ホビーボス 1/48 T-34/85 | なおなおの模型(とそれ以外の趣味的)ブログ

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所謂「出戻りモデラー」の悪戦苦闘を赤裸々に綴る日記

本格的に模型作りを再開しようと思い立ってまず最初に手をつけたのがコイツ。
 
「ホビーボス」1/48「T-34/85」っす。
どうせリハビリなのと何の思い入れも無い戦車なので完全に素組
但し砲塔の鋳造表現(溶いたタミヤパテをうす塗り)下部溶接跡はあまりにあんまりだったので手直し。
だって、パーツの合いが悪いだけなのかカクカクした接着面が実は溶接跡のつもりなのか判別つかないんだ
もの。ここは写真撮っておけば良かったかも。
 
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AFVが主と言っても基本現用派の俺が大戦ものそれもソ連戦車でしかも1/48なんて興味を持つ筈が無い
と思われたご友人諸氏、その通りです。
 
2009年末にボークスホビースクエア京都が開店したときにノベルティとして貰ったキットです。
戦車のリハビリにちょうど良いかな?いたましくないしと思いまずこれを作ってみる事にしました。
しかし俺のブログってボークスの名前がやたらと出てくるな。そんなに「超シンパ」という訳ではないよ。
スケールの取り扱いを本格化する以前は殆ど利用してなかったんだけど、専門店に負けない品揃えがあり、
結構割引もしてるんで利用しやすいのは確かです。
メーカー部門で利益出てるから思い切った販売施策が打てるのかも知れませんね。
 
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正面から。ただでさえこの頃の戦車ってディテールが少ないから1/48だと余計にあっさりしてるのかなと。
フェンダー上に初めてやってみた「アルコール落とし」の結果が見えると思う。
確かに車体に積もった埃や砂の表現が楽にできると実感。
だけど経験値積んでないので手馴れたモデラーの作品に比べると実に下手です。
下手なんだけど以前までの作品の仕上げにさらに一手加えることができたのは事実。
このあたりは数をこなして要領を身につけるしかないかな。
スケールによっても加減をする必要がありそう
 
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向かって左。
現用戦車だと複合装甲や各種センサーなどディティール盛りだくさんなのに比べて大戦~ベトナムの頃まで
使われていた戦車ってあっさりしていて「情報量が少ない」から、その間を持たせる意味もあって「カラー
モジュレーション」等の塗装術が有効ならしい。ここでは具体的な手順は省くけど知ってるよね?
確かに俺らが本格的に模型作ってた頃ってそんな概念無かったもんな。
「ピグメントワーク」って要はバーリンデンのパステル汚しの現代版と解釈しています。
何せ用語が発生した当時の経緯を全く知らないから正確な概念を理解できていない。
当時は「模型としての見栄えはするけれど、実際こんな感じになってるのかいな」と疑問に思ってたくらいだし。
エナメル塗料を駆使することで装甲版の色あいにグラデーション掛けるくらいなら出来るのに何で?と
ひねくれていたのかも知れないね。
 
それにしても模型作りに「情報量」なんて言葉が使われているとは正直驚いたのだった。
だってたかがプラモデルだよプラモデルプンプン
やたらとカタカナ言葉が増えてんな~とは思ったけど情報量かい!?
誰が言い出したんだろ?知ってたら教えて。MG誌かAM誌かね?HJ誌では無いよな
コンテスト出展作品の批評とか見ても「ここの情報量が不足しているので何々・・・」とか、すげ~違和感。
リアルさを追求するのは結構。異議無しというか本道だと俺も思う。
でもリアルさと模型としての見栄えって似て異なるものだと俺は思うんよ(あくまで個人意見)。
何か、上手く言えないんでまたそのうちに続きを。貝になるかもしれんが。
 
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ちょいと上面。錆表現とか、最初はピグメント(何が良いか判らなかったんで取り敢えずクレオスのセット
購入)使ってみようと思ったのだがいまいち上手くいかない。どうやったら定着するんだろう・・・
何々、水性カラー薄め液をちょいと塗っておけば定着が良くなる?どれどれ・・・ギャッ!ダマになった
え~っと、あ、泥表現する場合はって書いてあった。ぐわ~~~~~
で、この時は挫折して従来通りエナメルのレッドブラウン他で錆々させたのだった。
久しぶりのウェザリング、確か例のツィンメリットコーティングしたMGザク以来。
調子に乗ってスケールを考えずにやったので何だか派手すぎかも・・・
 
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後ろ。やっぱり汚しすぎ。
箱の完成写真しか参考になるものが無かった(博物館収蔵の実車写真はきれいにしてあるし、屋外でモニュ
メントと化しているようなのは必要以上に錆びたりそもそも部品が無かったりするし)のでそれを狙って作業
してたんだけど、落ち着いて見たらもっと大人しいウェザリングで抑えてたわ。はっは~。
排気管の錆表現はいいカンジになった。ザラザラ感が出せるのはピグメントの威力だと正直思う。認める
 
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右側面。ターレットの識別ラインと車両番号の色合いが違う。モチ、デカールを直貼りしたから
こうして見ると上からリタッチしておくべきだった。
作ってるときは「どうせリハビリだからいいや」と思って開き直ってたんだけど、完成後に見るとやっぱり後悔
するもんだ。
 
このキット、実に感心する事があった
単に1/48スケールでは常識なのかも知れないし俺が無知な故にそう思っただけかも知れないが、
 
砲塔及び車内、ついでにエンジンルームまで再現されてます。もちエンジンも砲弾もついてる!
エンジン部のフードにはエッチングパーツ使用。しかも最初からパーツに組み込まれてる!
しかもこの小ささで連結式履帯だ!全く合わなくって全コマ修正するハメになったのはここだけの話。
因みに車内はこんなカンジ。車体にしかピント合ってない。接写も要練習だな~
 
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エンジンルームの中なんて見えないのに・・・と思ったらこのキット、点検用ハッチが全部別パーツ
乗員用ハッチも同様なのでその気になればフルオープン!整備シーンのジオラマ(って今言わないんだね。
ダイオラマというのだそうだ。正しい発音に近いのかもしらんがどうにも慣れない)もアフターパーツ無しで
気軽に行ける!
俺は全くそんな気にはならなかったがエンジンとかもちゃんと作ったよ。壊れた実車の写真あったから。
知ってた?T-34ってテスタロッサなんだぜ。シリンダーヘッド赤いんだ。証拠写真がこれ。
内側の細長いのはラジエターです。キャップ付いてるだろ。実はこのキット作って覚えた。
 
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フェラーリのテスタロッサってそういう意味じゃなかったっけ?違ったか?
 
とまあ、このように完成したのでした。
まともに買ったら2,200円(と輸入した童友社が貼り付けたラベルに書いてあった)らしいが十分以上の内容
だと思われる。但しある一定以上の技術があれば・・・だけど。お子様には絶対に完成ムリ
国内メーカー品並みの精度があればね~
 
ではまた明日、何事も無ければ。
あ、バックに置いたズベズダT-90は後ろが写り込まないように置いただけなんで。
そのうち着手します。あくまでそのうちに。T-80と一緒に・・・かも。