昨日は、神奈川県で、すんごい雨となりました〜
都心の方でも同じだったんでしょうか。
お昼時、渋谷駅いた浴衣姿の女性達は、
「その後どうなったのやら〜〜」
自宅にて雨音を聴きながら、
そんなことを思ってしまいましたね〜。
さて、
このところ、
江戸に関する記事ばかり更新しているのですが
(もう飽きてます・・・)
今日は、
作品の舞台である、
海辺大工町(うみべだいくちょう)について書きたいと思います
そもそも、
この町名は、
ドラマCDのタイトルにもなっている深川と言う場所にあります
時代小説や時代劇ドラマで、
度々舞台となる名所なのですが、
若い方には、深川と言われてもピンと来ない方も多いですよね〜。
かく言う私も、
昔は、
「江戸はどこでも江戸」という感覚で、
細かい町名など気にせず時代劇を楽しんでいました〜
でもですね、
主な舞台だけでも知っておくと、
ドラマCDがより楽しめると思いますので、
今日は、その解説をしたいと思います〜
詳しく知れば、
物語の中に自分がいるような感覚が味わえますからね〜。
そこで、
古地図(江戸切絵図)を使ってご案内したいと思います〜
下の画像が、深川一体の地図です。
深川には、無数の堀川が縦横に走っています。
深川区史には、
江戸時代の頃のこの土地を、
「深川は、イタリアのベネチアに比較してもよいほどの水郷であった」
と記されているそうです。
当時は、とても美しい場所だったんですね〜
この地を開拓した、
深川八郎右衛門(摂津出身)や、熊井理右衛門(紀州出身)の、
計画は、素晴らしいと功績だったでしょう
私の大好きな池波正太郎さんの小説でも、
この辺りの風景は美しく描かれています。
料理屋の窓からは、
眼下の川を行き交う小舟が賑やかに見えたでしょう〜。
船頭の舟唄を聴きながらお酒でも頂けば、
これほど情緒的な時間はないでしょうね〜
そして、海も近いので、
潮の香りに、木場の材木の香も混ざって、
夕方時などは、得も言えぬ趣があったと想像できます
では、ちょっと拡大した画像で見てみましょう。
向かって右が北の方角になります。
だから、この画像を上に行くとすぐに日本橋があり、
下へ行って荒川を越えれば、ディズニーランドがあります〜
画像の左端の細長く黄色い所が富岡八幡宮。
現在の門前仲町駅近くです。
そして、私が指さしているところが、
主人公の伊之助が住む海辺大工町です
次の画像は、
海辺大工町の拡大図。
中央に町名が見えますか
ここが物語の舞台になるのです
※実際には、このあたりに海辺大工町という町名はいくつもあったでしょう。江戸時代にはよくあることです。
下の画像は現在の地図です
海辺大工町の現在位置は、指さしているこの辺りだと思います。
(大体の見当です〜)
いかがでしょうか。
やっぱり現代との繋がりが見えてくると、
時代劇はさらに面白くなりますよね
こういった知識は、
ドラマの味わいとは無関係のようで、
実は、知っていることが、
リアリティーの感じ方に違いが生まれるものです。
こんなブログ記事でも、
ちょっとした変化を与えてくれるかも知れませんね〜
こんな深川の町人(伊之助)と、
相馬中村からやってきた剣客(笹野平五郎)のお話に興味がありましたら、
ぜひ
『研ぎ師伊之助深川噺』をお手に取ってみてください〜
よろしくお願いいたします〜。
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山中(脚本・演出)
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