規則的に流れる街灯の明かりを見送り車を走らせる
快適なスピードで滑り込むロータリー
飲んで帰って来る妻を迎えに行くのである
駅に着いた俺はハザードランプを灯し
車窓から駅前の景色を眺める
生憎の雨ではあるが週末の開放感が溢れている
雨粒… ドロップ…
景色はレイニー…
揺れる明かりはシャイニー…
俺は助手席へと無造作に散らばった ブツ!
先ほど友人に借りた エロDVDを
ダッシュボードへと素早くしまい込んだ。
数分後、駅に現れた妻にパッシングを2回
クラクションを鳴らして合図を送る
車に乗り込む妻は、今日あった出来事を
楽しそうに語り出す
今日、会社でさー………
あのね、アズちゃん今度ウチ来たいってー………
適当な相づちを繰り返し家路へと向かう
他愛無いドライブのハズだった…
前方で光る赤色灯(パトランプ)
眼前に連なるテールランプ
検問である!!!
しまった…Σ(゚д゚;)
酒は飲んでない…
しかし………
DVDは………
裏っ!!!
直前右折でコンビニに滑り込もうか?…
タイミングは今?………
否!
警官は既にこちらを視(み)ている
俺は度胸を決め込み
出来る限りの平静を装い検問へと進入した
ヴィーーーーーーーン
窓(ウィンドゥ)を下げた瞬間に警官の顔が曇るのを感じた
警官『すいません、飲酒検問…って酒臭いんだけどお兄さんじゃないよね~?』
俺『いや、俺じゃ……』
俺が答え終わる前に妻が動き出す…
妻『あのれー アダシねー。 ぐふふ♪ 女ヒ(子)会でれー』
警官『一応ね、コレに息入れてもらっていい?』
飲酒検査用の袋を出した警官が不快だったのであろう
妻が俺をかばい出す
妻『ちょっとー!飲んだのアタシだって言ってんじゃん!』
俺『いやいやいやいや!!! 良いって、良いって! マジで!(°Д°;≡°Д°;)』
動揺した俺を見逃すこと無く警官が反応
警官『ちょっと車の中、見せてもらって良いかな?』
淡々と進む車内検査
最悪の事態だ…
できる事ならば、車を爆破してしまいたい!
薬物… 無し!!!
危険物… 無し!!!
飲酒反応… 無し!!!
!!!
ダッシュボードから出てきたDVDを手に取り…
『美巨乳ナースの献身看護』
タイトルにちょっと吹き出した後
この後の取り調べは奥さんに任せますって………
上手いコト言ってんじゃねぇよ!!!(/TДT)/
性的趣向を暴露されると云う…
究極の凌辱(りょうじょく)
妻『へぇ~、、、こう言うのが趣味なんだぁ~』( ̄ー ̄;
俺『いや~ (^_^;) たまには、、、デカイのも見たいかなぁ~ なんつって…』
バカッコ良く………☆
巨乳とナースを見過ごせる男は少ない。。。




































