ドラマセラピストの中野左知子です。
人がどれほど自分の思い込みに左右されて、
人と接しているのか・・・と考えていたら、
思い出したことがあります。
何年も前、
ある夕食会にご招待頂いたときのこと。
私の席の前は、40歳くらいの男性と、30代後半の奥様の
ご夫婦でした。
彼らと自己紹介をしたあとすぐ、
男性の方が、こう言いました。
「いやあ、若く見えますねぇ」
私は、「ありがとうございます・・・」とは
言ったものの、年齢も言っていないのに、
何でこの人は私を「若く見える」と思ったんだろう???と不思議な感じ。
彼はさらに、奥さんに向かって言いました。
「まさか、俺らよりも年上なんて、見えないよなあ?」
え、どういうこと

そこで私は
「いえ、あの、多分、、、、年下だと思うんですけれど」と
言ってみた。
すると彼は、
「いや、これでも俺も、若く見えるんですよ。でもなあ、
あなたは、40代半ばには見えないよ~」
見えてたまるか、32歳(当時)だぞ。
若く見えるねと言われたので、「きゃ、20代と思われたのかしら」なんて
思っている場合ではなく、
彼は私を勝手に40代半ばと決めていた様子

「いえ、40代半ばではないんですが・・・」
と伝えても、
彼は
「嘘ばっかり~。確かにね、若く見えますけどねー、騙されませんよ」
こんなやりとりが続き、
「なぜ40代半ばだと思われるんですか?」と
聞いてみました。
「だって、大学教授でしょ?
教授なら最低でも40代半ばはいってるでしょ?」
というお答え。
「いえ、大学に勤めてますが、教授ではなく、
ただの、非常勤のカウンセラーです」
と説明。
そうか、大学のカウンセラーという自己紹介で、
大学に勤めているなら、教授と思われたんだな・・・と理解しながら。
でも彼はそれも信じてくれず
「いや、いや、いや、そんな謙遜しなくてもいいよ。
大学に勤めてるんだから、教授に決まってんじゃん」。
いや、いや、いや、
大学に勤めている人は、教授だけじゃありませんのよ。
私なんて、非常勤ですから!!!
謙遜ではなく、身の潔白(?)のためです!!
結局、ご夫婦は私のことを信じてくれず、
彼らの中で、
私は若く見える40代半ばの教授のままでした・・・。
これは、とても極端な例なのですが、
自分が信じていることを正しいと思い込んでしまうと、
こんな風に、
本当のことが見えなくなってしまうことがあります。
特にカウンセリングや心理セラピーを仕事にしている場合、
自分の思い込みに左右されずに
「聴く」ことはとても重要。
そのためにはトレーニングも必要なんです。
思い込みは、
自分でも持っていることに気づかないから、厄介です。
人間関係で悩みがあるのであれば、
自分が相手をどう思っているのか、それにどのように左右されているかを
観察してみるのもいいかもしれないですね。
ところで、
これまた34歳の頃、40歳の女性に
「人前で堂々とドラマセラピーの説明しているから、
てっきり同い年だと思ったわ」と
言われたこともあるので、
私は、自分で思っている以上に、態度がでかいのかも・・・。
(大学教授と間違われるくらいにね)
今日もお読み頂き、ありがとうございました!
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