脱・新台。 | パチンコ店長の右脳。

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~3番店店長、総コンサルタント化計画~

こんにちは。


龍馬です。


最近の車は、「給油してください」とか「カードが残っています」とか、すごいですね。


そろそろ「ヘイ、ベイベー、今日は浮かない顔だね?」とか言う車が出てきそうな予感ですね。


・・・


今回は、「店舗コンセプト」について書きます。


この業界での、今までの「コンセプトらしきもの」と言うと、


「お客様に最高のサービスを!」とか、


「地域密着型」とか、


「最高の笑顔でお出迎え」


「皆様に感動を提供します。」とか、そのようなものが多かったように感じます。


それらも悪くはないのですが、「決して効果的でない。」ということも反面言えるかと思います。


その理由の1つ目は、


そこに含まれるキーワード、


「最高のサービス」、「地域密着」、「最高の笑顔」、「感動」などは、


「ほとんどのお店が使っているキーワード。」であるということが挙げられます。


お客様は、何かの理由をもって「今日行く店」を決めています。


(それが意識的であれ、無意識的であれ)


現在、最も信頼されている一番店(一番店は自動的に信頼される)と同じキーワードを使うという事は、


まったく独自化が図れていないばかりでなく、それに掛けるすべての費用は無駄になります。


(スタッフの教育的観点から、そのようなキーワードを使うことは良いことですが、


ここではあくまで営業的観点から書かせていただきます。)


また、一番店に対して新台導入、機種構成に劣る3番店が、それらを謳った場合の多くは、


逆に反感を買う場合が多くあります。


自店が行なうプロモーションが、「すべてのパチンコユーザー向け」になっているのに、


機械を揃えず、「笑顔」とか「地域密着」を謳ってばかりいても反感を買うのは当たり前です。


「カレーが食べたい。」と言っているのに、「最高のうどんがあります。」と言っているようなものです。


「店舗コンセプト」を明確にすることは、パチンコ店をそんなジレンマから解放します。


ここに「店舗コンセプト」の最大の威力があります。


更に言うと、「新台に依存することなく。」です。


理由の2つ目は、


上記の「コンセプトらしきもの」では、「ストーリー展開が出来ない。」という事が言えます。


ユーザーは、「店が持つストーリー」で行動を左右します。


ストーリー展開とはひと言で言えば、


「絶対にその店に来なければならない明確な理由付け」をユーザーに対して行なうことです。


一番店の場合、それが「新台」になります。


3番店の場合は、「ストーリーを磨くこと」こそ、それへの対抗手段となります。


それは、単発ではなく、持続的に行なってこそ意味があり、店の一貫性が問われます。


「笑顔のステキな店」と「爆裂!」を両方使っていては一貫性は保たれません。


ユーザーはそのような店を軽視します。支持しません。


私が「コンセプター」とさせて頂いている理由は、


「新台」に依存せず、


①その店の特徴にあった「ストーリー展開を念頭に置いた明確なコンセプト」を創った後、


②やるべき事とやってはいけない事を明確にし(一貫性の指針決定)


③そのコンセプトを具体的なストーリーに載せ、


④顧客の頭の中に「他店とは明らかに違う店」と認識させる店を創ることにあります。


このストーリー展開をもって営業を行なった場合、


①まず徐々に下値支持線が安定し、新台依存度が低下します。


②次の段階で、イベント稼動が徐々に増加し、コア・ビジネスであるパチンコの盛況感が増します。


③営業において短期的な懸念がなくなり、余裕を持って業務が出来るようになります。


・・・


「店舗コンセプト」は、パチンコ営業を、


「時間」「属性」「ライフスタイル」「人の性格」「憧れ」「時代」「季節」「ユーモア」などの切り口から定義し、


今までになかった「共感」を顧客にもたらし、自店のファンへと導きます。


そして、それを行なう手段は、


「プロモーション」、「コミュニケーション」、「ビジュアル」、「商品」の4要素です。


今までの営業は、最後の「商品」だけを頼りに行なってきました。


業界セミナー等でクローズアップされるのも主に「商品の使い方」です。


「商品」はコア・ビジネス要素であるため、非常に重要な要素ですし、


私もブログの中で度々書くのですが、


その質は、「プロモーション」、「コミュニケーション」、「ビジュアル」から広がる「ストーリー」で


更に強固なモノになります。


それは既存機種に対しても言えます。


それが「新台依存度を下げる。」ことに繋がります。


・・・


今までこの業界でも「プロモーション」と「コミュニケーション」を行なってきましたが、


それは「長期的な成長」という観念を無視したものでした。


焼け石に水を掛けたようなものばかりでした。


しかし、これからのパチンコ店舗運営の「プロモーション」と「コミュニケーションは、


「長期的視点」に立って行なっていかなければ、「3日後」さえありません。


「店舗コンセプト」を決定することは、楽しいことですが、


一時の勢いだけで簡単に決めることは出来ません。


「店舗コンセプト」から展開していくストーリー展開をまずは念頭に置き、


「長期間、支持を得る店舗コンセプト」と、その他イベント、施策などにおけるコンセプトも


設定する必要があります。


・・・


今後の3番店の営業は、


①「何とか今日を凌ぐ」


②「長期的視点を持ち、店舗コンセプトを中心に徐々に自店のファンを増やす」の、


2つにひとつしかありません。


今一度、今後の営業について考えてみる必要があると思います。


・・・


「パチンコ店舗コンセプターて、なんなん?」という質問を結構頂いたので書いてみました。


「店舗コンセプト」について興味のある方は、どしどしご質問ください。


すでに動き始めている店長方も多くいます。


今回も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。


次回は1円、2円、4円の機種構成について書いて行こうと思います。

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株式会社 ノウズ

パチンコ店舗コンセプター 金村龍馬

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