自転車屋の話 | dragonzoのブログ

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今まで体験してきた不思議な現象を書こうかと。

昔、パンク修理に利用していた自転車屋にはこだわりがあった。徹底的に診てくれる。

卸売をやっているようで、店頭にはほとんど客がいない。

店主も明らかに自転車オタクだ。

何時ごろ取りに来てくれと言われるので、街で時間をつぶして戻ってくると、

後10分いいか、それで完璧になるんだよ!

と、修理を続ける。

その日は車軸の歪みが気に入らなかったようだ。そして完璧に修理する。

しゃがみ込んで、たまには掃除しないと自転車が泣いちゃうよ!

と言って掃除までしてくれる。

良い自転車屋だったが、引っ越したので、今はなかなか行けなくなった。

今ひいきにしている自転車屋もなかなか変わっている。

先週の金曜日、パンクしたので、2駅先のその自転車屋まで押して行った。

もう何年もここで修理してもらっている。

ここが良いのは、修理代が安いのだ。

お客さんが買い換えた時にジャンク品として前の自転車を引き取る。その部品をリサイクルして修理に使っている。何でも使える部品はリサイクルして修理代を安くしてくれる。

もう何年も通っていて、あらゆる部品を交換したので、オリジナルの私の自転車の部品はもはやハンドルだけとなった。

さすがにボディを取り替えた時は、防犯登録が新たに必要になった。

近所の人の憩いの場になっているようで、外人がよく入り浸っている。

最近じゃあ自分とこで売った商品しか修理しないとか、店頭にワンコイン空気入れを置いたりする店が多くなったが、探せばまだこんな店もありますよ。

ある時、その近所の病院で家族間による殺人事件が起きた。その病院通っているのと聞くと、私は行ってないけど評判いいみたい。事件の次の日も普通に営業してましたよ。と不気味そうな薄笑いを浮かべた。

この辺は戦時中、空襲が激しかったらしく、道路に死体が並べられたり、終戦後は、米軍住宅ができたりした場所らしく、霊的にもあまり良くないと、霊感の強い人が言っていた。

そういえば、ホームレスが殺されたこともあったなぁ。

今日は、この辺で。