こんにちは!
龍馬です。
これ程色々と書いてきましたので、
そろそろ正体を明かす責任も出てきたと思います。
余談ながら現在の私の仕事について書きたいと思います。
私は、名古屋市中区に本社を持つ、株式会社 ノウズの金村龍馬と申します。
去年の9月に、業界の急落を受けまして、急遽3番店店長向けにブログを更新してきました。
会社はホール経営、その他サービス業経営、
今年に入りホールアドバイザー業務を行ない、数件ながらアドバイスをさせて頂いております。
十数年間、ホールに携わりながら試行錯誤を繰り返してきました。
「最終的に、本当に稼動の上がる方法はコレだった。」という経験と信念を基に
ブログを更新させて頂いています。
今後とも宜しくお付き合いください。
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どうでもよい話は置いといて、
前回の続きに行きたいと思います。
前回、「①イベントを計画する。ですが、その基本となる考え方とは、
一体何なのか・・・」と最後に書きました。
「陰謀と事件」と書きましたが、
イベント計画=陰謀。
イベント開始=事件。と捉えるのが最も分りやすいと思います。
さて、例えば朝刊新聞に事件が載っていたとします。
少し不謹慎かも知れませんがお許し願いたいと思います。
以下の事件は同一事件です。
A:「コンビニで人質事件が発生しました。」
B:「あの桜町の新之助さんの長女、コンビニで人質になる。」
さて、店長はどちらの事件に関心を持つでしょうか。
もうひとつ事例を挙げます。
例えば、美女の双子が居たとします。
性格も、体型も、何もかもまるっきり同じで区別のしようがない双子です。
2人の名前は以下の通りです。
A:「よね子」
B:「美咲」
さて、店長はどちらとお話してみたいですか?
・・・
上のA、B、下のA、Bに関しても恐らく圧倒的に「B」に集中するのではないでしょうか。
しかし、両方とも「事実はひとつ」なわけです。
なぜまったく同じ事実を以って、これほど支持が分かれるのか。
店長、「桜町の新之助さんの長女」知ってます?
知らないのに興味がある・・・不思議です。(笑)
まったく同じ人だと言っているのに、なぜ「美咲」がいいのですか?(笑)
うちの社員は、同じ人だと何回説明しても、頑なに、
「よね子はイヤ!美咲がイイ!」と言います。(笑)
では、百歩譲って、「よね子」の方が少しカワイイとしましょう。
それでも「美咲」の方が圧倒的な支持を得ます。
これはなぜでしょうか。
一回目の「美咲がイイ!」の時は、まったく迷いがありません。
まったく「同じ人物」と、聞いているので。(まー、それもおかしいのですが。)
しかし、2回目の「それでも美咲がイイ」は、迷っているが、「確認したい」という心理であり、
「話をしたい。」という心理状態とは違うものです。
その2つの「イイ」の心理的動機はまったく別物なのです。
「桜町の新之助さんの長女」は知らないが、「確認」したいのです。
要は、この心理的動機に当てはめるとイベントは、
「ある程度の利益を得ながら(さほど出すことなく)、
長期的に同一イベントを持続させていくこと」は可能なのです。
極論から言うと、イベントを成功させようと思うなら、「出玉よりストーリー」なのです。
(出玉+ストーリー=最強イベント)
そして、その「ストーリー」が、興味を引けば引くほど、客は自店に興味を持ちます。
これがイベントネーミング決定のヒントになります。
数字を並べ立てながら、悩んで実行したイベントがうまく行かない理由が、
少しは分って頂けたかと思います。(笑)
それは「同じもの(釘調整)を違うものと思わせる」技術になります。
イベントにおける最大のレバレッジは「ネーミング」なのです。
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さて、今までのイベントネーミングの決め方はどうだったでしょうか。
ここで書かなくても理解していると思います。
「語呂が良い」
「響きがカッコイイ」
「無難」などではなかったでしょうか。
先に書いておきますが、それらも重要です。
しかし、「最も重要ではない。」のです。
上で「イベントネーミング決定」と書きましたが、
実はイベントネーミングがいくら優れていても集客には結びつきません。
以前にも書いたと思いますが、
①イベントネーミング:目を引かせ
②タグライン:おや?と思わせ
③コピー:内容(説明)を読ませる
これらに一貫性があって初めてお客様から信頼を得られます。
要は、「お客様が納得して打つ。」ということです。
お客様は「理解」できたら、次の段階で「確認(遊技する)」しようとします。
「理解」出来ないものは、「確認(遊技)」しようとしません。
「理解させる」ことが最も重要なわけです。
そのために②、③が必要なのです。
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今後もイベントに関してしばらく書く予定ですが、
ここで確認しておきたいことは、
イベントは、「数ある店の施策の中のひとつ」であり、それらの要素がお客様から
好意的な認識を得られない場合は、いくら上の様な考え方でイベントを行なっても
「すべて無駄。」という事です。
上に書いたことなどは、すべて「小手先」です。
誰にでも出来ます。
なので実は、もっと後に書きたかったことです。
正直、これでイベントの稼動は上がります。
ですが、短期的に稼動を上げた所で、何の役にも立ちません。
それを踏まえて考えて頂けたらと思います。
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また、本日より、ホールアドバイザー業務の一環として、
店長方からのご意見、ご要望をサイドバーより受け付けています。
ご質問などありましたら、店舗名、メールアドレス、電話番号、申込み担当者名を
ご記入の上、お気軽にお問合せください。
今回も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。