「客帯率」と「集客率」 | パチンコ店長の右脳。

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~3番店店長、総コンサルタント化計画~

こんにちは。


龍馬です。


今回は、1パチ、2パチ、4パチの機種構成についてですね。


ちょっと長くなりそうなので、今日は機種構成については書けないかも知れません。


1パチ、2パチ、4パチの稼動状況は以下のようになると思います。


1パチ>4パチ>2パチ。


最初に「1パチ」と「4パチ」について考えてみます。


最近の平均稼動だけ見て感じるのは、


「1パチの客帯率要素」と、「4パチの集客率要素」ですね。


まずは「客帯率」について考えてみます。


・・・


「客帯率」は、「お客様が決めること」であるため、


自店が、どうこう出来る問題ではありません。


「客帯率を上げたい・・・」と頭を悩ませる店長も多いと思いますが、


その問題に関しての答えは永久に出ないと思った方が良さそうです。


機種をスタート重視で営業すれば、物理的には客帯率は上がることになりますが、


毎日体感的に競合店との差別化を図れる位にSを上げるのは、実際不可能でしょう。


その例以外にも、お客様が少ない17時対策で「ジュース無料サービス」をしても、


お客様にはそんなサービスより大事なことは山程ありますし、


17時に店内でイベント台の告知をして客帯率を上げようとしても、


それを目当てにしている人は16時55分に来店します。


また、「客の引きが早いから。」と、22時に明日のシークレットイベント台を先告知して


客帯率を上げようとしても9時55分に来店します。


それは、「客の引きが早い」のではなく、「2時間前に客が来店していない。」だけですね。


(上記の例の時間については、地域差もあるので一概には言えませんが)


・・・


上記で「客帯率の延長は出来ないと考えるべき」と書きましたが、


結局、稼動を上げる要素は「来店客数の向上しかない。」という結論に至ります。


(例え出来たとしても、それを一生懸命考える時間があれば、来店客数を大幅に増やせます)


・・・


さて、上で「1パチ>4パチ>2パチ」と書きましたが、


実際はどうなんでしょうか。


昨今言われているほど、1パチ戦略は重要な戦略に成り得るのでしょうか。


(先に書いておきますが、1パチを否定するわけではありません。


新しい需要をもたらし、業界に貢献しているという認識は十分持っています。)


現在、1パチの台数シェアは約20%、粗利シェアは10%程だと言われています。


アウトシェア、台数シェアから換算した遊技人口は、


1円が1人に対して、4円が9~11人位ではないでしょうか。


この数字は、後日使います。


・・・


今年3月に全国のパチンコ平均稼動が過去最低を記録しました。


1パチの「客帯率依存」は、当然ながら客一人当りがもたらす稼動貢献度を高めるため、


「パチンコ離れした人数」が与える、業界自体への影響はより大きなものになります。


言い換えると、「1パチがシェアをこれからも上げ続け4パチが減少し、その運営をパチンコ店舗が


しっかりと行なえなかった場合、業界自体に大きな致命傷をもたらす」ことになります。


私たちは数年前、「集客」を諦め、「自動的にもたらされる1パチの客帯」をアテにしました。


「おいおい、1パチは思ったより客帯長いし、思ったより抜けるらしいぞ。ぐへへへ」から始まって、


瞬く間に広がりました。


ですが、どの仕事もそうだと思うのですが、


ぶっちゃけて言うと・・・「頭を使わない労働は罪」だと思うのです。


相手(客)がくれるモノだけをアテにし、自ら提供出来るモノを追求しない・・・


結論から書くと、問題は「1パチか4パチか?」、「台数シェアはどのようにするか?」、


「粗利配分はどうするか?」ではなく、集客するために「考え、悩み、実行する」か、


もしくは「それらを放棄するか」の、2つに1つしかないと言う事です。


この考え方をしっかり捉えるか、捉えないかで、


店の近い将来はまったく変わってくると思います。


ちょっと、書きたいことが多すぎて中途半端になってしまいましたが、


次回続きを書いていきます。


今回も最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。