『今夜、世界からこの恋が消えても』韓国版

2月4日からNetflixで配信中。

 

 

私は事前にこの映画のことを

何も知りませんでしたが、

 

配信開始初日、

Netflixのトップで見付け

そのまま最後まで観ました。

 

 

 

 

※この記事にはネタバレを含みます。

 

 

 

 

この映画は、

眠るたびに記憶がリセットされる女子高校生が、

男子高校生と、恋人になる物語。

 

 

・男子高校生

キム・ジェウォン(役チュ・ヨンウ)

・女子高校生

ハン・ソユン(役シン・シア)

 

 

 

ソユンは、

眠るたびに記憶がリセットされる

「前向性健忘」という病気を抱える。

 

そのため、彼女のベッド脇には、

朝目覚めた時に確認するための

彼女の基本情報が書かれたメモが

沢山貼られている。

 

より詳細なことは、

パソコンの中の日記に書かれており、

彼女は毎晩、そこに記録をする。

 

 

 

 

 

ある日、ソユンはジェウォンに告白される。


ジェウォンは以前から

ソユンを好きだったわけではない。

 

また、この時、

ジェウォンはソユンの病気を知らない。

 

 

 

クラス内でいじめを行うクラスメイトを

ジェウォンが注意した時、

ソユンに告白したらいじめをやめると

約束されたので、実行したまでだ。

 

 

クラスメイト達は、

告白シーンを動画で撮影する。

 

そして、意外にも告白は受け入れられた。

 

 

 

ソユンは、

ジェウォンと付き合うことで、

自分にも何か新しいことが出来ることを

確かめたかった。

 

 

そして、ソユンは、

ジェウォンとは

・連絡は簡潔に

・学内では話さない

・本気にならない

ことを条件に付き合う。

 

これは、

前向性健忘であることに配慮して

考えた条件だ。

 

 

そんなふうに、少し変わった約束のもと

恋人として、デートを重ねていく2人。

 

 

 

 

ある日、

 

ピクニックに自作のランチを持って来たジェウォンに

ソユンが「お母さんに習った?」と聞くので、

 

父と2人暮らしで、

母は既に亡くなっていることを

ジェウォンは打ち明けた。

 

 

その日、ソユンは

ジェウォンの作ったサンドイッチを

美味しそうに食べた。

 

 

 

 

しかし、

デートの帰り道、異変が起きた。

 

 

バスの中で居眠りし、

目覚めたソユンは、

隣のジェウォンの姿を見て驚く。

 

 

睡眠で記憶の抜け落ちたソユンにとって、

ジェウォンは"知らない誰か"。

 

 

動揺したソユンは立ち上がり、

停車したバスから降りる。

 

 

 

ジェウォンはそれを追い掛け、

 

「2人でデートしてた」、

「(僕は)キム・ジェウォン」と告げるが、

 

ソユンは走って逃げる。

 

そして、その後来たバスに乗り込み、

更に2人の距離を引き離す。

 

 

 

バスの中で、ソユンは

友人・ジミンに電話を掛ける。

 

ジミンは、

ソユンが前向性健忘であることを知る

親友である。

 

 

 

 

ジミンと話したあと、

バスから降りたソユンは

歩いてきたジェウォンと再び対面。

 

 

ソユンは、泣きながら

自身が前向性健忘であることを打ち明ける。

 

 

ベンチに座り、

落ち着いて話を始めたソユンは

こんな自分でも新しいことが出来るように

ジェウォンを利用しようとしたことを、告げる。

 

しかし、ジェウォンは

それを悪く思わない様子だった。

 

 

 

ジェウォンは、ソユンと遊ぶのが楽しく、

そのままのソユンでいて欲しいため、

 

前向性健忘を打ち明けたことを

日記に書かないで欲しいと、

ソユンにお願いする。

 

 

 

 

 

後日、ジェウォンとソユンは

ジミンと、ダブルデートをする。

 

ジミンを気になっているのは、

ジェウォンとソユンが付き合うきっかけとなった

元いじめっ子のテフン。

 

 

 

ソユンの

ペンギンを見たいという望みを叶えに、

4人は自転車を漕いで水族館へ向かうが、

 

その日はペンギンが見られなかった。

 

 

 

その後、ジェウォンとソユンは

2人で海辺へ行き、遊んだ。

 

 

 

夕時になり、

ジェウォンが、靴紐を結んでいると

 

「どうやって結んだの」と

ソユンが声を掛ける。

 

 

ジェウォンは、ソユンの緩んだ靴紐を

「こうするとほどけなくなる」

と言って、結んであげる。

 

「難しい」と言うソユンに、

「大丈夫。俺が結べばいい」と

ジェウォンは言う。

 

 

そして、ソユンは

今日が終わっていくことの悲しみを

少しにじませる。

 

 

 

 

後日、ソユンとジミンは街へ出掛ける。

 

ジミンはテフンに呼び出されたようだ。

 

 

 

やがてソユンとジミンの前に、

 

ペンギンの着ぐるみを着た

ジェウォンとテフンが現れる。

 

 

これは、先日4人が

水族館でペンギンを見られなかったために

テフンが画策したものだ。

 

 

可愛らしいジェウォンの姿に

ソユンは喜び、写真を沢山撮ろうとする。

 

そんなソユンの姿を見て、

ジミンもテフンを見直す。

 

 

 

 

 

また、ある日、4人は、

ジェウォンの父の工房で創作活動をする。

 

 

 

後日、ジェウォンは

そこで作ったガラス細工をソユンに見せる。

 

それはソユンの全身像を

模したものだった。

 

一方、ソユンは

ジェウォンを模したガラス細工を作っており、

2人は作品を交換した。

 

 

 

ソユンの作品を褒めるジェウォンに、

 

「中学までは美術の神童だった。

今ではすっかり忘れたけど」と、ソユン。

 

 

そんなソユンに

「いや。(そういうことは)忘れないよ」と言い、

 

脳が忘れていても体が覚えるという

「手続き記憶」について話をした。

 

 

 

その話を受けて、

家に帰ったソユンは、

スケッチブックを取り出し

スケッチを始めた。

 

 

 

 

さらに、2人はデートを重ねていき、

 

 

ある夜、

いつもの4人で花火大会へ行く。

 

 

 

初めは4人で屋台を回っていたが、

 

ソユンとジェウォンが2人で

花火を見に行けるように、

それとなくジミンが別行動を促した。

 

 

 

ジェウォンとソユンは船に乗り、

そこで花火を見た。

 

 

大きく、美しくて

息をのむような、花火。

 

 

その記憶すら留めておけないことに

おびえるソユンを、

 

「完全に消えたりしない」と

ジェウォンは励ました。

 

 

そして、

ソユンの手を取っていたジェウォンは

キスをした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日、

ジェウォンは亡くなった。

 

 

ジェウォンは、

もともと心臓疾患を抱えていた。

 

 

ジェウォンが亡くなった時、

当然、ソユンも悲しんでいた。

 

 

しかし、そのことを

ソユンが思い出すことはなかった。

 

 

 

 

なぜなら、その夜以来、

ソユンのパソコンの記録から

ジェウォンの存在が消されたからだ。

 

ソユンの部屋にあった

ジミンの似顔絵も剥がされ、

スマホも新しいものと交換された。

 

 

その一連の作業をやったのは、

ジミンだった。

 

 

 

 

 

 

やがて、

 

ソユンの前向性健忘の症状は、

次第に緩和されていき、

 

睡眠によって

記憶が全てリセットされることも

なくなっていった。

 

 

それでも、
ジェウォンという存在だけは、
ソユンの生活から静かに消えたままだった。

 

 

 

 

しかし、ソユンは、

ジェウォンの生前、

彼の似顔絵を沢山描いていた。

 

その絵がジミンによって回収され、

ソユンの脳からジェウォンが消えても、

 

"手"はジェウォンの姿を覚えており、

 

思い出した"名前の分からない誰か"の似顔絵を、

ソユンは、次々と新たに描いていった。

 

 

その似顔絵を見て、驚いたのは、

ソユンの自宅にやって来たジミンだ。

 

 

 

ジミンは、ソユンに、

ジェウォンのことを告げた。

 

ジェウォンにまつわる過去の記録も、

改めてソユンの手元へ置いた。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

全てを知ったソユンは、

ひとり、思い出の品や、データで

忘れていた記憶を振り返る。

 

 

 

 

そして、

海の見える場所へ出向き、

声を出し、思い切り涙を流した。

 

 

 

 

 

それでも、ジェウォンのことを

思い出しながら生きていく覚悟を、

ソユンは見せていく。

 

そんな期待のあるラストだった。

 

 

 

そして、これは、ただの
「病気を乗り越えた人の愛」でもなく、
「亡き人が残した深い愛」にも留まらない。

 

愛することへの躊躇を、
静かに葬るような作品だ。

 

 

 

↓パソコンに日記を付けるハン・ソユンのシーンを

イラストにしました。