★観客はなぜ劇場に来るのか? | 演技力がグアアアっと上がるブログ

こんばんは。


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前回のトップクラスのワークショップの講義にもあったのですが、
観客論です。



観客の方はなぜ劇場に足を運ぶのでしょうか?


※出演者に誘われたから。
付き合いで・・・というのは無しにして。



観客論については、

古代のギリシャ悲劇などが盛んだった時代から言われている事があります。


それは「カタルシス」
浄化作用
です。


つまり、観客達はなぜ劇場で芝居を観るのかというと、

普段の生活の中で積もってきた感情を浄化しにきているというのです。



文明が発達し、本能ではなく理性が支配する世界では、

秩序を守る為に、人間関係、コミュニティを守る為にいろいろな制約、決まり、押さえつけがあります。



あなたも、普段の生活の中で知らず知らずのうちに

いろいろな感情や欲望を押さえ込んだり、制約していると思います。


もし、感情のままに生きる、

欲望のままに生きる人がたとしたら、


即危険人物、逮捕ですね。



文明社会を維持するには、たくさんのルールを守り、

いろいろな事を抑える必要があるのです。



でも・・・
押さえ込んだものは、時間が経てば爆発したくなります。


そのはけ口を探したくなります。



そこで、人間は芝居とかドラマといった作り物の世界を作り上げました。



この世界の登場人物に感情移入をして、

自分たちが普段言えない事、

やれない事をかわりにやってもらってスッキリしたいのです。



「そうそう!こういう風にガツンと言えたらなあ」


「そうだ!オレもこんな風にメチャクチャに暴れまわりたい」

「ああ、私もこんな愛の告白をされたい」

「ああ、この子はなんてかわいそうなんだ。自分の悩みなんてちっぽけだ」

「そうだ、彼のようにもっと冒険できたらなあ」




そういった観客達が溜め込んできた感情、願望を

見える形に表してあげて提供するのが俳優の役目なんです。



そしてこういった仕事は、

文明が発達してくればしてくるほど必要になります。



それが俳優の存在意義なのです。


そして観客が芝居や映画を観に来る理由なのです。



だから、俳優をやっている人達は

そのことを頭の片隅にもおいておかなければなりませんね。


俳優の仕事は、発達した文明の中では無くてはならない存在なのです。



でも、一つ問題があります。


それは、演技をやっている俳優自身も、

抑圧された社会の中で生活しているということなのです。




ということはつまり、普段の生活の中で感情を押さえ込む教育、

思ったことや感じたことをなるべく表に表さない教育の中で育ってきたということです。


ということは、それを取っていく訓練をしていかない限り、

本当に伝わる演技にはならないと思いませんか?




表面的な演技では、観客も感情移入がしにくくなると思いませんか?



だからこそ、舞台やカメラの前では本物の感情、感覚を使えるようになりたいのです。


なぜなら、観客がそれを求めているから。



だから、俳優の訓練というのは、
感情のオープン、リラックス、感じたことや考えた事が素直に表に表れるということが必要になってくるのです。



その上で、しっかりとした方法に則った役へのアプローチをして、

「役を表現する」から「役を生きる」に変わった時、

本当の意味で観客が感情移入をして、持っていた感情を浄化できるのではないでしょうか?


やっぱり、仕事としてやるからには

観客の役に立っていきたいですよね。



役者の仕事の意義ってすばらしいですよね。


さらに自分の仕事に誇りをもっていきましょう。



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