今回は画像60枚超えの自己満足ブログと成ります(^^;A

非常口
長男が中学の入学時に「ガキチャリ卒業したいから、ママチャリ買って」と言いつつも、
お店で一目惚れしたミヤタのビーチクルーザーです。
部活の大会や塾に通う程度の使用頻度で、早々にブレーキ問題を起こした程度の車両です。
高校から自転車通学になり、時々痛み具合をチェックしてましたが・・・
先日「前輪が足に当たるのですが、見てもらえますか?」・・・と
第一声は はぁ? 何、言ってるんだぁ?

瞬時に理解できましたが、歩道に立っている低いポールに激突して、フロントフォークが曲がったようです。

塗装が割れている部分で曲がっており、キャスター角を失った為、直進安定性が無く非常に乗り辛いので
激突後の状態より柱にロープを掛けて戻して有ります。
衝撃の状況はフェンダーがフレームにヒットした所からもうかがえます。

フロントフォークのベアリングダストカバーも外れているので、大きな衝撃が伺え破損の可能性も考えられます。

前カゴの支えも折れちゃってます・・・(T。T

高校通学から一年経つので、3月にはタイヤ交換など点検整備の予定はしておりました。
何せ、電車とバスで通われたら、一ヶ月で安い自転車一台分くらいお金が掛かるので、
2ヶ月に一台買ってやるから自転車で通えぇ~!
と言った手前、メンテナンスは責任もって行いますがなぁ・・・
注文した部品が粗悪な為、返品などなどで時間がかかりましたが、
長男が自転車を使わない、部活の無い日曜日に作業です。
まずは高圧洗浄を行いまして・・・・

汚いと、分解中に砂などでネジ山を痛めてしまったりしますので・・・

今回、交換する部品です。
フロントフォーク、ベアリング、前カゴステー(同色無しでシルバー)、前後輪タイヤ

タイヤはブロックタイプから・・・

オンロードタイプに変更 26"×2.125 と特殊なサイズの為、アマゾンで購入しました(^^

ハンドルを引き抜いて、フォークを外すのですが、32mmの8角は一般ではナカナカ持って無いサイズですね。

バラバラに成りました(^^

ベアリングのアウターレースに成る部分の破損状況を確認。
上部はさほど負担は無いでしょうから、問題有りませんね。

下部側も確認。こちらも問題有りませんね。

最初の注文で、肝心なベアリングのインナーレースが叩き込まれ、歪み、ひび割れていた部分も
今回は丁寧に圧入されておりました。

ベアリングキットを交換するのですが・・・

部品で供給されるものは、錆防止の為か塗装されて有りました。
剥離剤は無いので、そのまま組んだのですが動きが渋くて納得行かず、古い物を使用しました。

ハブを回すと、チョッとゴリゴリ感が・・・

衝撃でベアリングインナーが歪んでいるような・・・(^^;A

ん~ベアリングの焼け色に違いが有りますね。

交換したかったのですが、次回に取って置くことにして、新しいグリスを詰めます。

フェンダーは叩いて修正する事に。

トントン、少しづつ修正します。

後程、塗装を・・・

パイプの修正は硬いです。人力ではナカナカうまく修正できないので、ゴムハンマーで修正。

新品のフォークには取り付けに必要な穴が有りません。
何とか成るのですが・・・チョッと疑問

カゴはタイラップで溶接剥がれを修正。
もう少し壊れたら交換ね(^^

結構時間が掛かってしまいましたが、昼食も取らずに後輪作業です(^^

後輪ブレーキの音が気に成るとの事で、重点的に作業を行います。
注油禁止のドラムタイプです。

おっ!昔のタイプ(ドラム外周をブレーキバンドで締める)では無く、ドラムを内側から
リーディング、トレーディングのライニングで制動させる自動車の後輪と同じタイプですね。

分解時に構造を理解しながら、元に戻せるよう注意します。

ライニングを外すと、変摩耗が確認されました。

ペーパーで修正(^^

ライニングの接触も見られますが、あえてスレットコンパウンドを塗っておきました。

変速機のギヤも清掃・給油するため分解すると、樹脂製の歯車にはベアリングでは無く滑り軸受を使っておりました。
これは、耐久性を期待できませんね。最近のコスト重視販売の影響からでしょう。
だからシ○ノの部品は信用出来ません。
耐久性を無視してませんか?スプリントレース用の部品じゃ無いのですから・・・orz

タイヤも捻じれやシワが入らないように膨らませて位置を決めて組み付けます。

画像のように片寄が有ると正常に膨らまず、パンクの原因に成ります。
以前、自転車屋さんで修理してもらった母のチューブはシワからパンクに成った事が有ります。
ブレーキレバーのスリーブもネジ山が痛んで、調整出来ません。
アルミ製なのにC形状って、見た目だけですか?本気でシ○ノの開発者の神経を疑います。
ミヤタ自転車は良く認めたと・・・更に不信感が・・・

レバー側は開いちゃってる始末・・・orz
ネジ山を修正して・・・原始的工具です(^^

アジャスト機能は期待せず、

ドラム側で行うことに・・・
しっかり詰めて、ワイヤーの固定でも調整します。

皮肉にも、文化放送の「日曜は、がんばらない」と言う放送を聞きながら3時間近く掛かってしまいました。
タイヤは角が立っているタイプで曲がるのに違和感が・・・慣れですね。

フェンダーも塗装で少しは見栄えが良くなりました(^^

変速機も微調整して・・・

完成しました(^^;A

部品代や工賃を考えると、買った方が安いです。
物を大切に・・・とは言いますが、リサイクルして新車に・・・が日本の経済と痛感しました。
と、家族に修理を報告すると、妻が・・・
「私の後輪ブレーキも凄い音がするから・・・」
前輪だけで止まってるとの事で、翌日作業に・・・orz
たしか年明けにタイヤを交換したはずです。

こちらのブレーキは分解経験のない注油式です。

とりあえず分解!

外周に調整ネジなどは有りませんが、注油口が・・・

外してみると・・・良く分かりません(^^;A

分解を試みるも、カシメが強固で・・・


3点のうち、1ヶ所だけ爪が起こしやすかったので・・・

しかし、分解までは至りませんでした。可能な限り洗浄と給油を行います。

爪を戻します。

ギーギー、キーキー音は全くしなく成りました(^^
序にハブベアリングも洗浄・給油をしました。

前輪はスプリングの左右差○を調整して、レバーの摩耗によるクリアランスを○調整します。

破損したカゴは・・・

長男の自転車の廃品を、タイラップで固定。もう少し壊れたら交換ね(^^

数日後、買い物ついでに販売店を覗き込むと、おっ!
ブレーキが部品で売ってました。

全く同じ物の様です。

長男のタイプも有りました。

安いのか、高いのか・・・良くわかりません(^^
次回は新品交換ですかね。
他のお店でで自転車専用工具を発見!

32mmや15mm 薄型など特殊で専用工具を要しますが・・・

鉄板くり抜いた工具では、心配で使用を躊躇します。
正直、怪我しちゃったり、ネジを痛めて(舐めて)しまう可能性が大です。
やっぱり、4万円以下の自転車は買い替えが経済的な国なのでしょうかね。
愛着もありますから可能な限り、面倒を見てあげるつもりです(^^
直るか直らないか・・・では無く
直すか直さないか・・・ですね(^^/

注意点の追記です
自転車は走るより止まる事が重要です。
妻は走行中ワイヤーが切れて、あわや大事故に繋がる所でした。
点検は目視で行えます。
まず、左右(前後輪)のブレーキレバーを握り、○の所にワイヤーのホツレが無いか確認します。
↑の所に溝が有り、円柱形のストッパーの付け根まで確認してください。

前輪は○の部分です。
○のホツレは問題有りません。

後輪は○の部分です。

ホツレが有ったらすぐに交換しましょう。
下り坂で切れたら・・・ ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル