ホンダ E07Z シリンダーブロック形状変更編(^^ | ドラゴンホークのブログ

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   埼玉県さいたま市




ヘッダー画像は編集中です(^^;A

ご存知の方には、今さらの内容に成りますが、

私の周りでは驚きの声が上がっているので、紹介します。

 

原動機の型式 E07Z表記に3種以上(変更)有る問題

NAです。

当方で実際に確認したアクティ―での検証例です。

①平成12年 GD-HH5

②平成17年 GBD-HH5 ノックセンサー追加

③平成24年 EBD-HA8 ノックセンサー変更 クランクセンサー?追加

21年間販売されたアクティ―(E07Z)ですので、排気ガス規制や燃費問題等で

電子制御部品が追加変更されている事も有り、ブロック形状に違いが生じてます。

※まぁ、リビルトなら安心・・・と思いがちですが、過去にスズキ エブリィのK6Aで

オイルパンの形状(A/Cコンプレッサーの取付位置)が違った事が有りました。

 

※三菱 3G83で生じたノックセンサー問題は、2輪のミラーアダプターで克服しました(^0^/

 

 

当店のサービスカーが以前からヘッドガスケット抜け症状が有った為、

リザーバー内のLLCがガンガン増量・・・

ひとまず中古エンジンを載せてオーバーホール(追加処置)を行う事にしました。

解体屋さんの認識では、エンジンの違いはオルタネーターのカプラー線数(コネクター色)

で判断されていらしたようで、当方も詳細確認せず購入・・・

マニュアルミッションは不要なので取り外し・・・

クランクシールを確認したかったのも有ります。

9万キロ走行車より外したとの事ですが、非常に綺麗です。

タイミングベルトも新しく、テンショナーもピカピカ。

どうやらリビルトか、腰下まで分解された痕跡がありました・・・が!

プラグホールは3ヶ所ともオイル漏れしているので、ロッカーアームマウント迄分解が必要でした。

シール塗りすぎですね。パッキンが変形して役目を果たして無い。。。orz

熱で膨張収縮しますから、私は塗りません。

シールべったりは除去しましたが、他は未洗浄でOKです。

オイルは汚れてましたが、内部は非常に綺麗です。

それなりに、時間とお金を掛けてしまいました。

仕事の合間を見て、いよいよ載せ替えです。

トルクコンバータはエンジン側からでは無く、ミッション側から切り離すタイプです。

スターターを外して6本のネジを抜きます。組む時は絶対落とせません。

クランクプーリーの部がの位置で上部画像の様に外せます。

通常、足回りを分解しないとドライブシャフトが抜けない構造ですが、

裏技に挑戦してみました。AT車

左側を抜き、ミッションジャッキで降ろしながら、回転させ右を抜きます。

結果、ドラムも外さずに出来る事が判明致しました(^0^

分解中にインマニのセンサーや

エキマニのO2センサーが付く位置

水温センサーの数など違いが判明。

エアコンコンプレッサーはガスも抜かずの宙吊りです。

インマニも宙吊り。

組む前にミッションの各シールは交換します。

コアは一緒だろうと進めて行くと、

ノッキングセンサーが付かない事が判明(◎0◎!

左:下したエンジン 右:積むエンジン

綺麗な中古に手間を掛けてしまった事に引っ張られ、悩んだ結果

センサーの線を延長してひとまずエンジン交換。

どこかに設置して振動を拾う計画

ブロック下に固定してみましたが・・・

チェックエンジン点灯(信号無し)

しっかりアースさせ、インマニ付近に設置するもNG(T。T

上り坂の力不足感程度で走行出来ておりますので、センサーの設置方法を

再処置する方向で考えておりますが、他の仕事も有るので一時中断。

 

下したエンジン

○最悪を考慮して、下したエンジンの腰下部だけでも分解洗浄+処置を進めて行きます。

17万キロで購入した時から3000kmでオイル交換してましたが、酷い・・・

ヘッドは捨てますが、ブロックはノックセンサー問題の為、分解洗浄します。

これはひどい・・・

オイルリングはギリギリセーフ。

以前、知人に超音波洗浄機(小物用)を使ってピストン等、凄く綺麗に成ると伝えたら、

エリーゼの時の画像です。

4A-Gのヘッドが入るサイズを購入されてしまいビックリ!

使わせてもらおうとお邪魔したら、持って帰った方が良いと勧められ借りて来ました。

50℃まで温める機能も有り、こすらずピッカピカに洗浄出来ます。

水で溶かすタイプのサンエス・K1を使用しております。

部品屋さんで500gを1袋単位で購入しておりますが、ネットでも売ってますね。
 
外側が綺麗に成っても、オイルラインも完通部で無いと綺麗に成らないので分解。
汚れていた時は、ヘキサゴンで緩められる事も分かりませんでした。

何でも、分解すると数倍の場所を必要とされるので、

以前エリーゼの時の様に急遽棚を設置しました。

カーボンでシール当たり面が摩耗してしまったクランクシャフト後部は

当たり位置変更で何とか組むしか無さそうです。

 

前部は大丈夫ですね。

年間、2000km程度なのでメタルまでつめずに組む予定です。

 

積んだエンジン

○諦めの悪い性分なので、検証を兼ねてシリンダー側面に、

ノックセンサーを設置する方法を試してみました。

翌日出張作業でアクティ―を使うので、3時間以内で作業です。

インマニを外して・・・

廃品ステーを加工し、ブロックにセンサーを押し当てて設置。

更に、1000℃まで耐えられ、石の様に硬く成るマフラーパテを使い・・・

スワンボンド No.8000

センサー廻りを固めました。

固まる前でしたが、冷却水のエアー抜きも終わったので、

診断機を繋いで試乗・・・

前回の処置では走り出してすぐにチェックエンジンが

点灯していたのですが、大丈夫です。

上り坂でモニタリングすると、信号が入って来ました(^0^

エンジンのトルクも回復していたので、問題無さそうです。

 

分解洗浄した腰下エンジンは・・・・・・・・組んでおかないと邪魔なので、

時間の有る時、ピストン&コンロッドの3気筒バランス調整して、

ジャーナル部をラッピングし、時間の有る時(5月の連休?)に載せ替えてみようかと・・・・

たぶん、やらないなぁ~(^^;Aアセアセ

 

昨日、オイル消費の著しいダイハツ KF-VEエンジンの対策ピストン交換作業の

ご依頼が決定致しました。

症状がひどいので、成るべく早めに着手出来るよう、予定を組みたいと思います。

私のエンジンはひとまず邪魔なので、仮組みしてブン投げましょう(^凹^ガハハ

 

本日、午前中にオイル交換が有ったため、午後から着手。

最軽と最重の差が1.5gでしたので、0.1gまで合わせてみました。

バリを落とす程度です。

クランクシャフトは鏡面にします。

作業前

ピカール→青棒

オイルストーンを掛けましたが・・・

段付きも深追いしません。

ひとまず、腰下はしっかり組むので、オイルポンプの

Oリング待ちに成って終了です。