こんにちは!
龍馬です。
前回、「イベントは一度開始したら、もはやそれまで。
そこから(初回開催以降)、そのイベントの稼動を上げることは出来ないと認識すべきです。
言い換えれば、そのイベントが成功するかどうかは、
『イベント初日にすべて決まる。』と言うことです。」と書きました。
今回は「+α要素」について書いて行こうと思います。
さて、上の文章の中で注意すべき点は、
「イベントは初日にすべて決まる。」という部分です。
したがって、「初日にイベントを成功させる役割」を担うのが「+α」の部分になります。
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私たちは常日頃から、「今日のイベント、明日のイベント」等と普通に言っていますが、
まずはそのイベントの目的を理解することが必要です。
本来イベントは、例えば百貨店などで例えるならば「バーゲン」にあたるように、
「そのイベント機種を使って全体的な集客数を上げ、その他の機種を打ってもらうことにより、
その他機種の新たなファンを獲得する。」ことが目的となります。
言い換えれば、そのイベント機種は「捨て機種」であり、隠れた主役は「その他機種」なわけです。
(全体イベントに関しては、また別の目的がありますが、ここでは割愛します。)
ぶっちゃけ言うと、それしか目的はないわけです。
よく、「今日のイベントは稼動が悪かったけど、よく出ていたからお客さんは喜んでくれただろう。」と
言う事も聞きますが、以前にも書いた通り、お客様は自分の勝敗で「出てた、出てなかった」を
認識するのではありません。
勝った場合、次のイベントには来るかも知れませんが、
負けた時点で、「やっぱり3番店だからね。来た俺がバカだった。」となります。
逆に一番店で負けても、「他の人はあんなに出ている。俺にツキがなかった。」と思います。
一番店のイベントの釘が渋く、ほとんどの人が負けたと仮定した場合でも、
上のような認識が大勢を占める為、急激にイベント稼動は落ちません。
要は、イベントの出玉は、「短期的な態度変容動機」にはなるが、
「長期的な態度変容動機」にはならないということになります。
ここに3番店のイベントの行ない方の大事なポイントがあります。(後述)
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以前書いたように、
「イベント機種への店内移動は、信頼度が残っている証拠」とは言え、
釘を大胆に開けてしまったイベント機種の、全体における稼動比率が極端に高まってしまった場合、
自店が収益を上げることは出来ません。
したがって、当然全体的に客側が期待出来ない調整になるわけです。
その調整を誤魔化す為に、パチンコ業界特有のキャッチフレーズを使って更に煽ります。
これが3番店におけるガセイベントのメカニズムですね。
その結果、3番店のイベントが無力化し、客は一番店に流れます。
一番店は「労せずして集客出来る。」のです。
一番店が労せずして集客できるとどうなるのか。
収益が上がるため、「新台最速、地域最大設置」のポジショニングをより強固なものに出来ます。
そして、「一番店の新台攻勢に勝てるわけがない。」と諦めるしかなくなります。
しかし、その新台を一番店がそれ程買えるのは、そもそも3番店の施策ミスによる部分が大きく、
要は、「一番店繁栄の陰のアシスト」を行なってきたのは、他でもない3番店だったりするのです。
それに気付き、アシストをやめるだけで、
一番店を離れ、自店に来店する客層は多く存在します。
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さて、冒頭で「イベントは初日がすべて」だと書きました。
この部分を少し説明していきたいと思います。
今まで3番店の主なイベント準備は、
①イベントを計画する
②イベント名を考える
③POP、その他準備物を作成する
④告知を行なう
⑤開始
このような順序ではなかったでしょうか。
しかし「イベントは初日がすべて」だとすると、①~④までがすべてを決定付けることに
なります。
次回は、この問題について書いて行きたいと思います。
今回も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。