私のど真ん中。 | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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今日から師走がスタートしましたね

しかし・・・・

一年で一番貴重な31日というこの時間は、

瞬く間に、

一気に新年まで駆け抜けて行くんですよねぇ。



毎年、緊張感を持って過ごしているつもりでも、

ただただ、

アタフタとするだけになってしまいます

今までの人生で納得できる師走なんて、

きっと、

送ったことは無いんだと思います

何歳になっても、気ばかり焦って仕方がないですよね。



まあ、

これが師走の語源なんだから、

納得せずにはいられないんですけどね。

(ハハハ



さて。今日は、

そんな12月1日を、

どう過ごすべきかと思いまして・・・・

ある過ごし方を決定したのです

(これは、来年に向けて・・・と言える一日になるかもしれません。)




その過ごし方とは、

ある理由によって選別された映画を見るというものです。

(私自身が選んだものになります

どれも数回観たことのある映画ですが、

懐かしい作品になると10年以上ぶりというものも入れてみました



その作品とは、

『わらの犬』 1971年 / サム・ペキンパー監督

『雨月物語』 1953年 / 溝口健二監督

『砂の女』 1964年 / 勅使河原宏監督

の三作品です




これらは、

どれも私に大きな問いを投げかけた作品になります。

鑑賞当時は十九や二十歳でしたが、

その問いは、

今でも私の奥底に解決できない課題となってくすぶっています。

それは、

私どころか、人類が解決できない問題でもあると思います。

欲や業
といった、

我々の本質とも言えるものです




こういった映画は、

観る者に、

そういった、

「どうしようもないこと」

をまざまざと見せつけてくるのです。

脳天に突き刺さるような・・・・

こころが作品に共鳴するというような・・・・

身体が熱くなる体験を得ることが出来るものです




時には、

こういった私の基礎の一部となった映画にかえるもの良いですよね。

原点回帰のようです

これから自分は、何のためにシナリオを書くのか。

キャラクターには何をこめるのか。

どんなスタッフ、役者と出会いたいのか。

それを改めて目標にするために、

今日の1日を費やしてみました



あとは、

美味しいものを食べて、

栄養をつけて、

明日からの30日に備えたいと思います~




オーディオキネマ
脚本・演出
山中勇人