28日(土)、29日(日)と、
待ち遠しかった朗読会が開催されました
いやぁ~、楽しかったっ
毎度素晴らしいのですが、
今回は、より一層魅了されてしまったなぁ~~という満足感でしたね
まずは、
真山亜子さん(ケンユウオフィス)の朗読ですが、
これまでの江戸の男たちの魅力(粋、いなせ、いさみ)が全面にでた小説とは打って変わって、
四十手前の女の忘れられぬ恋心を描いた作品でした。
何とも言えない切なさをおびた朗読には詩情が満ちていて、
主人公の迷いが私の心に突き刺さりましたねぇ~
筈見純さん(アーツビジョン)の方は、
これが「鬼平犯科帳」を読まれると言うわけで、
藤枝梅安→秋山小兵衛→長谷川平蔵という、
これまでの朗読表現の変化が、今回はどこへ行くのかっ・・・・
これが私の最大のお楽しみとなっていた時間でした。
感想は・・・
書かなくても分かりそうなもんですよね
まさしく名人芸
会場全体がうっとりとしちゃうんだから、
筈見さんの朗読に皆が陶酔してしまたんですね。
こんな雰囲気になることは、
他では起こらない現象でしょうねぇ。
いやはや、素晴らしいぃぃ
私も、
これで3回目の筈見さんの朗読なので、
その妙技の真実を探りたくて、
筈見さんの語りを聴きながら、
ずぅ~っと口をパクパクさせて、その語りをすぐ後からなぞっていたんです。
目に前の朗読を、
その場で音読コピーする感じですね
(もちろん声には出しませんが)
そこまでやってみると、
筈見さんの朗読に込められた日本語の調子や間、タイミングの完璧さに、
改めて驚嘆させられましたね。
あの心地よさの効果は、
この筈見さんの作り出す呼吸から生まれているんだと再確認しました。
不必要な音の上げ下げは無く、無駄もなく、
かと言って予定調和にならないように、
至る所に意外な「粋な音(読み)」を配置するあたりは、
驚きの連続でしたねぇ~
本当に勉強になりました
私と一緒に行った方々とは、
その後、
鶯谷駅前の居酒屋にてワイワイと感動を分かちあったりもしました
真山さんもそこへ駆けつけて下さり、
皆で実演直後の貴重な話を聴かせてもらいました。
新人声優には、たまらない時間だったでしょうね。
私は、28日にのみ参加したのですが、
中には、急遽、
次の日も観劇した方もいたようです。
よっぽど刺激のある学びになったんでしょうね
29日には、
昼の回に参加して、
そのまま急遽、夜の回にも参加した方もいたそうです~
この方にも、
今回の朗読は、忘れられないものになったようですねぇ。
この気持ち、
私にはよ~~~く分かりますぅ
この譚倶楽部の朗読は、
私にとっては、
江戸を堪能できる数少ない機会です。
それが目の前の朗読で楽しめるのだから、
なんとも贅沢な時間です。
本当に感謝ですね
そうそう、
筈見さんの「鬼平犯科帳」の朗読を、
現在、アニメ「鬼平」で主人公を演じている堀内賢雄さんが聴いていたもの、
これまた粋な空間だなぁ~と思いましたね。
筈見さん、真山さんが「鬼平」へ出演されるのを、
大きく期待しながら待ちたいと思います~
オーディオキネマ
代表 山中(脚本・演出)