『研ぎ師伊之助深川噺ができるまで 165』 | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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~ライターのつぶやき~
「・・・・・・」




以前にも書いたかもしれませんが、

小説や映画で出てくる、

「お江戸」という言葉。

現代の私達にも、とても馴染みがありますよね



この言葉、

実際の江戸時代の人々も使っていたそうです

自分たちの地名に、わざわざ、

「お」

をつけて呼ぶなんて、

ちょっと不思議ですよね。

世界中でも見られない現象だそうです。




ちなみに、

「み吉野」とか「み熊野」と、

「み」をつけて呼ぶ地名もありますが、

これは、美称や口調を整える為のものらしいです

確かに雅な感じはしますね。

上品さがでます




この江戸に「お」がつくようになった理由は、

早くから京都のことを〈花の都〉といっていたので、

その花のみやこに対して、

〈花のお江戸〉とよぶようになった・・・・というのが、

言い伝えのようです




これは、

先日まで読んでいた時代考証の書籍に載っていた内容の一部です。

この種の書籍というのは、いつも中途半端で書き終わりますよね

これでは、

「お」に込められた意味が全く分かりませんよね

京の都に対抗しようと、

なぜ、新都市江戸の人々が、

「お江戸」と呼称するに至ったのか

この心情というか、経緯というか、

ここが一番興味があるはずですよね




学術書というのは、

どうも堅くていけませんね。

私の大好きな、

江戸考証の先駆者、三田村鳶魚さんは、

その後の大先生たちに批判されもするのですが、

その書籍にはロマン情熱がこもっているようで、

私は大好きですね

資料や口伝の出処が不明だったり、

町人への史観が村山摂津守からの受け継いだと思われるものだったり、

八王子同心の後裔のプライドが史観に偏りを生んでいる疑惑だったり、

論文としては信憑性に欠けるかもしれませんが、

私は、

その人間らしさに可笑しみを感じて、

それも含めて、生々しい江戸を体感させてくれる作家だと思います

むしろそこにこそ、三田村鳶魚の価値はあるように感じますね




話を戻しますが、

「お江戸」と呼んだ町人のことを考えると、

私は、いつまでも彼らのことを想ってしまいます

きっと、

そう江戸を呼ばなければ収まらない理由があったんでしょうね。

町人たちが、

そうしなければならない意地があったんでしょう。

そもそも、

意地を張る理由もあったでしょう。




私は、

彼ら町人は、

江戸という町を、

町人の住みやすい町にしようとしたのではないかと思います




この「お江戸」という言葉は、

現代にも残る文献、

黄表紙、洒落本、軽口小噺、狂歌、狂詩、俳句、川柳、落首などに見られるそうです。

やはり、この言葉の始まりは町人だったのでしょう。




武蔵国と下総国の国境あたりに、

江戸という巨大都市開発の計画が持ち上がるまでは、

いつの時代の、どの地域の都市にも、

その中心には武士がいました。

(もちろん江戸も同じですが)




そして今までは、

そんな武士たちに、町人たちはいつも、

いいように食い物にされてきたのではないでしょうか




だからこそ、

新都市江戸にロマンを抱いてやってきた町人、商人、職人たちは、

今度こそ

町人達がのびのび暮らせる街作りをやろうと、

意気込んでいたのではないでしょうか

だから、

いつしかそのプライドが、

「お江戸」と呼ばせたのではないかと、

私は思いますね。

(私個人の意見ですが・・・




だから、

江戸幕府を最後に、

武士は解体されたのかもしれません。

この江戸の地にて、

その大改革が新政府によって決断されましたからね

そんな決断の深い深い大元には、

町人の江戸に掛けた意地やロマンがあるのかもしれません

幕府がひっくり返ったのも、

町人の意地が初動のエネルギーになっていたかもしれませんね




そんなことに思いを馳せていると、

短い休憩時間はあっと言う間に過ぎていきますね

だから仕事が遅れるんですね

だから、

こんな深い時間にブログの更新をしているんですね

だから、

皆さん、翌朝になって確認することになるんですね

だから・・・・。



・・・・終わりませんね

 

 

 

 

 

 

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