

事件の分岐点となったは下記の手牌。

 

 

 

東1局 東家 12巡目 ドラsou7-66-90-s-emb

 

aka2-66-90-s-embsou6-66-90-s-embsou7-66-90-s-embsou7-66-90-s-embman5-66-90-s-embman6-66-90-s-embji7-66-90-s-emb ji6-66-90-s-embji6-66-90-s-yoko-embji6-66-90-s-emb ji5-66-90-s-embji5-66-90-s-embji5-66-90-s-yoko-emb ツモsou9-66-90-s-emb

 

 

 

この手牌状況から、白鳥さんは打ji7-66-90-s-emb

 

 

すると次の13順目、さらに15巡目とji7-66-90-s-embをツモり、無残にも捨て牌に3枚並ぶji7-66-90-s-emb。。

 

 

これはめっちゃ痛い。

 

 

この和了逃しがアダとなってか、白鳥さんは対局自体も4着でした。

 

 

でも白鳥さんの打ji7-66-90-s-embが間違いだったかと言えばそれはまた別の話。

 

 

白鳥さんの打ji7-66-90-s-embは、決して間違いではなかったと思います。

 

 

でも、sou9-66-90-s-embツモ切りという選択も、無くはない手だっただけに、惜しかったですね。

 

 

と言うのも、ji7-66-90-s-embを切ると聴牌への受け入れは8種27枚。sou9-66-90-s-emb切りだと5種17枚。

 

 

但し、ji7-66-90-s-embを切ると打点が12000でほぼ固定となり、カンsou8-66-90-s-embがネックとなる可能性も。

 

 

逆にsou9-66-90-s-embを切ると18000、更には48000という役満の可能性も結構色濃く残る。

 

 

そしてもっと大きいのが、防御面の差。

 

 

sou9-66-90-s-emb切りの場合は、他家は自身でji7-66-90-s-embを固めない限り、ほぼ攻めてこれません。

 

 

でも白鳥さんからji7-66-90-s-embが出ると、他家は一気に楽になり、反撃も可能になります。

 

 

事実、白鳥さんのji7-66-90-s-emb切りで楽になった滝沢さんが、この局終盤に和了をモノにしました。

 

 

まあ白鳥さんは俺が言ってるようなことなんて、百も承知だったとは思いますがね。

 

 

という訳で、可哀想な白鳥さんの代わりに俺が大三元を和了っておいてあげました。

 

 

「闘龍」での一局です。

 

 

配牌から大三元の可能性が見えます。

 

ji5-66-90-s-embji7-66-90-s-embの2000点とかでは終わらせたくないなあ。

 

 

 

萬子か索子の混一色になるように進めていたところ、3巡目ji6-66-90-s-emb引き。

 

 

 

こうなればもう無理に混一色はいらないので、字牌整理しつつji7-66-90-s-embji6-66-90-s-embをポン。

 

 

手牌が整ってきたところで上家からのsou9-66-90-s-embをチーして聴牌。

 

そして待ち牌選択。man6-66-90-s-embji5-66-90-s-embのシャンポンに取るか、良形のman5-66-90-s-embman8-66-90-s-emb両面待ちに取るか。

 

やはり、man6-66-90-s-embji5-66-90-s-embのシャンポンに取りました。待ち牌が半分でも、得点が倍ですからね。

 

 

 

下家から勝負牌のji5-66-90-s-embがこぼれてロン。大三元でーす。

 

 

まあこんな簡単な大三元なら、白鳥さんも楽勝で和了れたでしょうけどね。

 

先日の記事で「麻雀とは残酷ゲームである」ということを書きました。

 

 

麻雀は、上手に打ったからといって結果が伴うとは限らない。

 

 

牌の織りなりの残酷さが、打牌選択の意味を簡単に超えて行くことがある。

 

 

「闘龍」での一局です。

 

 

トップ目で迎えた東ラス。九種九牌ですが、流局に出来るルールはありません。

 

現在の得点状況、牌姿、そしてドラがsou4-66-90-s-embであること。

 

これらを考慮して、123の純チャン三色を本線に狙いを定めました。

 

チャンタ系や三色なら鳴いての進行も可能なので、国士よりは遥かに和了りが近そう。

 

ドラを引いての方向転換も可能。まあこれ、オリも考えといた方が良さそうな手ですけど。

 

九種九牌からの国士って、和了率は3%ほどしかなく、聴牌すら結構難しいんですよ。

 

国士和了れればデカイけど、場を回したいこの局面で狙う手ではないかなと思います。

 

 

 

 

で、その後の展開ですが。

 

いやいや、そんなことある??

第一打ji1-66-90-s-embとした後。。

 

2巡目ツモpin9-66-90-s-emb

 

3巡目ツモji2-66-90-s-emb!!

 

4順目ツモji4-66-90-s-emb!!!

 

国士行ってたら無駄ヅモ無しで4巡目一向聴13面待ちやったがなー!!!

 

もう次に何の一九字牌を持ってきても国士無双聴牌しとったがなー!!!!

 

 

 

 

こうなると、もう絶対に国士聴牌なんてしたくないと思いましたが、持ってきますよねそりゃ。

 

8巡目にji5-66-90-s-embを引きました。。

 

国士無双に向かっていれば、この時点でji7-66-90-s-emb待ち聴牌!

 

場に2枚切れのji7-66-90-s-embなんて、絶好の待ち頃牌やがな!!

 

 

 

まさかの、国士狙ってたほうが打点はおろか速度すら上だったという結果。。

 

 

 

これが、麻雀の残酷性です。

 

 

 

 

結局終盤、狙い通りドラをケアしつつの平和三色を聴牌したものの。

 

 

親リー入ってて、そこに勝負する状況じゃないかなぁと思ってオリ打ち気味の打sou1-66-90-s-emb。。

 

 

このpin9-66-90-sくらいは、勝負すべき手だったですかね?

 

 

でも残り順目も待ち牌も少ないし、ドラや赤も見えてないしなあ。12000とかヤダし。

 

 

結果、上家が親にアタリ牌のpin2-66-90-s-embを打ち込んで終了。

 

 

いやあ、自分の和了より、2枚切れのji7-66-90-s-embが最後まで出なかったことにホッとしましたわ。

 

これ麻雀の残酷さってか、国士見切った俺が下手なだけでしたかね。

 

 

来週から、プロ麻雀Mリーグがいよいよファイナルステージに突入します。

 

 

ファンにとってはとても楽しみ。

 

 

 

俺の応援していたコナミ麻雀ファイトクラブはセミファイナルで敗退となってしまいました。

 

 

ですが、個人的にはセミファイナル最終戦の佐々木寿人選手に物凄く感銘を受けました。

 

 

大局観というか、麻雀観がすごい。

 

 

麻雀て、「残酷ゲーム」だと、私的には思っています。

 

 

上手に打った人が、勝てるとは限らない。

 

 

上手に打った結果、さらに悪い結果になることなどしばしば。

 

 

簡単な例で言うと、相手の待ち牌を読んで当たり牌を止めた結果、四暗刻ツモられるとか。

 

 

順位に関しても、4人の中で一番上手だった人が4位になる展開なんて日常茶飯事です。

 

 

牌の織りなりの残酷さが、ひとりの打牌選択の意義を簡単に超えて行くんですな。

 

 

佐々木選手はそういう麻雀の残酷性を、とても深く腑に落とし込んでおられると感じました。

 

 

麻雀の残酷性って、少なからず誰でも感じていると思いますが、理解度は人それぞれ。

 

 

佐々木選手といえば、以前は聴牌即リーの、スポーツ麻雀的なイメージでした。

 

 

今はもう全然違う、懐が宇宙のように深い、鬼の胆力と雀力を併せ持った打ち手です。

 

 

岡目八目と言いまして、観戦していて自分と同等だと思える相手は、自分より格上です。

 

 

見ていて自分より遥かに凄いと思う佐々木選手は、今の俺には手の届かない人です。

 

 

 

麻雀の残酷性の理解度は、雀力の差に直結すると私的には思っています。

 

 

自分の手牌都合ばかりが先に立ちすぎる人は、勝てません。

 

 

麻雀の残酷性の理解度がすごいなと思える選手が、もうひとりいます。

 

 

それは、渋谷ABEMASの多井隆晴選手です。

 

 

佐々木選手はセミファイナルで消えちゃったから、ファイナルは多井選手を応援しようかな。

 

 

呆れるくらい内容の濃い麻雀を、来週もまた期待しています。

 

アニメは、結構観ます。

 

 

去年は「鬼滅の刃」、今年に入って「呪術廻戦」が大ブレイクしていますね。

 

 

どちらも、ブレイクする前から面白いなと思って観ていました。

 

 

 

鬼滅の刃で好きなキャラクターは甘露寺蜜璃さんです。

 

 

いつもキュンキュンしているのが面白い。

 

 

 

呪術廻戦で好きなキャラクターは両面スクナさんです。

 

 

登場すると、おらワクワクすっぞ!

 

 

 

 

 

さて、麻雀の話題ですが。

 

 

オンライン麻雀「闘龍」で、100戦を達成しました。

 

 

 

 

なんか、すごい好成績ですね。

 

 

でも40戦経過時点での平均順位が1.775でしたので、その後60戦は少し苦戦しました。

 

 

苦戦の理由は明らかで、勝ち進むにつれ対戦プレイヤーのレベルが上がるからです。

 

 

なので、今後も相手のレベルは上がるばかりなので、戦績はさらに悪化してゆくでしょう。

 

 

とはいえ、一般的には平均順位が2.2台ならばその母集団では最強と呼ばれます。

 

(その母集団内の、レベルのバラツキにもよりますけれど)

 

 

 

なので、頑張ってその水準はクリアしたいなあ。

 

 

 

麻雀の実力を統計的に測るためには、500戦のデータが必要です。

 

 

500戦を経過した時に、2.2以下の平均順位にありたい。

 

 

そのためには、200戦経過時点で2.05、300戦2.10、400戦2.15くらいが目標かな。

 

 

 

体感的に結構大変な数字ですが、頑張りたいと思います。

 

いきなりですが、人生って、色々あります。

 

 

すごく些細なことから、人生の分かれ道みたいなことまで、それはもう色々あります。

 

 

色々なことについて選択を迫られた時、どう判断すべきなのか迷うことがあります。

 

 

そういう時の、判断の基準をどうするか。

 

 

 

普通は、正しい方とか、得だと思う方という基準で選ぶものだと思います。

 

 

基本的に、それでいいと思いますし、大抵は俺もそうです。

 

 

でも時々、どのようにしたほうが「格好良いか」で判断することがあります。

 

 

俺の場合、正しいとか得なほうで考えると、モヤっとする結論に至り易いんですよね。

 

 

例えば、電車で座った席の前に老人がいるけど、自分も疲れているから席を譲らない。

 

 

これは、席を譲るのが義務ではないし、自分も座りたい理由があるので、正しい。

 

 

みんな支払っている電車賃は同じだから、体を休められる分座っていたほうが得。

 

 

 

 

こういうモヤっとした結論に至りそうな時、どうするとカッコイイかで考えてみています。

 

 

結果、席を譲るという結論に至ることが出来ます。カッコイイ。

 

 

いや、本当にカッコイイ人なら最初からその結論に行き着いてるんでしょうけどね。

 

 

俺は弱くて卑怯な人間なので、こうして段階的に考えているだけのことです。

 

 

まあ、せめて、内面くらいは格好良くありたいじゃないですか。

 

 

麻雀でも、格好良さというファクターは結構大切にされています。

 

 

 

ツモ牌は、手出しかツモ切りか分からないように小手返しを駆使。

 

 

打牌は、気持ち強めに、タン!と小気味よい音を鳴らす。

 

 

鳴く時には発声せず、ただ牌を晒すのみ。

 

 

理牌もしない。和了時の倒牌の際にも理牌なんて一切しない。

 

 

役の申告はしない。申告は点数のみ。申告したら牌はさっさと卓から落とす。

 

 

 

以上が、20年くらい前までのカッコイイ麻雀打ちの姿です。

 

 

今では全くの逆。

 

 

 

小手返しはマナー違反。

 

 

強打厳禁。打牌はソフトに。

 

 

鳴くときにはきちんと発声。チーはひと呼吸置いてから。

 

 

倒牌時にはきちんと理牌して手牌が分かりやすいように。

 

 

申告は役から。牌を落とすのは同卓者が確認し終えてから。

 

 

 

20年でここまで真逆にっていうくらい、カッコイイ麻雀打ち像は変化しています。

 

 

 

でも、今でも実はけっこう居るんですよね。昭和の麻雀打ちみたいなオジさん。

 

 

若い頃に見た強そうな麻雀打ちへの憧憬が、今も心から離れないのでしょうか。

 

 

今時そんなのただのマナー悪い客としか思われないので、改めたほうがいいですよ。

 

 

かくいう俺もたまに華麗な小手返しとか披露したくなるので、気をつけます!