イベントで客層を変える。 | パチンコ店長の右脳。

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~3番店店長、総コンサルタント化計画~

こんにちは!


龍馬です。


前回、「イベントネーミング」について書きました。


「出玉+ストーリー=最強のイベント」と書きました。


この中の「ストーリー」は、「ネーミング」に留まらず、その下の「タグライン」、「コピー」も


含めた「3つの役割」で、お客様にお知らせします。


以降、「ネーミング+タグライン+コピー=イベントコンセプト」とさせて頂きます。


それは「①イベントの計画」の段階のひとつであり、「+α」の要素のひとつでもあります。


「イベント効果の測定」を考える上でも非常に大きな要素です。


もちろん、「効果的なイベントコンセプト」は、イベント稼動を上げますが、


それより重要なことは・・・


「よく出来たイベントコンセプト」は、「自店の客層を変える」ということです。


したがって、「イベントコンセプト」は、「それを告知する対象」を明確にする必要があります。


「属性別」でもヨシ、「ライフスタイル別」でも良いでしょう。


(余談ですが、それらを特定しても、それらの客層だけが集まるワケではありません。


「なるべく女性の方に遊技してほしい。」と言えば、「男性客」が列を作ります。


なぜなら、「女性客を対象にしているのなら、きっといつもより甘い調整に違いない。」と思うからです。


なので100%自店が求めた対象者が遊技するという事は有り得ません。)


3番店は、「イベントによってその日の稼動を上げる。」のではなく、


「イベントによって、自店の客層を変える。(求める客層の集客)」と考えるべきです。


そうすると店長は何を気にするようになるのか。


「その日のイベント稼動数」ではなく、「遊技していた客層」を気にするようになります。


例えば30,000稼動したとしても、その内の半数がイベント族であれば、実質稼動は15,000になります。


※「イベント族VSひいき客」については、以前書いた通りです。


反面、22,000稼動であっても、「イベントコンセプトと合致する客層が目立つ」と取れた場合、


後者が前者より「成功した」と言えるのです。


この視点を持つと、3番店の下値支持線は徐々に上昇していきます。


今までのイベントネーミング(現状、イベントにおいてタグライン、コピーを使っている店は殆どない。)は


不特定多数、言って見れば「パチンコユーザー全員」を対象として決定されてきました。


その中心的な考え方は、「射幸心を煽れば煽るほど客は寄ってくる」というものでした。


その結果が、今の業界の惨状と3番店の低迷です。


これからは、「自店が想定する顧客層の認識を正しく理解し、彼らの心を読み、


共感されるイベントコンセプト」を創り出さなければなりません。


・・・


上で「客層を変える」と書きました。


以前にも書いた通り、私たちは「すべてのユーザー」を「自店の客」と考えるべきではありません。


イベントも同様です。


「自店がしっかりとしたコンセプトを持ち、それに共感する客層に対して、


そのコンセプトの下、これでもか!という位の共感を与え続け、彼らを熱狂的な自店のファンにすること」


こそが3番店繁栄への道です。


「どの客層を集客し、どの客層を排除するのか」。この考え方は、今後非常に重要になります。


・・・


「集客と排除」について少し触れたいと思います。


上で「自店のイベントコンセプトと合致する客層」と書きました。


その文中の「コンセプト」についてもう少し補足します。


ややこしい話になりますが、今後の予告としてお付き合いください。


パチンコ店舗運営で必要な「コンセプト」には色々な種類があります。


「店舗コンセプト」


「イベントコンセプト」


「新台導入コンセプト」


「接客(私はホール営業と言っていますが。)コンセプト」などなど。


「店舗コンセプト(自分は何者か)」の上には、


「店舗アイデンティティー(一貫性の明示)」、


「ミッション(使命の明示)」、「ビジョン(計画)」などがあります。


※「経営理念」とは異なります。それは「コーポレートアイデンティティー」であり、


当然「店舗アイデンティティー」の上に位置しますが、ここでは割愛します。


しかがって、「イベントコンセプト」の中に位置する「イベントネーミング」だけに


焦点を当てて取り上げても「短期的な業績向上」はあれ、「長期的な業績向上」は有り得ないことに


なります。


なぜなら「自店は何者なのか?(店舗コンセプト)」が、お客様からはまったく見えないからです。


「自店は何者なのか?」に共感した客層を「集客」し、共感しない客層は、排除まで行かなくても、


「その客層に関わるすべてのリスクは負わないこと。」を明確にすべきです。


実は、この辺りが最も重要な部分なのですが、


後日ゆっくり説明したいと思います。


・・・


さて、


・・・なんでしたっけ。(゜ρ゜)


あ、「①計画」の中の「+α要素」の1つが「イベントコンセプト」だということですね。


では、2つ目は何でしょうか。


それは「どのプロモーションを使って行なうのか。」です。


次回、続きを書いて行こうと思います。


今回も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。


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