オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺 -18ページ目

オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

オーディオキネマ 公式ブログ

とても繊細な話なのですが、

 

ボイスサンプルというのは、

 

その音源を聴くだけで、

 

その声優さんの「声優としてのこだわり」というものが、

 

はっきりと見えてしまう物なんですよねぇ。

 

 

 

 

私は、

 

自分のレッスンに来られる方には言っているのですが、

 

中途半端なサンプル音源を用意すれば、

 

その方が、

 

如何に本を読まないか・・・

 

如何に名作邦画を観ていないか・・・

 

如何に日本語を知らないか・・・

 

如何に声優技術について無学か・・・

 

などがキャスティング担当に全てバレてしまうよ、と伝えています〜チュー

 

そのくらい、

 

様々なことが筒抜けとなるのが、この音源の怖さであり、面白さなんですよね。

 

そして、

 

質の高いボイスサンプルの中には、

 

その声優さんが、

 

何を求めて演技表現へと向き合っているのかもうかがい知れるものさえあるということなのです!

 

短い一人芝居の音源ですが、

 

なかなか奥の深いものなんですよねぇ〜ウインク

 

 

 

 

弊社のキャスティング会議でも、

 

サンプル音源から、

 

声優さんの技術を如何に見抜くかが焦点となっています。

 

録音現場にて、

 

他のプロ共演者と調和が取れる表現力を持っているかを判断することが重要ですからね。

 

そして、

 

できることなら、

 

想定以上の化学変化が起こせる魅力を持った方を選びたいものなのですグッ

 

その可能性の広がりも注意して聴いていますねぇ。

 

 

 

 

ボイスサンプルというものは、

 

とても多くの情報を盛り込むことが出来るものです。

 

ですから、

 

得意キャラクターのお知らせ、

 

声質の種類のお知らせ、

 

という、たったこれだけの頼りない情報だけでは勿体無いのです。

 

せっかくそれを聴いてくれる所属事務所スタッフや音響監督、プロデューサーがいるのですから、

 

自分の魅力を最大限に音源に訴えるべきだと思いますね。

 

 

 

 

「プロの声優の表現とは、具体的には、どんな技術のことを意味するのか?」

 

「キャラクターの内面を表現するとは、どういうセリフなのか?」

 

「演技力の幅を見せるとは、どういう表現を指すのか?」

 

プロの世界では当たり前の、

 

こういった要素についてよく考え、研究して、サンプル原稿に詰め込んで欲しいですね〜。

 

 

 

 

大御所声優さんのサンプル音源を聴くと、

 

とてもさっぱりとした印象を受けるものが多いですが、

 

新人声優さんには、

 

これでもかと表現を詰め込んだ、こってりとした音源を期待したいですねぇ〜〜グッ

 

そこには、

 

技術や表現力のアピールだけでなくて、

 

「私は、仕事ができますからね!!」

 

という強烈な主張も感じる音源であって欲しいのです。

 

貪欲さを感じることが、新人の務めでもありますからね〜爆  笑

 

 

 

 

これは、

 

今現在、

 

ボイスサンプル制作に悩んでいる方への、私からのアドバイスですが、

 

ぜひ、日本語の面白さ、多様性を楽しみながらセリフを考えてみて下さい。

 

そして、キャラクターの内面を象徴するセリフを用意して下さい。

 

この二つで、

 

余計な演技を必要とせず、

 

キャラクターの本質を聞き手に伝える大胆な表現が可能になります。

 

ここに、

 

制作陣を魅了するドラマ性を感じてもらえるはずです〜照れ

 

新人さんには、

 

大変な作業だと思いますが、

 

自分の知識と感性を信じて、頑張って頂きたいですね〜〜。

 

 

 

 

 

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このところ、

 

映画『魔女の宅急便』を良く観るのです。

 

 

それは、

 

大好きなセリフが沢山詰まった作品だからなんです照れ

 

中でもお気に入りなのが、

 

こちらのシーン下差し

 

---------------------------------------

キキ、テーブルに載せられた箱の蓋を開ける。

 

老婦人

「これをキキという人に届けて欲しいの。この前とってもお世話になったから。そのお礼なのよ。ついでに、その子のお誕生日を聞いてきてくれると嬉しいんだけど。またケーキを焼けるでしょ。」

 

キキ、目を潤ませている。

 

老婦人

「キキ?」

 

キキ

「きっと、その子もおばさまの誕生日を知りたがるわ。プレゼントを考える楽しみがふえるから」

 

老婦人

「ほんとね」

 

笑う二人。

----------------------------------------

 

この一連の会話の中での、

 

キキちゃんの、

 

「きっと、その子もおばさまの誕生日を知りたがるわ。プレゼントを考える楽しみがふえるから」

 

というセリフが、大好きなんですよ〜キラキラ

 

実際には、

 

こんな洒落た切り返しを咄嗟の判断で行える少女など、

 

いるはずはないような気がしますよねぇ〜チュー

 

しかし、

 

このような小粋なキャラクターも、

 

この映画の中であれば、十分にリアリティーがあるのです。

 

 

 

もしも、

 

このセリフが、

 

他のキャラクターであればどうでしょう?

 

例えば、

 

キキと同類の好奇心旺盛でチャーミングな少女である、

 

『耳をすませば』(1995年 近藤喜文監督)

 

の主人公、月島雫ちゃんだったら。

(同じ宮崎駿さんの脚本、絵コンテで制作された映画です。)

 

 

 

一見、うまくハマりそうですが、

 

この雫ちゃんは、

 

そこまでのユーモアは持ち合わせていないように思えますね。

 

彼女は、日本の中学生という設定ですからねウインク

 

こういった繊細なリアリティーが、

 

宮崎監督流のリアリズムであり、魅力なんですよねぇ。

 

 

 

 

では、

 

あのキキちゃんの小粋なキャラクターは、

 

どのように映画の中で形成されたのでしょうか??

 

普通ならば、

 

(特に現代の視聴者にとっては、)

 

「子供に、そんな受け答えが出来るもんか!!」

 

とツッコミを入れてしまいそうになります〜爆  笑

 

 

 

そこで検討すべきが、

 

「キキに込められた本質」

 

「キキに込められたキャラクター性」

 

と言うような核心に関わる部分なのです。

 

そこで私は思うのです・・・

 

この映画を通して、

 

観客へ伝わるキキちゃんの魅力とは、

 

あの小さな体に秘められた

 

「瞬発力」

 

なのではないでしょうか〜!!

 

 

 

 

その方向で、

 

今一度、この映画を観てみると、

 

そういった演出がよく現れるのが分かります。

 

----------------------------------------

【キキが都市へ到着したシーン】

 

キキ、人混みの通行人の中へ降り立つ。

周囲の視線に一瞬ためらうが、

 

キキ

「あの、私、魔女のキキです。こっちは、黒猫のジジ。お邪魔させて頂きます!」

 

キキ、満面の笑みと共に、きちんとお辞儀をして、

 

キキ

「私、この街へ住まわせて頂きたいんです。綺麗だし、時計塔も素敵だし」

 

通行人、怪訝な表情で立ち去っていく。

----------------------------------------

 

 

ここでも、

 

彼女の瞬発力が発揮されますよね。

 

人混みに躊躇した刹那、あの魅力的な自己紹介が始まるのです照れ

 

可愛らしいですよね。

 

(この時は、周囲に怪訝な顔をされてしまいますがアセアセ)

 

これが、宮崎監督の考える清々しい少女の姿なんでしょうね。

 

 

 

 

他のシーンでも、

 

同様のキキが現れています。

 

----------------------------------------

【おソノさんとの出会いのシーン】

 

おソノ、おしゃぶりを手にして、

 

おソノ

「ああ、困ったねぇ〜。これが無いと、あの子大泣きするんだよ」

 

キキ、去りゆくおソノへ

 

キキ

「あの、私で良ければ届けましょうか?」

 

おソノ

「え? でも・・・」

 

キキ

「あそこを曲がった、乳母車の人でしょ」

 

おソノ、キキの笑顔にキョトンとしてから、

 

おソノ

「じゃあ、頼むわ。(おしゃぶりを手渡して)悪いね」

 

キキ

「いえ」

----------------------------------------

 

 

注目すべきは、

 

キキがおソノさんへ声を掛ける描写です。

 

とても素晴らしいカットになっていますから〜。

 

それは、こんな風に描かれていますよ下差し

 

キキは、おしゃぶり片手に困っているおソノさんの行動を見つめています。

 

「この人、お店に戻るのかな・・・」と見つめながら、

 

「あ、自分で追いかけるつもりなんだ」と分かったら、

 

フト、自然に、手助けの声かけをしているのです。

 

このフト話しかける描写に、

 

キキの魅力である「瞬発力」は見事に表現されていますよねOK

 

 

 

 

この後のシーンでも、

 

ちょっとしたキキの瞬発力は観られます。

 

翌朝、

 

キキが、パン屋の店舗に顔を出した場面です。

----------------------------------------

キキ「おはようございます!」

 

おソノ「おはよう。よく眠れた?」

 

キキ「ええ。いい香匂いね〜!手伝っていい?」

 

おソノ「うん」

----------------------------------------

 

明らかに、キキちゃんの言葉に瞬発力が魅力的ですよね。

 

「ええ (返答)いい香り(感動)手伝っていい(行動)」

 

までが瞬く間のことで行われます照れ

 

こんなハッキリハキハキした気持ちの良い少女なんて、

 

存在するわけないと思いながら、

 

彼女の虜になってしまうんですよねぇ〜〜グッ

 

 

 

 

冒頭、25分くらいまでで、

 

目立つところを挙げてみてもこのような状態です。

 

他にも、この瞬発力が元になって描かれているシーンは、

 

いくらでもあるはずです。

 

「ジジをぬいぐるみの代わりにしちゃうシーン」

 

「電気オーブンではなく、マキのオーブンでの料理を提案するシーン」

 

などなど照れ

 

 

 

こんな風な、キキのセリフ(や行動)を観ていく中で、

 

あの私が大好きなセリフに観客は出会うことになるのです。

 

「きっと、その子もおばさまの誕生日を知りたがるわ。プレゼントを考える楽しみがふえるから」

 

見事に、違和感を感じませんねウインク

 

まさに、キキらしいセリフだと感じてしまうくらいにOK

 

 

 

 

私は、自分の担当するワークショップでも、

 

繰り返し言っていますが、

 

キャラクターの本質をシナリオから見抜けない人は、

 

絶対に声優にはなれないと思っています。

 

キャラクターの本質こそが、

 

演技プランを考える上での最大の検討材料なのです。

 

ドラマとは、

 

脚本とは、

 

そのように作ってあるからこそ、

 

作品が魅力を放つように構築されているのです。

 

ここの理解が、

 

ドラマ制作の基礎なんですよね〜〜ニコニコ

 

もっともっと、新人声優さんと、

 

この辺りについて勉強していただきたいですね。

 

この分析力が、身を助けるのですからOK

 

 

 

 

さて、最後に、

 

この「瞬発力」というものの根拠ですが、

 

『魔女の宅急便』のオープニングシーンを思い出してみて欲しいのです。

 

青空、土手で寝そべるキキ。

 

携帯ラジオが、天候が回復して今夜満月が出ることを告げる。

 

キキ、おもむろに立ち上がり、家へとかけていく。

 

ここで、

 

すでに描かれているんですよね〜爆  笑

 

あの瞬発力が〜!!

 

観客にとって、キキは、ここから始まっていたんですね〜〜。

 

 

 

 

本当に、よく出来た映画ですよね〜〜。

 

素晴らしいの一言ですキラキラ

 

※実は、映画をよく観ると、遠くの空の雲は少しグレーがかっています。

 これは、思春期の少女の心情の表現かもしれないし、

 または、この日の夜に荒れてくる天気を表現してるのかもしれません。。。

 

 

 

 

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「セリフになっている文字などは、


ストーリー(物語)を転がすだけの情報である」

ということを、

 

私は度々口にします。

 

なぜ、こんな大胆なことを言うかというと、

 

シナリオに書かれたセリフ文字にばかり気を取られている方が、あまりに多いからなのですチュー

 

 

 

 

確かに、

 

お客さんはじっくりとセリフを聴いています。

 

しかし、

 

実のところ、

 

語られる文字情報をフムフムと楽しんでいるわけではないのです。

 

耳へ入ってくるセリフが発端となって、

 

その後に豊かに広がる情緒を楽しんでいるのですグッ

 

(私は、これを詩情と呼んでいます。)



 

例えば、

 

私のシナリオにこんな場面が出てきます。

【主人公の伊之助が、旧知の仲である御用聞きの親分辰吉へ事件解明の手伝いをお願いする】

 

というシーンです。

このシーンを文字面だけ読むと、

 

その詳細内容は、

「伊之助が事件についての不可解さを語り、

 

それを聴き終えた辰吉が、解決の手助けを申し出る」

 

というものになります。

 

そして、

 

このシーンの存在意味を考えるならば、きっと、

 

「伊之助に、頼りになる助っ人ができた」

 

というものになるでしょうね。

 

 

 

 

では、

 

このシーンを聴いたお客さんの反応はどんなものでしょう〜?

 

主人公のために助っ人が現われて、

 

「やったぜ!」

 

と喜んだり、

 

事件解決へ向けて希望の光が差したとに、

 

「いいぞ、いいぞ〜!」

 

と気分良くドラマを楽しんでいるでしょうか〜〜。

 

いえいえ、そんなことでは楽しんでないんですよね。

 

文字が意味する情報だけでは、

 

お客さんを満足させることは出来ないのです。

 

それらは、全体の1割ほどの楽しみでしかなんですよね。



 

 

上記のシナリオのシーンを、もう少し詳しく解説してみましょう。

 

ここドラマシーンの本当の狙いとは、

 

事件解決の中身とはちょっと離れた所に存在しているのです!

それは、

 

なんと、二人の友情だったりするんですねぇ〜OK

 

確かに、事件の中身も興味深い、

 

困り果てている主人公に頼れる仲間が登場するのは楽しい。

 

しかし、

 

もっともっと大切なのは・・・

 

知己への助力を惜しまない、辰吉親分の気っ風のよさ、情の深さなんですよねウインク

 

このシーンは、

 

江戸っ子気質に隠れている人情を表現している場面だったのですキラキラ

 

 

 

 

観客は、

そんな二人の信頼関係にグッと感動してドラマを楽しむんですよねぇ〜。

 

脚本家は、

 

誰もが憧れる【男の友情】にホッコリしてもらうことを狙っています。

 

そして、

 

そんな二人が生み出す今後の展開へ、

 

聴き手の興味を持続させたいわけですニコニコ

 

ここの要点が、このシーンの核となるわけですねぇ。

 

 

 

これは、

 

私のシナリオ冒頭部分にある、単純明快な1シーンなのですが、

 

全てのシーンに、こういった観客の本当の楽しみが隠れているんです。

 

大事なのは、

 

こういった本当の楽しみは、

 

シナリオの文字には書かれていないということです!!

 

友情については一言も書かれて(触れて)はいないが、

 

キャラクターは、ずっとその想いに寄り添って語っているのです。

 

つまりは、

 

書かれていないからこそ、

 

そこに詩情が漂うのだと思いますね〜!!

 

これをドラマティックと言うんだと、私は思っています照れ

 

 



そして、

ここをどう表現するかが、

その声優さんの価値なのです。

間違っても、

 

観客に対して、ただ文字に書かれた情報を雰囲気に乗せて伝えるのが、声優の仕事であってはならないのです!

 

そんなものは、お客さんにとっては、

 

全く価値を持たない表現ですからねぇチュー



 

全シーンに隠された核となる大事なものを掴み、


それを詩情をもって表現することこそ、

声優の仕事ではないでしょうか〜!!



 

そもそも、

シナリオを読み込むということは、

このことについて十分に読み解くことを指しています。

 

これは、シーンの仕組みのそのものであり、エンターテイメント構成そのものなのです。

 

これを解明できなくては、

 

お客さんの心を自在に揺さぶることは不可能かと思います。

 

 

 

 

こういったシナリオの読み方を把握してくれる方が増えたら良いな〜と願いますね。

 

私の書いたセリフから、

 

私のイメージするキャラクターをありありと表現してくれる声優さんです。

 

そんな方々が数名集まって、ドラマのテーマについて議論できたら、

 

これほど幸せな時間はないですよね〜照れ

 

そんな面子が集合したボイスドラマ制作なら、視聴者の幅はグッと広がるでしょうね。

 

出演者と同世代の視聴者だけでなく、

 

出演者のご両親や祖父母までをもターゲットに出来るのではないでしょうか。

 

私としては、

 

そんなドラマ制作を目指していきたいですね。

 

そして、出演した皆さんには、

 

「周囲や家族に胸を張れる出演だった!」と言っていただきたいですね。

 

これが、私の目標です。

 

 

 

 

 

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私は、

 

毎日言ってよいほど、

 

山田洋次監督の世界に触れています。

 

それは、彼の映画を観ることであり、

 

彼の執筆したシナリオを読むことであり、

 

彼に関する書籍を読むことを意味していますニコニコ

 

 

 

なぜに、

 

これほどしつこく山田監督にこだわるのか、

 

本当のところは、まだハッキリと掴めていない気もするのですが、

 

わたしは、

 

他の映画監督には創れない〈美しさ〉に惹かれてやまないようなのです。

 

シナリオ構成にみる緻密さ、

 

セリフに籠る情愛の豊かさ、

 

人物を見つめる厳しい姿勢、

 

緻密でドラマティックなシーン構成など、

 

私にとっては、どれもこれもが映画的美しさを放って見えるのです。

 

 

 

 

そして、

 

今、読んでいる書籍にある山田監督の言葉にも、

 

ハッとさせられたりするのです。

 

「目新しいものを、目先の変わったものを、

 

と考えているうちは決して新鮮な作品などはできはしない。

 

大事なことは、

 

人間をどう新鮮な目で見るかということではないだろうか」

 

 

 

彼の言葉を聞き、

 

その意味するところを探るように思考を巡らせ、、、

 

そのまま、彼の作品の数々を思い出し、、、

 

そして、再び彼の言葉に立ち戻ってみる、、、。

 

 

 

その時、

 

何やら、

 

私にも大事なことのカケラを与えられた閃きを感じることができるのです。

 

ドラマ作りにおける〈柱となるもの〉を学んだような錯覚を得るのです照れ

 

 

 

そして、私は、

 

「ああ、やっぱり、映画ってのは、美しいものだなぁ〜」

 

とひとり豊かな気持ちになるのです。

 

 

 

 

 

 

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アメリカの名作喜劇映画、

 

『トッツィー』(シドニー・ポラック監督 1982年)

 

をご覧になったことはありますでしょかニコニコ

 

この作品のオープニングシーンは、

 

主人公のベテラン俳優が、若手俳優に演技指導をしているところから始まります。

 

私は、

 

この映画で描かれている環境こそが、

 

演技特訓の理想型だと思っているのですよね。

 

アメリカでは当たり前のことかもしれませんが、

 

講師自身が自宅を開放して、

 

演技表現や、シナリオの解釈をトレーニングしているんです。

 

 

 

 

以前の私は、

 

自分が担当する声優ワークショップを、

 

渋谷にあるレンタル会議室を使用してきました。

 

ですから、

 

レッスン中に、時代考証や名作映画などへ話が派生すると、

 

「いますぐに、

 

専門書籍や映画シナリオ、

 

映画の映像が確認できたらなぁ〜」

 

なんて思うことが多々あったんですよねぇ。

 

その場で、

 

即座に現物の資料を確認できたら、

 

参加者の皆さんにとっても、これほど有意義な物はないですよね〜。

 

ですから、

 

映画『トッツィー』のオープニングのように、

 

自宅にてレッスンを行っている環境が、とてもとても羨ましかったのですOK

 

自宅で保管している物が何でも使い放題なんですから、素晴らしいですよね。

 

最近では、

 

ワークショップの質を今以上に上げるためには、この方法しかないようにも思えていたのです。

 

 

 

 

そして、

 

2年前のことです。

 

コロナ禍の煽りでZOOMオンラインにてレッスンを始めてみると、

 

この新しい環境が持っている利点が、私の期待していた以上の効果を発揮したんですよねウインク

 

その一つが、

 

私が自宅にいることでしょうグッ

 

先にも書いた通り、私が資料に囲まれていますので、

 

いつでも必要な時に参加者へデータ配布が可能です。

 

これが、とっても便利なんです。

 

これまでの環境では不可能なスピードで、皆さんへ情報を共有できますからね〜。

 

 

 

 

さらに、

 

レンタル会議室とは圧倒的に違うのが、

 

時間に縛られないことが挙げられますニコニコ

 

場所をレンタルしていると、次の利用者がやってきますから、突然の延長ができないんですよね・・・アセアセ

 

もちろん、

 

「もっと話がしたければ、

 

カフェでもファミレスでも行きゃいいじゃないか〜」

 

って話なのですが、

 

それはちょっと違うんですよね。

 

場所を変えてしまっては、

 

それまでのモチベーションや緊張感が薄れてしまって、機を逸してしまうんですよねチュー

 

(これは、情熱に関わる大切な問題なのです。)

 

 

 

 

そもそも、

 

〈シナリオの読み込み〉や〈演技表現〉のトレーニングをしている時は、

 

レッスン終了直後の会話(質問疑問)というのが、とてもとても大事になってくると私は思うのです!

 

その時間を使って、

 

レッスン内容についての質問、

 

レッスンで起こったことの確認、

 

今後のスキルアップの見通し、

 

自己分析においての問題点や悩み、

 

作品制作の裏側の話、

 

映画や小説の話、

 

プロ声優やプロ俳優の話、

 

などなどの会話をすることで、

 

「声優とは何か・・・」

 

「ドラマ制作の仕事とは何か・・・」

 

「自分の夢への大義名分は何か・・・」

 

「自分の仕事に込めるテーマとは何か・・・」

 

ということを探るキッカケが得られると思うのですニコニコ

 

 

 

私の行うワークショップの場合、

 

1回3時間のレッスンが終わった後、

 

すぐにコーヒーでも入れて、

 

皆でフッと体をリラックスさせた後に、

 

しなければならない会話というものがあるはずだと考えていたんですよね。

 

それは、

 

その場その時でないとできない会話のはずなのです!

 

この雑談のような自由な時間に、

 

新人声優さんが、プロらしくなることもあると思っていたのです。

 

 

 

 

現在は、

 

ZOOMアプリを使って、演技レッスン以外のワークショップを実施していますが、

 

時間に縛られないレッスンは、私にとっては、非常に安心して自由を感じられる環境だと思っていますね。

 

参加される皆さんは、

 

延長ばかりで困っているかもしれませんがアセアセ

 

〈演技表現を追求する〉という目的においては、

 

〈時間の制限〉というのは、とても不都合なモノなんですよね。

 

ある程度、時間を気にせずのめり込める空間が、スキルアップには不可欠なんだと思います。

 

参加者の思考を止めるものが、

 

時間制限やモチベーションの低下であっては決してならないのです!!

 

 

 

 

コロナウイルスによる危機的状況の中で、

 

突如始まった私のオンラインレッスンですが、

 

奇遇にも、これが、

 

理想の声優レッスンの形を作っているように感じていますニコニコ

 

さらに質を上げる方法について皆で議論を続ける必要はありますが、すでにこれまでにない充実を得ています。

 

私はこれを、

 

とてもありがたい環境だと実感していますねOK

 

 

 

 

 

 

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 シナリオ読解力が、プロ声優への基礎となります。

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