機種構成の法則 | パチンコ店長の右脳。

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~3番店店長、総コンサルタント化計画~

こんにちは。


龍馬です。


鳩山総理、小沢幹事長共に辞任ですが、


小沢さんは最高のカタチで辞任にこぎ着けましたねー・・・


まさか「疑惑辞任」が、「男気辞任」として演出されるとは思ってもみませんでした。


後にまた表舞台に復活でしょうね。


・・・


ちょっと趣向を変えて、今回は「機械台」に焦点を当ててみます。


一体ユーザーの店選びは何が基準になっているのでしょうか。


(ここでは純粋に「機械台」を目的に店選びをするユーザーについて考えます。)


私たちは、例えば「沖海ミドル」の稼動が落ちてきた時、


沖海ミドルの稼動を上げるためにイベントを行なったり、釘調整をほにゃららしたりして、


その機種の稼動を上げようとします。


しかし、その甲斐あって沖海の稼動が上がったとしても、


反面、他の機種の稼動が落ち、全体稼動にさほど影響はありません。


そして、また「落ちた機種」を元に戻すための施策を行なおうとします。


そして、「○○育成のための放出予算」という、意味のない予算案が通ります。


今後、業界を取り巻く環境が厳しくなっていくと予想される中で、


「現状を何とか維持しよう。」という考えの下に行なっている業務は命取りになります。


・・・


結論から書くとユーザーは「単数機種(例えば海だけ。慶次だけ)を遊技しにくるわけではありません。


「最近ガロの調子が悪いな。」と思えば、甘デジを打ったり、仮面ライダーを打ったり、


新台を打ったりします。


それは、「ガロが数日出なかったら、お客はすぐに他店のガロへ流れてしまう。」という


ことではないと言うことです。


ユーザーは、「決断、即行動」は取りません。


この「決断(最近出ていないな。他店へ移ろうかな。)」の次のステップである、


「他の機種を遊技する」段階を注視することが、3番店にとって実は


非常に大きな問題なのです。


・・・


以前ブログの中で、「機械台から考える稼動低下の要因」の中で、


「バラエティーコーナー」を挙げました。


「バラエティーコーナー」は、ユーザーの選択肢をなくすことになります。


2店舗間競合の場合は「3:1」、多店舗間競合の場合は、「2乗して3倍」以上の差が付くと、


逆転は不可能になります。


例えばMAXタイプを例に挙げると・・・


A店:牙狼20台、仮面ライダー20台、慶次20台


B店:牙狼30台、仮面ライダー6台、慶次6の2店舗が競合した場合、


B店の牙狼は、稼動ではなく遊技人数からもA店の牙狼を上回ることは出来ません。


物理的に無理なのですから、その営業に投資することは、「無駄な経費の垂れ流し」になります。


牙狼イベントで例えウン百万円の赤を打っても状況は変わりません。


その理由は、「3:1の法則」+このブログの一番下に書く「ある法則」からも言えることです。


(しかし、「機械を買った方が良い。」という話ではありません。むしろ逆です。


その辺りは今後書く予定です。)


上のような理由から、


「今度のCR○○という機械はイイので、ドーン!と行ってください!」なんて言葉には、


乗らないで頂きたいと思います。


・・・


上で、ユーザーは、「決断、即行動は取らない。」と書きました。


その「決断」から「行動」に移すまでに「どれ位の時間」を要するのか、


言い換えれば「自店で数日間負け続けても、競合店に移行するまでにどれ位時間が掛かるのか」を、


把握することが非常に重要です。


なぜなら、「その時間」が長ければ長い程、「ささいな失敗」で、ユーザーが競合店へ流れる可能性が


低くなるからです。


「その時間が長い」と言う事は、ユーザーは「牙狼1機種だけに依存していない状況」、


すなわち、「他の選択肢が十分にある。」と認識していることであり、


「その時間が短い」と言う事は、ユーザーは「牙狼だけに依存している状況」、


すなわち、「他の選択肢がない。」と認識していることになります。


前者のような店は「下値支持線」が非常に安定しています。


なぜなら、「単発的な勝ち負け」と「来店動機」が直結しにくくなっているからです。


・・・


上で書いた「ある法則」は、以下の通りです。


「機種構成7:3の法則」。


70%のユーザーは「複数機種を目的として自店に来店」し、


30%のユーザーは「単一機種を目的として自店に来店する」


次回、続きを書いて行こうと思います。


・・・


今回はあくまで「同じ土俵の上での戦い」を念頭に書かせて頂きましたが、


「コンセプト型ホール営業」は、上の例に縛られるものではありません。


なぜなら、「コンセプト型ホール」の特徴は、「競合状況に左右されにくい店」だからです。


上で挙げた「30台、6台、6台」でも運営可能なのです。


自店のホール運営は、競合店状況に左右されず、楽しく行なっていきたいものです。


今回も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。


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