ドラゴンクエスト日記 -81ページ目

014.湖の洞窟 近辺---バブルスライム  on ドラゴンクエスト II

ローレシア南のほこらを出た俺たちは、次の目的地をサマルトリア城の西にあるという湖の洞窟へとさだめた。

しかしすでに体力もすり減っていたし、パルスのマジックポイントも尽きていたのであまり無茶はせず、いったんサマルトリア城によって一休みしていくことにした。



俺の性格はどちらかといえばがんがん行こうぜタイプで、パルスはとりあえず様子を見ようぜというタイプ。悪く言えば、俺は無鉄砲でパルスは優柔不断。性格はまったく異なる二人だが、それが元で反発しあうようなことはいまのところない。



お互いに足りない部分をうまく補完しあえているのか、意外と気が合う連れ合いだということがこれまでの旅路でよくわかってきた。
話を聞くに、パルスもそう思ってくれているようで俺もうれしく思う。
長くつらい旅だが、無心に軽口を叩きあえる友がいるのはいいことだと、いまさらながらに実感できた。



ほどなくしてサマルトリア城に到着したが、思ったよりも体力が残っていたので、湖の洞窟がどこにあるかだけでも確認しようかとパルスに提案してみた。
体力バカの俺と違ってパルスは早めに城に戻りたかったようだが、無意味に鼻息荒く訴える俺の圧力に屈したらしく、しぶしぶ付き合ってくれることになった。



へへ、サンキュー。



ローレシア南のほこらで聞いた情報を元にサマルトリア上から西へ進むと、大した時間もかからずに湖の洞窟に到着した。
湖というよりは少し大きめの池という感じではあるが、水面を駆け抜けて草木を揺らす風は涼やかで心地よい。



とりあえず場所も確認できたし、変なモンスターに出会う前に退散しようと振り返ったとき、草むらからバブルスライムの群れがあらわれた!
毒素を持った泡状のスライムで、体力のすり減った俺たちではちょっと手に負えないかもしれない。



恨みがましいパルスの視線が頬にちくちくと突き刺さるが、逃げ出そうにも三匹のバブルスライムに進路をすっかり阻まれてそれも難しそうだ・・・。
こうなったら、決死の覚悟で切り抜けるしかない!



銅の剣を振りかぶり、正面にいたバブルスライムにざっくりと切り付ける。



とはいえもともと半液状化したバブルスライムなので、あまり手ごたえはない。
それでもバブルスライムの中枢部分を叩き切ることができたらしく、俺の一撃を受けたバブルスライムは文字通りバシャッと地に崩れ落ちた。



それを見たパルスもこんぼうを手にバブルスライムに挑むが、まだ力が足りずに絶命させるには至らない。
逆に体中にまとわりつかれたパルスはそのまま締め上げられ、窒息寸前のピンチに陥ってしまった。



あわてて駆けつけて切りつけるが、勢い余ってパルスまで傷つけるわけにはいかず、ろくなダメージを与えることができない。
パルスも限られた動きでこんぼうを振り回すが、やはりろくな攻撃ができずにただダメージを受け続けてしまった。



それでもなんとかパルスにまとわりついていたバブルスライムを引き剥がして切り伏せ、最後の一匹にも止めをさすことができた。
勝つには勝ったがパルスはまさに息も絶え絶えの状態で、あと数分戦いが長引いていたら、この場所に倒れていたのはもう一人多かったかもしれない。



ぐったりと座り込むパルスに駆け寄り、無謀な提案をした非をわびた。
ただただわびた。



自分ひとりなら、どんな無謀なことをやろうがその責任は自分ひとりで負えばいい。
しかしパーティーを組んだ今は違う。俺の無理な提案でパルスの命を危険にさらし、生死の淵にまで追い込んでしまったのだ。



ここでパーティーの解散を宣言されても当然だと思ったし、どれほど罵られてもおかしくないことを俺はしてしまった。だというのに、パルスは笑って俺を許してくれる。
それだけではなく、俺のおかげで助かったと礼まで言ってくれたのだ。



言葉の裏になんの意味も持たせず、パルスはあっさりとそう言い放ってくれた。
俺はそれ以上何も言えないままパルスを背中に担ぎ上げ、足早にサマルトリア城へと向かった。
しばらくして、もう大丈夫だから下ろしてくれと言ってもパルスを下ろさなかったのは、決して頬を伝う涙を見られたくなかったからじゃないぞ。


===============今日のリュースたち=================

      LV  HP  MP   GOLD   Exp
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リュース  6   14   0    734    499
      どうのつるぎ(E)、かわのよろい(E)、やくそう×2、どくけしそう、こんぼう


パルス   4   4   0    -     182
      こんぼう(E)、かわのよろい(E)

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