ドラゴンクエスト日記 -123ページ目

038.雨のほこら---雨雲の杖  on ドラゴンクエスト I

銀の竪琴を手に、雨のほこらへと向かう。
目的は一つ。雨雲の杖を手に入れるためだ。



思えば雨のほこらの老魔法使いからこの試練を伝えられてから、結構な月日が流れている。
死にそうな目にも何度かあったけど、何とか今日まで生き延びてこられた。
ちょっとは成長できていると思うし、そう思えばこの試練は僕のことを考えて与えてくれたものだったんだということが今にして分かる。



そして僕は再び老魔法使いの前に立った。
右手に、燦然と輝く銀の竪琴を持って。
その竪琴を見ると、じいさんは感極まったのか小刻みにプルプルと震えながら口を開いた。



「リューンよ。わしは長い間待っておった。そなたのような若者が現れることを・・・。さあ、その宝箱を開けるがよい!」
興奮した面持ちで叫ぶようにそう言うと、じいさんはさっと宝箱へ通じる道をあけた。



僕はそのまま宝箱の前まで進み、一度じいさんを振り返る。
じいさんがこくりとうなずいたのを見ると、ゆっくりと宝箱を開けた。
そこに入っていたのはふしくれだった、ただの木の棒のようにも見える一本の杖だった。



しかしこれこそが、竜王の住む地へ渡るために必要な、三つの神秘なるもののうちの一つ。雨雲の杖なのだ。
さっとその場で振り上げてみたが、何も起こらない。



しかるべき場所で、しかるべき人物が使ってこそ意味のあるアイテムなのだろう。
なくさないようにしっかりと道具袋に結びつけ、礼を言って立ち去ろうとした僕にじいさんが話しかけてきた。



「このまま世界が闇に覆われていれば、人々の心もすさんでしまうであろう。それだけは食い止めねばならん。ゆけリューンよ! 雨と太陽が合わさるその場所へ!」



そして雨のほこらを出た僕は、以前ここにきたときと同じようにまた目を閉じて、潮風に身を投げてみた。
じいさんが言っていたように、このままではどんどん人々の心はすさみ、人の世は荒廃していくだろう。



一刻も早く竜王を倒し、平和な世界を取り戻さなくては。
パチッと目を開け、次なる目的地へ向けて僕は雨のほこらを離れていった。


===今日のリューン===
レベル 12
HP   20
MP   14
お金  7503
経験地 4224

道具  やくそう×3、かぎ×3、たいまつ、りゅうのうろこ、ようせいのふえ、あまぐものつえ
武器  はがねのつるぎ
鎧    はがねのよろい
盾    てつのたて
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