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今日は、

 
朝からスタッフルームがある、
 
門前仲町に行ってきましたニコニコ
 
 
 
この制作ルームは、
 
なんとも縁起が良いことに、
 
富岡八幡宮の横に立地しています音譜
 
今朝も参道は、
 
大変な大賑わいで、
 
出店やら参拝人やらでごった返していましたのですが、
 
自然と、
 
人の流れはゆるやかで、
 
その表情も穏やかなものでした。
 
不思議ですねにひひ
 
 
 
前の人を押しのけたり、
 
人混みを縫うように歩く人もいませんでした。
 
私がこの敷地を通り抜ける時も、
 
年配のご夫婦などは、
 
譲り合ってすれ違う時に、
 
ニコニコと微笑んで返してくれましたニコニコ
 
 
 
こんな風景は、
 
今の東京には、
 
なかなけお目にかかれないのですが、
 
実は、
 
江戸時代には、
 
ごく当たり前のしぐさだったんですよ。
 
これを、
 
「会釈の眼差し」
 
と呼びます。
 
 
 
昔は、
 
たとえ見ず知らずの人でも、
 
すれ違う際に軽く会釈があったそうです。
 
現代人のイメージでは、
 
登山中の挨拶でしょうか。
 
あの時ばかりは、
 
笑顔で、
 
「こんにちは!」
 
なんて交わしますよねグッド!
 
 
 
 
昔の、
 
歩道も車道も無い、
 
賑わった江戸の大通りも、
 
こんな粋な習慣で、
 
一定の秩序が保たれていたんですね。
 
 
 
この仕草は、
 
例え相手が身分の高い武家の人でも、
 
行われていたそうです。
 
すれ違うときには、
 
しっかりと相手の目を見て、
 
会釈の眼差しをしたんですねビックリマーク
 
これは、
 
自分が卑屈にならない!という、
 
江戸人のプライドでもあったようですグー
 
確かに、
 
きちんと礼儀を持って挨拶すると、
 
自ずと自分に自信が沸くって感覚、
 
ありますよねにひひ
 
 
 
ちなみに、
 
この根底には、
 
人間はすべて仏の化身である、
 
という考え方からきているんだそうです。
 
仏様に挨拶するように、
 
他人同士でも挨拶することに不思議はない、
 
という信仰があったからなんですね。
 
 
 
 
これが日本人の心なんだなぁ、
 
と思いますねアップ
 
海外に行くと、
 
まだ、こんな会釈がしっかりと残っていますよね。
 
これをフレンドリーなんて単語で片付けていますが、
 
案外、世界共通の《粋》なのかも知れませんね。
 
 
 
いやぁ、
 
今日は、
 
東京下町で、
 
江戸の空気を吸ったような心地になりましたニコニコ
 
 
 
ライター 山中