「一流の映画から、
一流の演技を盗むのがいいよ」
と参加者の声優の皆さんに、
よくお伝えします

参加者の皆さんは、
私のワークショップ以外にも、
所属事務所の養成所などに通われている方ばかりですが、
それらレッスン以外にも、
自力で演技を上達させるテクニックを身につけて欲しいので、
上記のような発言をしています

こんな作業は、
役者にとってはあまりに当たり前のことなので、
演技やドラマを仕事にしていない方なら、
「何を当然のことを言ってやがるんでぃ、
いまどきの若い奴らぁよ
」と怒っているでしょうね

でも意外とこの時間が取れないんですよね

私の周りの声優さん達も、
なかなかこの行動ができないものです。
それぞれ忙しい毎日を送っていますからね。
でも、
「絶対にやって下さい
」と私が皆さんにお願いする理由は、
自分の経験から言っていることでもあるんです。
私は、
誰からもシナリオの書き方を教わってはいません。
その手も考えたことはあるのですが、
シナリオ学校のことを調べてやめてしまいました。
そこで私は、
プロから盗むことにしたのです

黒澤明監督の書かれたシナリオ『七人の侍』
脚本家、橋本忍さんのシナリオ『切腹』
宮﨑駿さんの書かれたシナリオ『もののけ姫』
などでシナリオとは何かを知りました。
セリフの勉強は、
池波正太郎さんの『剣客商売』『藤枝梅安』など、
素敵な会話が繰り広げられる小説でしたね。
一流からの盗みは、
かなり影響を受けますので、
強く受けすぎないことが重要です。
でも、
やってみて、
その効果は絶大なものがあると実感しました

「ホントかよ
」と思っていませんか。
ちょっとその理由を説明していましょう

一流の作品を観たり読んだりすると、
現在の自分の眼で盗めるもには、かなり限界はあります。
(当然ですよね。こちらはアマチュアでしたから
)でも、限界以上を誰かに教わっても使いこなせはしないのです。
むしろ、
一流の表現を今の自分が間違えて解釈しても、
それが面白いと思うなら、
それが世の観客へ受け入れられると思うなら、
自分の表現へ活かせばいいとおもいますね

大事なのは、
今の自分が何を面白いと思うのか、
そこを突き詰めているかです

自分の感覚に敏感になってほしいですね

そして、
常に盗む、
いいものを探す、
その意気込みを忘れないで貪欲になって欲しいですね。
まさにドロボーのようになってほしいのです

何より、
素晴らしい作品は、
役者のスケール(計り)を大きくしてくれます。
演技とはこれほど深いものなのか・・・。
演技とはこんなことまで表現できるのか・・・。
ドラマとはこれほど影響力があるのか・・・。
ドラマとは人をこんな気持ちにできるのか・・・。
ドラマとは人の思考をこれほど一変させるのか・・・。
この感覚が、
大きく深く鋭い方が、
役者としては豊かな表現を生み出すと思いますね

一流の作品は、
我々にそんな反応を与えてくれます。
表現者にとっては、
とてつもなく重要なことです

このブログをご覧になって頂いた皆様、
ちょっと、そんな探求をしてみてはいかがでしょうか。
よい成長があることを約束しますよ

一流の作品は、何度観ても、
新たね発見があり、
常に勉強させられますしね。
いつでも観ても、
こちらの成長に合わせた知識・技術を与えてくれます。
そして、
このブログをご覧になっている皆様の中で、
今現在、私のワークショップに参加している方、
そして、過去にしていた方は、
絶対に

速やか

にその時間を作ってださいよ

ちょいとサボってやいませんか

おいっ

(すいません。おおきなお世話でしたね
)【twitterしてます】
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