3ヶ月間WSの面談予約が、
少しづつ入って参りました
まだ、数名と話をさせて頂いただけですが、
どの方も、
現在のご自身の環境に、
満足出来ないでいるようなのです・・・。
特に強く仰るのが、
仲間についての話題でした。
この問題については、
私も学生の頃に同じ感情を抱いていたことで、
彼ら以外にも、
多くの方が同じ悩みを持っていることと思います。
「プロ声優を目指す仲間が集まっても、役者らしい会話が無い」
という焦りは、
そのまま、プロになるという確信を揺るがす不安になるでしょう
仲間から得るところがないなんて、
なんとかしなければならない課題ですね。
若かりし頃の私は、
この問題の解決する際には、
かなり強引な策を実行したし、
そのために多くの同期に嫌われもしたものです〜
でも、何もしなければ、
つまらないメンバーに囲まれて過ごす苦痛に耐えなくてはならず、
そんな無駄な時間は、
どうしても過ごすわけには行かなかったんですよね〜。
（自暴自棄になった時もありましたが〜〜
）
というわけで、
そんな悩みを持つ方が、
このブログをご覧頂いている方の中にいらっしゃったらと思い、
「新人声優」
について、
私の見解を述べたいと思います〜
私が新人声優さんを見ていて、
とても危うく感じてしまうことに、
「毒づかない怖さ」というものがあります
若い声優さんというのは、
優しくて真面目な姿勢が好印象ですが、
その腹の底に潜む役者魂を見せない傾向があると思います。
つまりは、
どういった人物なのか、どんな声優なのか、
周囲に全く教えてくれない言動を取ってるのではないでしょうか・・・。
私は思うのですが・・・・
役者仲間が集まったならば、
大抵、その空間には、
映画や舞台、演技などを批判・評論する会話が自然発生し、
それは、次第に熱をオボてくるものではないでしょうか。
さらに言うと、
本気でプロを目指している声優ならば、、、
むしろ、出来るだけ早いタイミングで、
こういった自分たちの仕事の中枢に関わる話題を始めたいはずです
限られた時間で、
予想以上の濃い時間、大きな収穫を得ようと必至にもがいてこそ、
新人声優だと思うからです。
つまりは、
プロの作品やプロの声優について厳しい意見を交わすことで、
その批判的意見を潤滑油として会話を熱していくべきなのです
大きな理想や夢を抱えた新人ならば、
しっかりと毒づいてなんぼ、だと思うのです
何も、
大物評論家のような、
知識と経験に基づいた意見を述べようというわけではありません。
今現在の知性と感性でもって、
自分のスキルやレベルを知った上で、
責任をもって発言すれば良いのです
現状の己の眼と耳で判断した、
作品の「良し悪し」を真正面から語ればいいのです
私は、
こういった会話を持てる仲間こそが、
自分の感性を育ててくれるものだと思いますねぇ～。
同じ業界を目指す者が集う場所では、
「イイよね、イイよね」的な発言は、
何の意味もありません
（「好き好き」なんて発言もいりません）
これらの言葉は、
むしろ、場の空気が悪くなるだけです・・・。
そこで、その話題は、ゴールしてしまいますよね・・・。
本気の新人声優が求めているのは、
全く逆のことで、
深く深く潜っていくような会話の連鎖ですから、
そんなHAPPY話しで会話を終わらせては、
とてもとても勿体無いのですよね・・・
これはよく相談されることの一つですが、
普段仲良くやっている仲間の前でも、
放送されているアニメや人気声優、ベテラン声優の演技についての批判には、
ちょっとした遠慮があると言います。
（なんだかタブーな空気があると言うのです〜）
こんなバカな話はないので、
その真意を尋ねてみると、
皆一様に難しい表情をされます〜
自分の正直な意見を述べたところで、
誰かを悲しまることなどありはしないはずなのに、
何やら躊躇があるというのです
自信の無さなのか・・・、
勇気が持てないのか・・・、
反論が怖いのか・・・、
嫌われたくないのか・・・・。
本当の理由は分からないのだそうです
でも、
時間を取ってゆっくりと会話を進めると、
皆さん、大抵は、
きちんとした意見を持っているものなのですよね
話の最後には、
すごく大胆な毒を吐く方だっています〜
でも、
クラスメイトとは、
こういった会話は出来ないと言い切るのです〜。
もしかしたら、
これは、
信頼関係の問題かも知れませんね。
（一つの要因ですが。）
私はそんな方にお伝えしたいのですが、
プロを目指す新人声優さんには、
何も恐れることは無いと思います
もっともっと、
ズケズケと言いたいことを言うべきですよ。
そして、
そういうちょっとだけ大胆な行動から、
自分に合った、自分の求める仲間が、
身の回りに集まるようにするべきなのです
欲しいのは、
本物の意見をぶつけられる相手です
本物の意見の応酬から、話の真実へ近づける相手なのです
これを求めて、
勇気を持って発言してほしいですね。
これは、
新人だからこそできる会話ですよね
だから、
初々しい毒を持って、
尖った会話をして下さい～。
生意気くらいで丁度いいですからね。
でなくては学べないことが、
沢山たくさんあるんですよ〜〜〜
※本日は、かなりオッサン臭い話でしたねぇ〜。
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