~ライターのつぶやき~
「難しい質問」
私は、あんまり頭が良くないもので、
物事は、出来るだけ具体的に考える癖をつけています![]()
曖昧さは、日本人の穏やかさの象徴のようですが、
自分自身のためには、
ハッキリクッキリが良いと思っています。
とくに、
今のような制作の仕事をしてからは、
何でも具体的にしていかなければ、
他人さんへ誤解を与えてしまうこともありますからね![]()
これは要注意です![]()
最近、ある若い役者君に相談を受けたのですが、
声優養成所の講師に、
「キミは感受性が無い」と言われたそうです![]()
そして、
「感受性ってどういうことですか?」と、
私は聞かれました。
(とんでもない問題を投げかけられたもんだ・・・
)
本当は、
「自分で答えを探しなさいよ、あなた・・・」と言いたいのですが、
あまり冷たくしても可愛そうだし、
私は誰からも嫌われたくないし、
ということで一緒に考えることにしました![]()
彼が、講師にそう言われたのは、
養成所の所属オーディションでのことでした。
オーディション原稿を見ながら演技し、
長々と評価があった最後に、感受性の話になったそうです。
原稿についてかいつまんで聞くと、
怒ったり悲しんだりする青年のセリフでした。
ここからは、ただの私ライターの意見なので、
本当のところは、
もちろん試験官である講師本人に尋ねるしかありません。
その辺りを忘れずに続きをお読みください![]()
しかし、彼の言った「感受性」とは何を指すのでしょうか![]()
感受性のある人は、
人物の心情に敏感です。
物事の変化にも敏感に反応します。
(「空気を読む」とは意味が違いますね。)
この役者君は、
原稿の青年の心を敏感に理解していなかったのはないか。
敏感に理解するとは、
言葉でいうと、リアルに感じることができるか、ということでしょうか。
台本にある人物を、
まさに実在するかのように自分の中で強くイメージし、理解する。
そして、そのキャラクターの心をリアリティーをもって感じることが出来るか。
ここが、演技の真骨頂です![]()
役者が、キャラクターに命を吹き込み、生き生きと表現する。
すべてが、作り物でフィクションなのが、ドラマ制作です。
しかし、役者が感受性をもって、キャラクターを表現しなければ、
すべては、リアルに感じないということです![]()
私に相談に来た役者君は、
まだ、セリフを「それっぽく読んでいる」だけだったのかも知れません。
そんなカタチだけの演技では、審査は通過できません。
「感受性」なんて言葉は、ちょっと難しいですから、
「どれだけリアルに役の心を理解し、作り物を感じさせないくらい生き生きとさせるか」
をこれから考えるのがいいと思うよ、
と言って帰ってもらいました。
(ふぅ~)
本当に納得してくれたかは分かりませんが、
私の最大限に考えた答えを聞いてもらいました![]()
ドラマ制作者は、いつでも作品をリアルに作りたいと思っています。
映画『攻殻機動隊』『となりのトトロ』などの名作も、
荒唐無稽なSFやファンタジーですが、
驚くほどリアリティーがあります。
作品にリアリティーを持たせる作業は、シナリオ制作の段階から意識して作られています。
役者のアフレコも、そこを意識していなくてはなりません。
感受性がなければ、
そのコトを本当に、心で理解は出来ないのかもしれません。
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